BLOGOSの見出しにバンっとAKB48の写真が載っていたので読んでみました。
実は、これまで紹介でもされない限り他のAKBブログを読む機会がなかったので、他にどんなブロガー(考え方をしている人)がいるのかを全く知りませんでした。
新鮮です。
皆様、おススメのAKBブログがあったら教えてくださいっ!
AKB48とGoogleは一緒にどこにいこうとしているのか(フューチャーインサイト)
http://d.hatena.ne.jp/gamella/20120124/1327357536
内容はついて不満を述べるつもりは全くありません。
ただ、個人的には部分的にちと物足りないので、次の部分を補足したいと思います。
Googleが今是が非でもソーシャルメディアに取り組み必要があるかは以下のエントリーでまとめましたが、簡単に言うとFacebookにより拡大したインターネットの領域がGoogleにとって検索不可能であるため、すでに現在Googleの検索は全くインターネットの総和を検索したものでなくなっているからです。
インターネットの構造は、自然界のべき乗法則の支配を受けた「スケールフリーネットワーク」であると言われています。
人脈、感染症の感染経路、食物連鎖、遺伝子の染色体、etc...
それが「世界の仕組み」であり、この仕組みを読み解くにはネットワーク理論が有用であるとするのが、ネットワーク理論の不逐の名作『新ネットワーク思考』(アルバート=ラズロ・バラバシ 著)ですね。
( 参考:複雑ネットワーク(Wikipedia) )
↓スケールフリーネットワークの構造はこんな形です。
そして、この世界には様々なネットワークがありますが、このネットワークには「方向」のあるものと、ないものがあるのです。
社会ネットワークや、たんぱく質相互作用ネットワークには方向がありませんが、Webや食物連鎖のネットワークなどには方向があるのです。
この「方向」はネットワークの構造に影響を与えます。
Webのリンク構造を分析すると、↓次のような情報の4大陸に分類されることがわかったのです。
・中央大陸
全Webの1/4を占め,ポータルサイト等の大きなWebサイトがここを占めています。
中央大陸内では双方向で移動できます。
・IN大陸
中央大陸へ辿り付けるが、一度IN大陸から出ると再びにはIN大陸には入れなくなります。
・OUT大陸
企業のウェブサイトのように、そこに入るのは簡単だが一度入ると出られません。
中央大陸から辿り付けるが、一度OUT大陸に入ると、OUT大陸からは出られなくなります。
・半島,島
相互リンクし合う孤立したグループでできています。
中央大陸からこの大陸に入ったりするこができません。
・トンネル
IN大陸からOUT大陸に繋がっており、中央大陸は経由しません。
Googleの探索ロボットも、IN大陸や島にはたどり着けないので、広大なネットの世界でアクセスできるのは、基本的に中央大陸とOUT大陸の情報だけなのです。
◆◆◆◆◆◆
さて、ここまでが「まえおき」です。
ようやく本題です。
よく「Google vs. SNS」 の文脈で語られるのは、小飼弾氏が言うように、↓こういうことでしょう。
「世界で一番適切なデータ」を教えてくれることにすら、我々は満足できなかったのだ。我々がさらに知りたかったのは、「わたしにとって一番適切なデータ」だったのだ。Googleは「一番近くのピザ屋」がどこにあるのか教えてくれても、「今晩の夕食は何にすべきか」は教えてくれなかったのだから。
それに答えてくれたのが、SNSだった。いや正確にはそこにいる「わたしの友人」だった。世界一賢いわけでもなく、ましてや世界一清廉潔白ではない、しかし認証なしで世界中に公開されるWebページに載せられないあなたのことも、思わず腹を割って話してしまう、あなたの友人。
私はもうちょっとこの話を進めることが可能なのではないかと考えています。
「友人」が「今晩の晩御飯を何にすべきか」を教えてくれるのかもしれませんが、しかし、友人は「私が今晩何を食べるか」まで決めることはできません。
あくまで決めるのは「私」であって友人ではないのです。
それに、「今晩の晩御飯を何にすべきか」を教えてくれるものは「友人」でなければならないわけでもありません。
Twitterでフォローしたら友人ですか?
Google+でサークルにいれたら友人ですか?
FBでは?
ググタスで、前田敦子さんが「○○の△△が美味しい!」と投稿して、それを見たあなたが晩御飯に「○○の△△」を食べることに決定した時、あなたと前田敦子さんは友人ですか?
友人なのかもしれません、でも私はそれを友人と呼んでよいのかわかりません。
好きな人が好きな曲、あなたも好きになったりしませんか?
