進化する魂

フリートーク
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「数(量)」と「率」は使い分けよう

2010-03-09 11:42:08 | 社会
就職氷河期 サイコー!(Chikirin)
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/comment?date=20100309

↑内容には同意するが、ちょっと違う視点を。

まず、新卒採用率は減っているが、新卒採用数がそれほど減っているわけではない。
「数」はさほど変わっていないが、受ける大学生が増えているもんだから「率」は下がる。
だから採用「率」を使って時系列的なトレンドを説明するのはミス・リーディングになりやすい。

また、学生の質が落ちたというが、これも基本的に間違い。
少子化で子供の「数」が減っているのだから、優秀層の「率」は変わらなくても「数」は減る。
前にも述べたが「最近の若者は~」議論は5000年前から繰り返されている大人の嘘。
いかに社会が情報化しても世代間学習の難しさが見て取れる。

(これは違う話題だが)
「インド工科大学に入れるのは東大工学部に入れるうちのの10人に1人。」って、人口が10倍なんだから当り前。
インド人が日本人より優秀なわけではない。
これは「数」ばかりに着目して「率」を忘れているからこうなる。

インド式教育法が話題らしい。
2桁の掛け算を暗記するか計算に強い?
(そればかりじゃないけど、そこばかりクローズアップされるから)
馬鹿もほどほどにしろといいたい。
たぶん、こんな教育法を話題にするのは計算の出来ない連中の親なのだろう。

日本には最強の暗算技術「そろばん」があるだろう。
これで4桁5桁の掛け算も割り算も余裕。
(子供の頃、先生にそろばんで頭叩かれながら覚えたものだ・・今じゃ有り得ないな)
私が高校生だった時、仲の良かった友人は、暗算のかなり高い段を持っていて、高等式を一瞬で解いてしまう荒業を見せていた。
私が答えを求めて数通りの方法で計算している時に、彼は圧倒的なスピードで総当り計算をして一瞬で問題を解いてしまうのである。
(そんな彼が人間的に私より優れていたかというと、単に数学が他の人よりできるだけのただの人だった)
だが、そんな彼も、安いPCにも勝てない。
この時代、暗算能力がそれほど重要とも思えない。
論理的思考能力としての数学力はいくらでも役に立つが。

って話になる。


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2 コメント

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そろばん! (insight_1975)
2010-03-09 21:11:50
そろばん!たしかに!(笑)

応用力も違いますね

義務教育でそろばん教えますか
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補完性 (advanced_future)
2010-03-10 11:20:31
>insight_1975さん
コメントありがとうございます。

人に超人的能力を求めるのは、人の性のような気もしますが、私としては、生産性を上げるためのツールというのは世の中に結構あるものですので、そういったものを使うことも視野にいれるべきであると思います。

わかりやすくいうと、100メートルを9秒台で走れることは素晴らしいが、自転車、バイク、車といったツールを使えば、我々は100メートルを全力疾走する必要がありません。

一部には、近代批判もあるかと思いますが、私個人としては、ツールの補完性を加味した教育が行われるべきと考えております。
そうなれば、当然、教育は時代とともに変化していくものと考えます。
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