20年前まで美容師だった義母が家族全員の髪の毛無料で切ってくれるので、無駄遣いな義父はなぜお金払ってまで美容院に行くのだ派。が、青山の美容室風に頼んでもなぜか毎回坊ちゃんカットになるし、一度日本の美容師に「自分で切った?」と聞かれたぐらいだし、前からちゃんとしたとこに行きたいと。
うちの会社は毎年年末にボーナスが出るらしく、あたしは勤務年数が短いものの160ドルもらえたので、ダーリンが1回こっきりという約束で、ボーナスで日本人の美容院行っておいでと行ってくれた。ここの毛の流れがとか、勢いがとか、京都の美容師には適わないけれど、すごく軽い動きのある髪型に。
いそいそと家に帰って、友達から割引券もらったからなどと言い訳して家に入ると義母があたしの髪型を見て、「あたしが切るのとそんなに変わんないわね」とひと言。いやいやいや今回の髪型は毎回鏡見るたびにどよんと落ち込んだりする髪型じゃないよ。これから毎回どう言い訳して美容院に行けるだろう。