旅する小林亜星

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課題

2009-06-01 19:20:02 | 恋のうた
3週間前に日本に行ってしまった、
青い眼をした、かわいいかわいいカレシが

「アキ男。の親に会いに行ってほしい?」というので

未だかつてカレシを親に紹介したことのなかったあたしはでも

英語のしゃべれない両親のところにアポをとって
訪問して
会話をするというのは

彼にとって自信を得るいい経験になるだろうと思って
この奇異な会合を膳立てした次第で。

結婚の挨拶みたいになるのはいやだったので
あたしが日本に帰国する前にしてということで

昨日彼はあたしの家に遊びに行った。
あたしがいない家に。

母は昼食と夕食を準備すると言ってたけど

あたしと彼の間ではまったく日本語の会話が成立しないので
彼と両親で半日も会話がもつはずもないと思い

昼食だけ準備してもらうことにした。

会話をもたせるために
課題と称して両親に関する10問を用意した。

趣味とか、旅行とか他愛無いところで。

彼がうちに到着して1時間くらい経っただろうころに
無言状態が続いてるんじゃないかと心配になって家電に電話してみたら

なんだか超盛り上がってる途中で唖然。

母の夕食半強制なんだかんだで7時ごろまで
彼はうちにいたらしい。

「なんでかよくわからないけれど
 アキ男。のことがよりわかったよな気がするし、もっと好きになった」

となんだかよくわからないけれど
むちゃくちゃうれしくなるよなことを言われた。

母からは

「気さくな好青年、話がとてもおもしろかったです」という評価。

ひとり置いてけぼりを食った気分。

彼はいつの間にそんなに日本語をしゃべれるよになったんだろう。

あたしの英語はすごく上達したって言われるけれど
彼の日本語はあたしの下ネタ語彙集が増えただけだと思ってた。

結婚秒読みかっていう甘い匂いよりは

あたしがそうそう簡単に結婚できるわけないという、
醒めたイメージがいつも付き纏う。

そして明日、帰国する。

帰りたいよな、たくないよな。
コメント (2)
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