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ホンダ・NSR250RR-RT(番外編vol.808)

2015年05月01日 10時05分25秒 | Weblog
80年代から90年代にかけてバイクシーンを席巻したホンダ「NSR250R」の

最終モデルがこの「NSR250RR-RT」MC28型です。

登場は1993年からでレーサーレプリカ時代の最終モデルとも言えます。

リミッターを外して吸排気・コンピューターを交換すれば、

今の600ccや1000ccスーパースポーツに負けない走りを見せるバイクです。

当時はかなり強烈なバイクだったのですが既に20年前のモデルとなってしまいました。

ボクにとっては若い時代の代表車とも言えますね。

MC21からの進化モデルであり、最大の特徴はリアの片持ちサス。

また、通常のキーとは違いカードキー(PGMメモリーカード)が使われていました。

エンジンは水冷式2ストV型2気筒DOHC4バルブで、

最高出力はノーマルで40psですが、簡単なカスタムで倍近いパワーを得れる優れたエンジンです。

実際は250ccクラスのパワー規制でメーカーが本来の性能を抑えていたんですよね。

グレードは3タイプで標準モデルの「STD」、

乾式多板クラッチや前後サスペンションに減衰力調整機構を装備した「SE」、

そしてマグテックホイールにニュー・カートリッジFフォークを装備した「SP」がありました。

2スト特有の排気ガスに関しても混合をコンピューター制御することで、

極端な白煙を吐くこともなく、かなり出来の良いバイクだったのですが、

この手のバイク需要が極端に減ってしまったことや、

新たな規制によって1999年に廃盤車となってしまいます。

今では中古市場でしか手に入れることは出来ませんが、

程度の良いものともなると新車価格を大幅に上回る金額が付いています。

20年前のバイクと考えると凄いですよね。

もしこれから「NSR250RR-RT」のオーナーになるなら、

いくつかの問題点を克服する必要があります。

まず故障に対応できること、そして日頃からしっかりメンテナンスをすること。

2ストレプリカで乗りっぱなしは絶対アウトです。(笑)

要はしっかり知識を持ち、常に様子を見ることが出来る人にのみ、

正しく長く乗ることが出来るバイクだということです。

不思議なことに今でもパーツや外品類は手に入れることが可能です。

安い維持費で、熟練された通のカッ飛び野郎に超オススメです!(笑)