Good FrIend!

気軽に集まれるみんなのブログサイト。

スズキ・RGV-Γ250(番外編vol.810)

2015年05月07日 08時26分37秒 | Weblog
「Γ」最後のモデル(VJ23A型)のスズキ「RGV-Γ250」です。

1996年から1999年まで生産されていました。

最終型はそれまでの「RGV250Γ」から「RGV-Γ250」に名称を変更、

スタイルも当時のWGPマシンに近いデザインでした。

登場した1996年の時点で既にこの手の2ストレーサーレプリカは衰退しており、

他社はもうマイナーチェンジすらしていなかった時代です。

当時「アプリリアRS250」にも使われていたエンジンは強力で、

水冷式2ストV型2気筒DOHC4バルブでパワー規制のため最高出力は40ps。

ただし「アプリリアRS250」用エンジンの輸出仕様が62psを発生させてたことを考えると、

同等もしくはそれ以上のパワーを発揮させることも可能なエンジンだったようです。

時代背景上、完全な不人気車だったため、

先代モデルの「VJ22A型」に比べ、中古市場では極端に球数が少ないモデルですが、

今あればかなりの高額な価格が付いています。

ボクはかつて1度だけこの「RGV-Γ250」に乗ったことがありますが、

第一印象は、とにかくシートが硬い。(笑)

「NSR250R」や「TZR250R」などと比べても極端に乗り心地の悪いバイクだったです。

まな板に薄い皮が貼ってあるだけって感じですね。(笑)

最初からツーリングには不向と割り切って作られたんでしょうか。?

ただ、ボクが乗ったものは吸排気を交換していたので、

とにかく速かったです。

驚くほど旋回性が良く、コーナーに関しては辛い前傾姿勢がむくわれる感じでした。

70.000回転あたりからグーンと伸びるエンジンはさすが2ストと言った感じですし、

軽いので切り替えしもラクラク。

電子制御されていたのでほとんど白煙も吐きませんでした。

良いバイクだったと思うのですが、

時代が悪かったですね。

今から乗り出せば目立つこと間違い無しですが、

他の2スト同様、メンテナンスはしっかりしないとすぐに壊れてしまう可能性が高いバイクです。