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カワサキ・ZXR250。(番外編vol.819)

2015年05月18日 08時16分20秒 | Weblog
今、爆発的人気を得てる「ニンジャ250」のご先祖様にあたるカワサキ「ZXR250」です。

1989年から発売された250ccクラスの4スト系レーサーレプリカです。

「ニンジャ250」のご先祖様と言っても内容は随分違い、かなり贅沢に作られた1台です。

エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで最高出力が45ps。

1993年の規制を受けて40psまで引き下げられますがエンジン性能はまったく変わりませんでした。

ホンダ「CBR250RR」同様に超高回転エンジンでレットゾーン開始回転数は1万9,000rpmから。

とにかくよく周るエンジンで排気量からくるトルク不足を補っていました。

フロントは250ccクラス初の倒立フォークが採用されており、

エアーを圧縮して燃焼室に送るラムエアシステムが搭載されていました。

フレームは重厚なアルミ製で、フロントブレーキはダブルディスク。

この内容を見るだけでも今の「ニンジャ250」と比べお金のかかったバイクだとわかりますね。

兄貴分に「ZXR400」がありましたが、峠では「ZXR250」の方が速かったぐらいです。

後期モデルからヘッドライトがデュアルから一体型2灯ヘッドライトに変更され、

イメージが変わります。

この時代のレーサーレプリカはとにかく派手に塗装されるものが多かったのですが、

「ZXR250」も派手なカラーリングが多かったですね。

タイヤサイズは前110/70 R17 54H、後140/60 R18 64H。

また、それまであった「GPZ250R」の後継モデルとして登場した「ZXR250」でしたが、

まるでカワサキも吹っ切れたかのような変化だったことを思い出します。

イマイチ、完成されないレプリカ系がここにきて突然、他社より過激なものになったので、

その驚きは相当なものだったです。

やっとカワサキもやる気になったのか!って思いましたね。(笑)

とにかく高い性能を誇る「ZXR250」ですが、最終モデルで2000年まで。

もう15年以上前に生産中止されています。

中古市場でそれなりに流通されていますが、程度の良いものはかなり高額化してます。

250ccクラスの4ストスポーツ系を狙ってる人にとって、

この「ZXR250」をオススメするのはなんとなく微妙ですね!(笑)