がまったくと言っていいほどないNZで
大きい地震があったみたいよと母からメールが来た。
映画を見終わって
電源を入れたばかりの携帯に。
急いで携帯でチェックしたニュースの中から
かろうじて見つけ出したM7.8の地震。
青い眼をした、かわいいかわいいカレシは無事だろうか。
今彼が死んだら
あたしは生きてはゆけない確信がある。
いてもたってもいられなくて
もどかしく降りた乗り換えの駅で
電車を降りた瞬間に
+64で始まる携帯番号への通話ボタンを押した。
3回コールしても応答がない。
彼は家族旅行中で
NZは今午前0時半だ。
寝てるのかもしれないけど
もう携帯は瓦礫の下になってたらどうしようという悲観が頭を過ぎる。
7回目のコールくらいで
「もしもし、今どこにいるの?」という寝ぼけたカレシの声。
泣きそうになりながら
「大きい地震があったって聞いて、大丈夫なの?」と急いで聞くと
「あ、地震あったらしいね」とのんきな声。
小さいとはいえ、NZだってそこそこの大きさはあるわけで
そんな簡単には瓦礫の下敷きにはなったりしないだろう、とそこで冷静になった。
「さっき家族と『JUON2』を見たよ」とあまりにのんびりと言うので
「どうだった?怖かったでしょ」と自分から質問しといて
答えはまったく聞こえてなかった。
地震を経験したことがないという彼らの国で
何万年に1度とか起きるよな地震があったとしたら
耐震でない家屋や、耐震ではない建物に保管されてるデータ群は
いったいどうなるんだろうと、要らぬ心配。
大きい地震があったみたいよと母からメールが来た。
映画を見終わって
電源を入れたばかりの携帯に。
急いで携帯でチェックしたニュースの中から
かろうじて見つけ出したM7.8の地震。
青い眼をした、かわいいかわいいカレシは無事だろうか。
今彼が死んだら
あたしは生きてはゆけない確信がある。
いてもたってもいられなくて
もどかしく降りた乗り換えの駅で
電車を降りた瞬間に
+64で始まる携帯番号への通話ボタンを押した。
3回コールしても応答がない。
彼は家族旅行中で
NZは今午前0時半だ。
寝てるのかもしれないけど
もう携帯は瓦礫の下になってたらどうしようという悲観が頭を過ぎる。
7回目のコールくらいで
「もしもし、今どこにいるの?」という寝ぼけたカレシの声。
泣きそうになりながら
「大きい地震があったって聞いて、大丈夫なの?」と急いで聞くと
「あ、地震あったらしいね」とのんきな声。
小さいとはいえ、NZだってそこそこの大きさはあるわけで
そんな簡単には瓦礫の下敷きにはなったりしないだろう、とそこで冷静になった。
「さっき家族と『JUON2』を見たよ」とあまりにのんびりと言うので
「どうだった?怖かったでしょ」と自分から質問しといて
答えはまったく聞こえてなかった。
地震を経験したことがないという彼らの国で
何万年に1度とか起きるよな地震があったとしたら
耐震でない家屋や、耐震ではない建物に保管されてるデータ群は
いったいどうなるんだろうと、要らぬ心配。