話したこともない一方的な片思いかもしれませんけれど。
本を買うのに有名ブロガーの書評を参考にしませんか?
コメントしたこともないかもしれません。
教えてくれるのが「友人」である必要はありません。
これは単に情報への「信認」と「推薦」の話です。
検索において「信認」と「推薦」が重要な要素であることは言うまでもありません。
私は、「信認」のために「双方向性」と「相互フィードバック」がキーになると思っています。
一部の宗教のように無差別に信認することもあるかもしれませんが、基本的には人が何かの情報を信認するためには、フィードバックする仕組み、フィードバックされる仕組みが必要だと思います。
確かめられるからですね。
でも、Webには方向がありますよね。
相互フィードバックがかからないのです。
ここにWeb検索の限界があるということです。
話を少し戻すと、ネットワーク理論的に考えた場合、SNSは4大陸でいうところの「島」ではなく「中央大陸」だということです。
GoogleがFBを嫌うのは、FBの世界が「島」になっているからではなく、「中央大陸」の中に「中央大陸」を作ってしまうからです。
おい!歩行者天国のど真ん中に家建てるんじゃないよっ!
ということです。
そんなところに家建てられたら先が見えないし、歩きにくいし、邪魔で仕方がない状態になってしまいます。
だから、Google+の狙いは、歩行者天国の見通しを明るくすることです。
そこは人が行き交う場所だから。
Google+があらゆるコミュニケーションに手を伸ばして、ソーシャルOSになろうとするのは、コミュニケーションが行き交う場所の見通しを明るくしたいからです。
中央大陸を大きくするとともに、その相互接続性を高めて、目的の情報に辿り付きやすくしたいのです。
話がわかりにくいですかね。
それは腹が減っているせいです(笑)
空腹と眠気が同時に襲ってきて集中力がゼロに近いです。
もうちょっとわかりやすく説明します。
SNSになったからって新しい情報は増えますか?
情報は増えるでしょう。
でもその情報が有用ですか?
有用な場合もあるでしょう。
でも、ほとんどの情報は外の人間には無駄な情報ですね。
誰々が何をしたか、どこにいるか、それがそんなに有用な情報でしょうか。
前に何回か述べたことなのですが、
知性の外部化によって、文脈すら外部にあるものを共有する時代になりました。
これがSNSでやりとりされる文脈のない言葉達の正体なのですが、これらの言葉達は、ネットワーク化されて(相互関連性(物語)が付与されて)初めて意味を持つわけです。
要は、SNS上でやりとりされる情報の一つ一つは、それほど重要でない情報だということです。
よって、Google+の目的がSNS上でやりとりされる情報ということではありません。
そうではなく、SNSの効用として生まれる信認を検索に使うというお話です。
なんかありきたりな話になってきましたね・・。
ビックデータの時代なんてよく言われますけれど、これに繋がってくるわけです。
SNSの情報の一つ一つには意味がなくて、そうではなく、膨大な統計データから傾向を抽出した行動データに意味があるわけです。
ネットワーク化された情報ですね。
だから、Google+はFBとそのまま競合するわけでもないし、FBに勝てないからといって意味がないわけではないのです。
Google+として文脈が生成できればそれでいいのです。
◆◆◆◆◆◆
で、ようやくAKB48。
そういう意味で、「AKB48 No on Google+」はものすごくGoogle+の戦略を体現するかのような、Googleが喉から手が出るくらいやりたいサービスなのです。
あたかも「やむにやまれずGoogleがAKB48と提携」みたいな誤解を生むようなことを言う人がいますが、それは完全に間違いです。
これほど実証実験として有効なモデルケースはありません。
Google側が物凄く望んでいる提携関係だということです。
Win-Winなのは言うまでもありません。
だめだ・・眠いし腹減ったし・・気力が持ちません。
ということで、このへんでリリース。
これで十分だろう・・
実は、これまで紹介でもされない限り他のAKBブログを読む機会がなかったので、他にどんなブロガー(考え方をしている人)がいるのかを全く知りませんでした。
新鮮です。
皆様、おススメのAKBブログがあったら教えてくださいっ!
AKB48とGoogleは一緒にどこにいこうとしているのか(フューチャーインサイト)
http://d.hatena.ne.jp/gamella/20120124/1327357536
内容はついて不満を述べるつもりは全くありません。
ただ、個人的には部分的にちと物足りないので、次の部分を補足したいと思います。
Googleが今是が非でもソーシャルメディアに取り組み必要があるかは以下のエントリーでまとめましたが、簡単に言うとFacebookにより拡大したインターネットの領域がGoogleにとって検索不可能であるため、すでに現在Googleの検索は全くインターネットの総和を検索したものでなくなっているからです。
インターネットの構造は、自然界のべき乗法則の支配を受けた「スケールフリーネットワーク」であると言われています。
人脈、感染症の感染経路、食物連鎖、遺伝子の染色体、etc...
