今日は朝の通勤電車がガラガラだった。
駅までの道も、今から帰省するであろう人たち以外とほとんど合わなかった。
まだ元旦の方が人を見るという感じだ。
毎日こんな感じで電車が空いていれば気持ちも楽なのだが。
年末のこの閑散とした雰囲気の中で気が緩んでしまったのか
過労だと思うのだが今週になってから体調が悪い。
いつも気が張ってる時は元気なのだが気が緩むとどっとくる。
年末年始の間に回復するのかが心配だ。
さて、最近ちょっと気になった話題で、
日本のサービス業の労働生産性が低いというお話について。
サービス過剰との批判もあるが、これは一面的な意見だと思う。
同じ料金でサービスに違いがあるというのであれば、
裏で企業がサービスコストを負担しているということなのである。
サービス料があらかじめ料金に織り込まれているのであって、
客観的にサービス競争を見れば、
企業側からすれば差異化戦略なのであるが、
第3者的観点から見れば、これは価格競争なのである。
どれだけ裏でサービスコストを負担したかということなのであるから、価格競争なのである。
では、何ゆえ日本の企業がこのサービス競争に乗り出すのかといえば、
大きく2つ理由があると思われる。
1つは、文化的背景である。
日本人はより良いサービスを選好する傾向があるというもの。
この話はよく聞く話なので、ここでは説明しない。
もう1つは、市場の飽和である。
当Blogでも以前触れたことのある話なのだが、
人間は物欲的な部分が満たされると、次はサービスに目がいく。
経済的にある程度発展した国家では、サービス業の占める割合が大きくなるのだ。
企業戦略的な観点では、
一般的に既製商品で差異化が難しくなると、高付加価値路線を取るようになる。
より良いサービスを提供する方向に舵が切られるわけだ。
しかし、経済成長が停滞してくると、
商品の価格を上げることができなくなってくる。
顧客の財布の中身は豊かにならないからだ。
つまり、パイの取り合いになる。
市場が大きくならない場合に、何が起きるか。
それは客の奪い合いである。
だが、価格の上限はある程度決まってくる。
そうすると、お値ごろ感が重要になる。
「この価格で○○が!」というあれだ。
価格競争には幾つかの側面があって、
1つは単純に値が下がること。
他には、値を据え置いたままサービス品質が向上すること。
どちらにせよ企業が負担するという意味において、本質的には同じ価格競争である。
それで、今の日本を見てみよう。
過剰品質にしろ、サービス残業にしろ、みんな価格競争なのだと思えてこないだろうか。
結局、日本という国がドメスティックな内向き指向である限り、これは続く。
さらにいえば、今後日本市場は収縮していくであろうから、余計この傾向はひどくなる。
この問題について、通常2通りの考え方がある。
1つは市場拡大を目指す。
もう1つは、価格競争に歯止めをかける。
これまでは後者のお話が多かったわけだが、
今後前者の議論が活発になっていくだろう。
また、最大の問題は、海外に価格競争力を持ったグローバルカンパニーが出現してきていることだ。
国を閉ざせば、生産性は頭打ち。
国を開けば、価格競争力に勝る海外勢が攻め入ってくる。
低成長時代の経済に変革するか、
打って出て活路を見出す経済に変革するか、
舵取りの難しい問題であることには変わりない。
駅までの道も、今から帰省するであろう人たち以外とほとんど合わなかった。
まだ元旦の方が人を見るという感じだ。
毎日こんな感じで電車が空いていれば気持ちも楽なのだが。
年末のこの閑散とした雰囲気の中で気が緩んでしまったのか
過労だと思うのだが今週になってから体調が悪い。
いつも気が張ってる時は元気なのだが気が緩むとどっとくる。
年末年始の間に回復するのかが心配だ。
さて、最近ちょっと気になった話題で、
日本のサービス業の労働生産性が低いというお話について。
サービス過剰との批判もあるが、これは一面的な意見だと思う。
同じ料金でサービスに違いがあるというのであれば、
裏で企業がサービスコストを負担しているということなのである。
サービス料があらかじめ料金に織り込まれているのであって、
客観的にサービス競争を見れば、
企業側からすれば差異化戦略なのであるが、
第3者的観点から見れば、これは価格競争なのである。
どれだけ裏でサービスコストを負担したかということなのであるから、価格競争なのである。
では、何ゆえ日本の企業がこのサービス競争に乗り出すのかといえば、
大きく2つ理由があると思われる。
1つは、文化的背景である。
日本人はより良いサービスを選好する傾向があるというもの。
この話はよく聞く話なので、ここでは説明しない。
もう1つは、市場の飽和である。
当Blogでも以前触れたことのある話なのだが、
人間は物欲的な部分が満たされると、次はサービスに目がいく。
経済的にある程度発展した国家では、サービス業の占める割合が大きくなるのだ。
企業戦略的な観点では、
一般的に既製商品で差異化が難しくなると、高付加価値路線を取るようになる。
より良いサービスを提供する方向に舵が切られるわけだ。
しかし、経済成長が停滞してくると、
商品の価格を上げることができなくなってくる。
顧客の財布の中身は豊かにならないからだ。
つまり、パイの取り合いになる。
市場が大きくならない場合に、何が起きるか。
それは客の奪い合いである。
だが、価格の上限はある程度決まってくる。
そうすると、お値ごろ感が重要になる。
「この価格で○○が!」というあれだ。
価格競争には幾つかの側面があって、
1つは単純に値が下がること。
他には、値を据え置いたままサービス品質が向上すること。
どちらにせよ企業が負担するという意味において、本質的には同じ価格競争である。
それで、今の日本を見てみよう。
過剰品質にしろ、サービス残業にしろ、みんな価格競争なのだと思えてこないだろうか。
結局、日本という国がドメスティックな内向き指向である限り、これは続く。
さらにいえば、今後日本市場は収縮していくであろうから、余計この傾向はひどくなる。
この問題について、通常2通りの考え方がある。
1つは市場拡大を目指す。
もう1つは、価格競争に歯止めをかける。
これまでは後者のお話が多かったわけだが、
今後前者の議論が活発になっていくだろう。
また、最大の問題は、海外に価格競争力を持ったグローバルカンパニーが出現してきていることだ。
国を閉ざせば、生産性は頭打ち。
国を開けば、価格競争力に勝る海外勢が攻め入ってくる。
低成長時代の経済に変革するか、
打って出て活路を見出す経済に変革するか、
舵取りの難しい問題であることには変わりない。
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