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結婚制度を規制緩和して自由恋愛市場を拡大せよ

2010-08-23 11:59:00 | 社会
さきほどのエントリの続き。

結婚と恋愛のレート (Chikirinの日記)
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100822

これは非常に、その通りなのだけれども。
私が思うに、このChikirinのエントリになんとも言えない煮え切らない感が漂っているのは、
「結婚」を脱構築できていないからなのだな。

Chikirinが問題提起している「結婚と恋愛のレート」って「結婚」と関係ないんだよ。
結局は。
「結婚」だって一過性のものでしかないから、
その恋愛が「結婚」に至るかどうかの部分について分析することにはとても意味があるのだけど、
(少子化とかいろいろ叫ばれているからね)
「結婚」に着目すると本質的な問題意識を失ってしまう。

「結婚」したからといって人間の何かが変るわけではないよね。
生活が変るし、法的や社会的な責任が増すことによって、考え方は変るかもしれない。
けれど、人間そのものに何らかの影響力を行使し得ないわけ。

よく「あいつは結婚して変った。」などというけれど、
それは単に、法的、社会的、そして文化的に「結婚して変ること」を要請されるからであって、
人間そのものが変るからではないよね。

「変らなければならない。」もしくは「仕方がないから変る。」ということがあるためで、
例えば「結婚」が遺伝的に影響を及ぼすなんて聞いたことないよね。
「結婚」って人間が作った制度だから当り前なんだけどね。


で、私が何を言いたいかっていうと、次の問題提起なのだよね。
(これは以前からの私の主張の繰り返しなのだけど)


お姫様になった女性達は「妥協する必要はない。私らしさを諦める必要はないんだ!」と理解する。ドラマに後押しされた女性達は、男性がついてこれなくなっても諦めなくなった。

著者はこれを「女性が恋愛のレートを上げた」と呼び、このため男性は「ゲームに参加できなくなった」と言います。すばらしい洞察と言葉のセンスだよね。


というわけで、経済力のない男性は恋愛市場から閉め出されてしまった。また、「なんでここまで女性に尽くす必要があるのか」と疑問に感じた男性は勝負から降りた。

そして現実の女性についていけなくなった男性は、AVやヘアヌード、二次元に逃げた。堀井氏の分析によると、この頃からAVにめちゃめちゃかわいい子が登場して本番をするようになった。信じられなかった、こんなかわいい子がカメラの前で本番をしているなんて!・・・とのこと。

かくして圧倒的な勝ち組の男女以外は結婚できなくなり、そうでない女性はトレンディドラマの世界に、そうでない男性はヴァーチャルの世界に逃げ込んだ。


そもそも「結婚」というワーディングにこだわるから、上記の問題が出てくるわけだよね。
(問題かどうかわからないけれど)
そうではなくて、「結婚」にこだわらない自由恋愛市場を拡大しようよってことです。

「結婚」制度を失くして、民間に委ねるとかね。
そもそも国家が「結婚」制度を奨励する理由ってどこにあるのかねと。
「結婚」なんてものが公的なものだから、話がおかしくなるのです。
そうではなくて、「結婚」なんか自由にしちゃえばいいのさ。
結婚したい人は、町の教会や神社、祭事場でやればいいじゃないか。

税制や手当てなんて、いくらでも他のやり方あるはずだしね。
子供そのものに手当てすればいいわけだし。

で、こういうこと言うと、必ず出される反論に、
「そんなことしたら、子供を産んでも顧みもしない、無責任な親が増える。」と言われるわけです。
実は、これがさ、日本の少子化の最大の要因であると私は想う。

私なんかはそういう意見を聞くたびに首を傾げたくなる。
「少子化に悩んでるなら、それでもいいじゃないか。子供が欲しいんでしょ?」
「じゃぁ欲しいのは、子供の面倒をしっかり見る親とパッケージになった子供なの?」
「だったらさ、親を保護しないとだよね」
「でも結局さ、子供をしっかり見れる人しか親になれないのだったら、少子化止まらないよね」
「だって面倒見れる人間の数って限られているじゃない。」
「けど、今も昔も大家族って子供の面倒よく見てるっけ?見てないよね」
「つまるところさ、結婚にこだわるのもさ、面倒を起こしたくない、リスク回避したいっていう話なんだよね。」
「子供を育てるなんてリスクの塊みたいなもんだからさ、やっぱりリスクにこだわっちゃ結婚なんかできるかね。」

・・・。

見えてきたでしょ。
少子化の原因が。
結婚や少子化に留まる話じゃないよね。

続きはまた今度。
そんじゃーね。


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