それが「世界の仕組み」であり、この仕組みを読み解くにはネットワーク理論が有用であるとするのが、ネットワーク理論の不逐の名作『新ネットワーク思考』(アルバート=ラズロ・バラバシ 著)ですね。
( 参考:複雑ネットワーク(Wikipedia) )
↓スケールフリーネットワークの構造はこんな形です。
そして、この世界には様々なネットワークがありますが、このネットワークには「方向」のあるものと、ないものがあるのです。
社会ネットワークや、たんぱく質相互作用ネットワークには方向がありませんが、Webや食物連鎖のネットワークなどには方向があるのです。
この「方向」はネットワークの構造に影響を与えます。
Webのリンク構造を分析すると、↓次のような情報の4大陸に分類されることがわかったのです。
・中央大陸
全Webの1/4を占め,ポータルサイト等の大きなWebサイトがここを占めています。
中央大陸内では双方向で移動できます。
・IN大陸
中央大陸へ辿り付けるが、一度IN大陸から出ると再びにはIN大陸には入れなくなります。
・OUT大陸
企業のウェブサイトのように、そこに入るのは簡単だが一度入ると出られません。
中央大陸から辿り付けるが、一度OUT大陸に入ると、OUT大陸からは出られなくなります。
・半島,島
相互リンクし合う孤立したグループでできています。
中央大陸からこの大陸に入ったりするこができません。
・トンネル
IN大陸からOUT大陸に繋がっており、中央大陸は経由しません。
Googleの探索ロボットも、IN大陸や島にはたどり着けないので、広大なネットの世界でアクセスできるのは、基本的に中央大陸とOUT大陸の情報だけなのです。
◆◆◆◆◆◆
さて、ここまでが「まえおき」です。
ようやく本題です。
よく「Google vs. SNS」 の文脈で語られるのは、小飼弾氏が言うように、↓こういうことでしょう。
「世界で一番適切なデータ」を教えてくれることにすら、我々は満足できなかったのだ。我々がさらに知りたかったのは、「わたしにとって一番適切なデータ」だったのだ。Googleは「一番近くのピザ屋」がどこにあるのか教えてくれても、「今晩の夕食は何にすべきか」は教えてくれなかったのだから。
それに答えてくれたのが、SNSだった。いや正確にはそこにいる「わたしの友人」だった。世界一賢いわけでもなく、ましてや世界一清廉潔白ではない、しかし認証なしで世界中に公開されるWebページに載せられないあなたのことも、思わず腹を割って話してしまう、あなたの友人。
私はもうちょっとこの話を進めることが可能なのではないかと考えています。
「友人」が「今晩の晩御飯を何にすべきか」を教えてくれるのかもしれませんが、しかし、友人は「私が今晩何を食べるか」まで決めることはできません。
あくまで決めるのは「私」であって友人ではないのです。
それに、「今晩の晩御飯を何にすべきか」を教えてくれるものは「友人」でなければならないわけでもありません。
Twitterでフォローしたら友人ですか?
Google+でサークルにいれたら友人ですか?
FBでは?
ググタスで、前田敦子さんが「○○の△△が美味しい!」と投稿して、それを見たあなたが晩御飯に「○○の△△」を食べることに決定した時、あなたと前田敦子さんは友人ですか?
友人なのかもしれません、でも私はそれを友人と呼んでよいのかわかりません。
好きな人が好きな曲、あなたも好きになったりしませんか?
話したこともない一方的な片思いかもしれませんけれど。
本を買うのに有名ブロガーの書評を参考にしませんか?
コメントしたこともないかもしれません。
教えてくれるのが「友人」である必要はありません。
これは単に情報への「信認」と「推薦」の話です。
検索において「信認」と「推薦」が重要な要素であることは言うまでもありません。
私は、「信認」のために「双方向性」と「相互フィードバック」がキーになると思っています。
一部の宗教のように無差別に信認することもあるかもしれませんが、基本的には人が何かの情報を信認するためには、フィードバックする仕組み、フィードバックされる仕組みが必要だと思います。
確かめられるからですね。
でも、Webには方向がありますよね。
相互フィードバックがかからないのです。
ここにWeb検索の限界があるということです。
話を少し戻すと、ネットワーク理論的に考えた場合、SNSは4大陸でいうところの「島」ではなく「中央大陸」だということです。
GoogleがFBを嫌うのは、FBの世界が「島」になっているからではなく、「中央大陸」の中に「中央大陸」を作ってしまうからです。
おい!歩行者天国のど真ん中に家建てるんじゃないよっ!
