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ライラック号。(番外編vol.830)

2015年05月30日 11時18分36秒 | Weblog
昭和の40年代から60年代前半頃まで、

静岡の浜松市では小さなオートバイメーカーがたくさん存在していました。

その中でもホンダを脅かす存在になるほど力を持ったメーカーに

「丸正自動車製造」ってのがあって、ここで生産されてたバイクが「ライラック号」です。

「丸正自動車製造」の社長は元本田宗一郎さんが経営していたアート商会の社員。

「ライラック号」と言っても車種は豊富でたくさんのラインナップを誇っていたようです。

もちろんボク自身、その時代のことはよく知りませんが、

浜松市にあった繊維メーカーや自動車部品メーカーが不況の改善をはかるために、

新しいジャンルを求めこのオートバイ産業に介入して始まったようです。

「ライラック号」の特徴としてはシャフトドライブを採用していたこと、

V型2気筒エンジンを搭載していたこと。

基本的には高級バイクが主流でしたが、

中には「ベビー・ライラック」という手軽なバイクも販売していたようです。

また、伝説ともなっているのが国内初の公式レース「第1回浅間火山レース」で優勝したこと。

優勝車両は「ライラックSYZ」という250ccの単気筒OHVを搭載したバイクで、

すでに頭角を現していたホンダやスズキ、ヤマハを破っての優勝でした。

しかし、この現象は長くは続かず60年代にはほとんどの小さなメーカーは倒産に追い込まれ、

大手のみが生き残るカタチとなります。

その中でも最後まで頑張っていた「丸正自動車製造」でしたが1966年に最後のモデル、

「ライラックR92マルショー・マグナム・エレクトラ」を発売して翌年1967年に倒産します。

今では一部の愛好家によってごく少数の「ライラック号」が存在するのみ。

海外のビンテージバイクとは違う国産での希少価値の高いバイクとなっています。

まず、普通に見かけることはありませんが、

高度成長期にあった当時の日本を物語る産業だったようですね!(笑)









ハーレー・ロングチョッパー。(番外編vol.829)

2015年05月29日 08時22分42秒 | Weblog
どう考えても日本の道路事情に合わないハーレーでたまに見る「ロングチョッパー」。

60年代から70年代にかけてアメリカで流行ったスタイルです。

実際乗ったことはありませんが、乗るまでもなく乗りにくそうです。(笑)

カッコ良いか悪いかは趣味のものなので何とも言えませんが、

とにかく細い路地に入ると、足でこぎながら進まないと無理な感じだし、

そもそもコーナーの旋回性が悪いのはあきらか。

それでも、この手の「ロングチョッパー」にカスタムする人はいるんですね。

今でも…。(笑)

ハーレー乗りも流行りの主流は「ボバー」とか「クルザー」にありますが、

映画「イージーライダー」のキャプテンアメリカに習った「ロングチョッパー」は

多少滑稽なものにも見えてしまいます。

個人的な意見になってしまいますが、

バイクはやはりコーナーを気持ちよく駆け抜けれる方が良いです。

ハーレーなどのようなアメリカンはノーマルすらコーナリング性能は悪いので、

「ロングチョッパー」ともなると運転する楽しさが削がれた気がしてならないです。

見た目のインパクトだけで乗ってるように思えます。

いわゆる人に見せるバイクという感じなのでしょうが、

イマイチ、「ロングチョッパー」オーナーの気持ちがわからないんですよね。

目立ってるけど、ただまっすぐ走るだけ。

つまらなくないんでしょうか?(笑)





意外に凄い!族車。(番外編vol.828)

2015年05月28日 08時20分53秒 | Weblog
先日、友達とプチツーリングに行った先で4〜5台の旧車會らしき車両を見かけました。

「あらら、お下品なバイクが並んでるわぁ」なんて思いながら

近ずいてよ〜く見ると、

「ムムムっ??」結構、お金をかけてしっかりカスタムされてるじゃありませんか!(笑)

アルミホイールは美しくアルマイト塗装されてるし、

エンジンも細部にメッキ加工が施されています。

ハンドル周りやメーター類もピカピカで、ロケットカウルも細かな装飾で彩られています。

また、意外にブレーキやチェーン周りもしっかりカスタムされており、

センスを言わなければ、そのこだわりは凄いです。

しかもベースとなってる車両を合わせると、かなり高額なバイクばかり。

ボクが見た車両はホンダ「CBX400F」、スズキ「GS400E」、カワサキ「FX400」など。

どのバイクも現在では中古市場で高値に取引されてるものばかりですし、

それを、さらにあれだけカスタムしてるとなると1台だけでもパンパな額じゃないです。

乗ってる人たちを見ると、いかにも昔ヤンチャしてましたって感じの中年オジサンですが、

バイクにかける思いは相当なものだと気付かされます。

正直、「暴走車両は残念バイク」という見方をしてましたが、

それ以来、ボクの中で違う印象を持ってしまった感じです。(笑)

