きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

銭を投げるのが必殺技の銭形平次、でも寛永通宝ってけっこう軽くて投げても威力がなかった?

2020-05-03 14:11:23 | 歴史
以前に仕事をしていた文化財整理のお仕事で、当時指導してくれてた職員さんと作業中に会話することがあったんですよ。

今回はその中の一つのお話です。

文化財の発掘及び管理のお仕事といっても、色々な工程があります。

一般的にはこっちをイメージするとは思いますが・・・。



私がやってたお仕事はこちら。



発掘した文化財を整理して展示や教材などに利用できるようにすることがメインの業務でした。

短期のアルバイトとしてやってたんですけどね、扱うものは土器や鉄器、陶器などの破片から古銭など出土品を整理していくのです。

で、その整理していた時のこと。

ふと、古銭などの整理になりまして、手袋しながらなんですが触ったりして整理していた時にふと気づいたんです。

『昔の銭って、思ってたよりも薄くて軽いんですね』と。

これに指導役の職員さん『そうそう、意外に薄くて軽いでしょ』と。



触れた感じとしては1円硬貨のような感じ。

考えてみれば、小判などとは異なり、普段の小銭で使う通貨が重かったら持ち運びなども手間です。

ここであれ?と。

『じゃあ銭形平次の投げ銭ってこれじゃできませんよね』ということに気づいたのです。



元々、投げ銭してちゃお金がもったいないとは子供の頃から疑問だったんですけど、こうして古銭を触ったら、改めて気付いたこと。

職員も『こんなに軽くては投げて当たったとしてもケガひとつ負わせられないよ。小石でも投げたほうがよほど効果がある』とのお言葉。

ですよねぇ、でもそれだと銭形平次ではなく石投平次になってしまいます(笑)

戦国時代の戦いの一つに小石などを投げる行為などがあるそうですが、もし投げるならまさに小石のほうがよほど経済的かつ効率の良い捕り物です。

ただ、それじゃ小説などでは演出上盛り上がりに欠けます。

演出上、投げ銭を平次にさせるということになったのでは?というのが我々の導き出した答えでした。

こういうのって、実物を観察したりしてイメージしないとなかなかわからないことです。

いや、大変いいことを学ばせていただきました。

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