ということです。
そんなところに家建てられたら先が見えないし、歩きにくいし、邪魔で仕方がない状態になってしまいます。
だから、Google+の狙いは、歩行者天国の見通しを明るくすることです。
そこは人が行き交う場所だから。
Google+があらゆるコミュニケーションに手を伸ばして、ソーシャルOSになろうとするのは、コミュニケーションが行き交う場所の見通しを明るくしたいからです。
中央大陸を大きくするとともに、その相互接続性を高めて、目的の情報に辿り付きやすくしたいのです。
話がわかりにくいですかね。
それは腹が減っているせいです(笑)
空腹と眠気が同時に襲ってきて集中力がゼロに近いです。
もうちょっとわかりやすく説明します。
SNSになったからって新しい情報は増えますか?
情報は増えるでしょう。
でもその情報が有用ですか?
有用な場合もあるでしょう。
でも、ほとんどの情報は外の人間には無駄な情報ですね。
誰々が何をしたか、どこにいるか、それがそんなに有用な情報でしょうか。
前に何回か述べたことなのですが、
知性の外部化によって、文脈すら外部にあるものを共有する時代になりました。
これがSNSでやりとりされる文脈のない言葉達の正体なのですが、これらの言葉達は、ネットワーク化されて(相互関連性(物語)が付与されて)初めて意味を持つわけです。
要は、SNS上でやりとりされる情報の一つ一つは、それほど重要でない情報だということです。
よって、Google+の目的がSNS上でやりとりされる情報ということではありません。
そうではなく、SNSの効用として生まれる信認を検索に使うというお話です。
なんかありきたりな話になってきましたね・・。
ビックデータの時代なんてよく言われますけれど、これに繋がってくるわけです。
SNSの情報の一つ一つには意味がなくて、そうではなく、膨大な統計データから傾向を抽出した行動データに意味があるわけです。
ネットワーク化された情報ですね。
だから、Google+はFBとそのまま競合するわけでもないし、FBに勝てないからといって意味がないわけではないのです。
Google+として文脈が生成できればそれでいいのです。
◆◆◆◆◆◆
で、ようやくAKB48。
そういう意味で、「AKB48 No on Google+」はものすごくGoogle+の戦略を体現するかのような、Googleが喉から手が出るくらいやりたいサービスなのです。
あたかも「やむにやまれずGoogleがAKB48と提携」みたいな誤解を生むようなことを言う人がいますが、それは完全に間違いです。
これほど実証実験として有効なモデルケースはありません。
Google側が物凄く望んでいる提携関係だということです。
Win-Winなのは言うまでもありません。
だめだ・・眠いし腹減ったし・・気力が持ちません。
ということで、このへんでリリース。
これで十分だろう・・
いつもコメントありがとうございました。
>現実を直視したり、行動を起こすのが
>前から苦手です。。。
それは、「やるべきこと」が見えちゃうからかもしれませんね。
完璧主義者というのもそこから来るのでしょうね。
わかっちゃう。
一度わかってしまうとやらざるを得ない。
そんな状況から逃げたいのかなとちょっと思いました。
目指したいところが高いのでしょう。きっと。
妄想です(笑)
AKB48ブログ、今推しさんのブログからあたってみます!
ありがとうございます。
※
ふと思ったのですが、今推しさんのHNは、
「今は○○推し」→「今推し」
でしたが、「今推し」だけ見ると、「今を推している」と読めますよね。
やっぱりロマンチストですね。
>今推し=ロマンチスト
はい。そうだと思います(笑)。
全然失礼じゃありませんよ!!
現実を直視したり、行動を起こすのが
前から苦手です。。。
あと、関係あるのかわかりませんが、
リアルな僕は、完璧主義者っぽく見えるらしいです。
自分では、理性的と感情的の両立した人間だと
思い込んでいますが(笑)。
adさんが他サイトへのリンクを貼ってましたよね?
僕もアップしてないだけで、下書きとして保存してる記事が
沢山あるので、うちのブログに来てもらえれば、と思います(宣伝してすみません)。
記事の内容、長く続いているか、頻繁に更新しているか、など、
結構バイアスかけてるんで、数はあんまりないんですけどね。