今となってはワルぶって乗ってるバイカーは族車だけでなく、

ハーレー乗りにもある意味共通してる部分はあります。

日本の独自性的な伝統を素直に受け入れるなら族車はバイク文化です。

特に人に危害を加えることのない、旧車會のバイカーは、

それはそれで「1つのオートバイジャンルとして考えてもいいのかも?」

な〜んて思ったりしてるんですよね!(笑)






ホンダ・CB400 SUPER BOL D’OR。(番外編vol.827)

2015年05月27日 08時23分14秒 | Weblog
90年代から残る唯一の4気筒搭載バイクがこのホンダ「CB400 SUPER BOL D’OR」です。

「CB400 SUPER FOUR」のカウル付きで、

400ccクラスにあって大きく変わることなく売られ続けてきた1台です。

エンジンは水冷式4スト直列4気筒DOHC4バルブで、

可変バルブ制御システム「HYPER VTEC Revo」を搭載しています。

最高出力は53ps、キャブは電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)インジェクション。

最近ある他の400ccと比べ、まったくコストパフォーマンスされておらず、

今に至ってはかなり贅沢なバイクとなっています。

この「CB400 SUPER BOL D’OR」の場合、ABS付の最上級モデルともなると

新車価格が1,009,800円(税込)、なんと100万円超えです。(笑)

400ccにしてはかなり高額ですよね。

しかし、かつてあったヤマハ「XJR400」やスズキ「GSX400FSイナズマ」、

カワサキ「ZRX400」など、今も存在してれば同等の価格になってる可能性大です。

このバイクを見ると最近の中型バイク事情がよくわかります。

とにかく他の2気筒や3気筒を搭載した400ccスポーツバイクが

いかにコストを抑えて作られていることが…。(笑)

高額化すると大型バイクとほとんど変わらない価格になるため、

どのメーカーもかつての仕様だと売れないと考えられているようです。

しかし実際は今も「CB400 SUPER BOL D’OR」はそこそこ売れています。

逆にコストパフォーマンスに優れた今の「CBR400R」はほとんど売れていません。

果たして現在の中型400ccバイクのコンセプトは正解なのかどうか?

実はバイク好きで大型バイクの免許を取得してない人は多くいます。

この人たちの多くが求めるものは何か?

個人的に思うに50〜60万円あたりで購入出来る最近の400ccとは違い、

もっと高性能でパワーのある中型バイクを求めてる人が多いんじゃないかと思うんですよね。

全く元気になくなった400ccクラスのバイクを活性化するには、

低価格で買えるバイクじゃなくて大型を凌ぐバイクを求める気がします。

コストパフォーマンスに優れたバイクは250cc以下だけで良い気がするんですよね!(笑)







カワサキ・エリミネーター250V。(番外編vol.826)

2015年05月26日 08時09分43秒 | Weblog
カワサキ「エリミネーター250」自体は1987年から販売されていて、

今日紹介する「エリミネーター250V」はフルモデルチェンジというカタチで

1997年に登場します。

初代との大きな違いはエンジンで新開発のV型2気筒「VN250AE」を搭載したモデルでした。

スタイルは独特でアメリカンというより250cc版ドラッグレーサーというもの。

とにかく直線の速さが売りでした。

実際、排気ガス規制により35psというパワーでしたが、

それを感じさせないほど速いという印象です。

当時、2サイクルを除けば250ccで一番速かったんじゃないかなぁ。(笑)

最終モデルで2007年まで販売されていましたが、

排気ガス規制がさらに厳しくなったことで廃盤化されます。

とにかく長い歴史を持ったバイクだったのですが、現在市販されていないのは残念ですね。

80年代から90年代にかけて、

兄分の1.000cc、900cc、750cc、600cc、500cc、400ccモデルがあり、

シリーズ化されていまし、結構人気があったんですけどね。(笑)

「エリミネーター250V」の良さは車検がないこと、250ccとは思えないほどの速さ、

そしてハーレーの模倣的なアメリカンスタイルでないこと。

初期モデルには古さを感じるところがありますが、

この「エリミネーター250V」はデザイン的にも洗礼されています。

お約束のアメリカンカスタムとも違う独特のカスタムがカッコ良かったりもしますしね!

カワサキが考えた新しいジャンルだったドラッグレーサーは

今考えても新鮮で良いものだったと個人的には思いますね!(笑)






ヴェント・400カフェGT。(番外編vol.825)

2015年05月25日 09時19分03秒 | Weblog
PTSモーターズ(中華・台湾製)メーカーから販売されてる「ヴェント・400カフェGT」です。

コピー大国が独自性を持たせたらこんなバイクが出来ましたって感じの仕様で、

エンジンは空冷式4スト3気筒でDC - CDI&エレクトリックインジェクションを搭載。

排気量は400ccで最高出力は34ps、最高速はおよそ160kmあたりです。

フロントはなんと倒立フォークでスポークホイールとの組み合わせになっています。

タイヤサイズは前110x70-17、後140x70-17。

とてもコンパクトにまとめられており、女性でも十分に乗りこなせるあたりが特徴です。

また、見た目はカフェレーサーを意識したもので、

オーストラリアのイアン·ドライスデールさんのデザインによるものです。

そのため、シートはシングルシートを採用、一人乗りとなっています。

細かく見ると80年代から90年代の国産バイクに近い仕上がりで、

各所に贅沢なパーツが盛り込まれています。

いろいろ調べてみても国内販売されてるのかどうか?よくわかりませんが、

もし買えるなら新車購入で多分50万円以下じゃないかと思われます。

ボク自身、実物を見たことも乗ったこともありませんが、

海外の雑誌やネットを見る限り、評判は悪くないようです。

とにかくシンプルな作りになってるので、

個人的にはカスタムのベース車として考えたいですね。

バックステップに社外マフラー、社外オイルクーラーにロケットカウル。

イメージとしてはカフェレーサー仕様をさらにアップさせる方向です。

語らなければ誰も見たことにないバイクなので、

ある意味、オーナーになれば注目を浴びる1台かもしれないですね!(笑)







ノートンとカフェレーサー。(番外編vol.824)

2015年05月23日 11時07分38秒 | Weblog
1989年に創業したイギリスの名門オートバイメーカー「ノートン」ですが、

1950年代から始まった「ロッカーズ」たちが始めたカフェレーサーブームの中で、

代表的なバイクとして一躍有名度を増すこととなります。

また、トライアンフやロイヤルエンフィールド、BSAなどと比べ高価だったこともあり、

価値の高さも露呈されることになります。

AMCの傘下にもかかわらず「ノートン」のカフェレーサースタイルは

当時のレーサーバイクをお手本とされてたこともあり、

トライアンフと共にカフェレーサーカスタムの基本ともなります。

国産のヤマハ「SR」に関しても80年代にあったカフェスタイルは

完全に「マンクス・ノートン」を模倣したものでした。

50年代から60年代にかけて「ロッカーズ」に愛された「ノートン」。

オートバイに速さを求めた「ノートン」の思想がいろんな意味で物語っています。

2009年に小規模化されてた「ノートン」を英国人実業家のスチュアート・ガーナーさんが購入し、

現在では「コマンドー」シリースをリリースしています。

カフェレーサーカスタム言えば「ノートン」。

この系統は今なお残ってるんですよね!(笑)



ヤマハ・RZ250R 3HM型(番外編vol.823)

2015年05月22日 11時00分15秒 | Weblog
バイクとGPレースを融合した考えを最初に試みたバイクがヤマハ「RZ」だったりします。

すでに名車として有名な「RZ250」ですね。

その後、さらに進化を果たし1983年に「RZ250R」29L型が登場。

同じく各社どんどんレーサーレプリカという新しいカテゴリーのバイクが登場するのですが、

元祖となる「RZ250」の最終モデルとして登場したのが「RZ250R」3HM型です。

一つ前の「RZ250R」1XG型で大きくマイナーシェンジされたものを

さらにマイナーシェンジしたモデルで最大の特徴は前後17インチのホイール仕様となったことです。

登場は1988年で、この頃は他からも高性能な2スト・レプリカがたくさん登場しており、

「RZ」シリーズとしてもなんとか追従を果たす必要があったんですよね。

「RZ250R」3HM型のエンジンは先代モデルを若干の見直ししただけのものでしたが、

車体の軽量化や17インチホイールはそれまでの古い部分を一新するものでした。

ただし、ホンダ「NSR250R」などはすでに新開発されたV型2気筒になっており、

その性能は比較するのもではありませんでした。

すでに古い設計のバイクとなってしまった「RZ250R」3HM型だったのですが、

それでもエントリーモデルとしてそこそこ売れていたようです。

エンジンは水冷式2スト並列2気筒DOHCで最高出力は45ps。

タイヤサイズは前100/80-17-52H、後130/70-17-62H。

とにかく軽く取り回しが楽だったので峠より街乗りバイクとして使われることが多かったです。

ボクが初めて買ったバイクが「RZ250R」29L型なので、

その動向は常に見てたのですが、「RZ」としての魅力はすでに感じないものでしたね。

その後、後継モデルとして新設計された「R1-Z」が登場するのですが、

それまでのつなぎのようなバイクだったですね!(笑)




ジレラ・CX125。(番外編vol.822)

2015年05月21日 08時32分08秒 | Weblog
日本では超珍しいバイクのジレラ「CX125」です。

1991年よりジレラ社から販売されてたモデルですが、

当時としてはかなり近未来的なデザインをしたバイクです。

エンジンは水冷式2スト単気筒で排気量は125cc。

小型バイクですが車体は中型サイズで、両輪とも方持ちサスというのが最大の特徴になります。

タイヤサイズは前120/60/ZE17、後150/60/ZE17。

当時の新車価格で589,000円(税別)。

国内ではレッドバロンで扱われていました。

とにかく滅多に見ることのないバイクですねぇ。(笑)

ボクも当時で何度か見かけた程度です。

で、この「CX125」、作りの方はかなりしっかりしたのもで、

フレームはアルミ製、リアサスやフロントフォークなど方持ちならではの精密な作りとなっています。

また、当時ヨーロッパで流行っていた車体全体を覆い尽くすデザインはフェデリコ・マルティーニ作。

しかし残念なことに走りはイマイチという評判でした。

原付にも抜かれるという悲しさを雑誌で読んだことがあります。

これを補うためにホンダ「NSR250R」のエンジンと載せ替えたりする人が多かったようです。

世界的にもかなりレアなバイクなので中古市場でもほとんど見ることはないですね。

もし売られていたなら相場価格はおよそ40万円あたり。

程度の良いものがほとんどですが、中にはカウルがボロボロになってるものも。

25年近く前のバイクになりますので、そこは仕方ないですね。

好き嫌いはあると思いますがオーナーになれば注目されること間違いなし!

125ccですし、希少性や珍しさ優先の人にオススメです!(笑)





ドゥカティ・Streetfighter 848。(番外編vol.821)

2015年05月20日 09時10分13秒 | Weblog
スーパースポーツ系のカウルレスをネイキッドとは呼ばず「ストリートファイター」という

新しいジャンルに仕立てた中の1台がこのドゥカティ「Streetfighter 848」だったりします。

もともと、ヨーロッパ田舎町のライダー達の間で生まれたもので、

90年代後半当時、存在しなかったスーパースポーツのネイキッドモデルを、

意図的に自分たちでカウルを外しネイキッドにしたのが始まりとされています。

今ではこの「Streetfighter 848」を含め多くの「ストリートファイター」バイクが、

各メーカーから登場するようになりました。

エクストリームでも「ストリートファイター」が使われることから、

「曲芸=ストリートファイター」ってイメージもありますね。

中でもドゥカティは早くからこのジャンルに新型車を投入しており、

それが現在では「Streetfighter 848」になってるカタチです。

エンジンは水冷式4ストL型2気筒DOHC4バルブで最高出力は117ps。

排気量は849.4ccでマレリ製電子制御燃料噴射を装備しています。

タイヤサイズは前120/70 ZR17、後180/60 ZR17で、

ピレリ製ディアブロ・ロッソ・コルサと組み合わせれています。

ベースは「Superbike 899 Panigale」で残念ながらフラッグシップではありません。

しかし、このくらいの仕様が一番「ストリートファイター」系バイクにむいてるのかもしれません。

有り余るパワーを持っても仕方ない部分もありますからね。(笑)

あくまで最高速を求めるのではなく、スパルタンでカッコよく乗るのがポイントなので、

「Streetfighter 848」はいい線いってると思います。

国内での新車価格は1,609,000円(税込)。

さすがイタ車、お高いですねぇ!(笑)

なんとなくじゃ買えない価格ですが、性能が良いことは間違いないです!(笑)