旅する小林亜星

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依存

2009-05-18 07:33:36 | 青春生き残りゲーム
南島旅行中6日め。
ダニーデンからクイーンズタウンに移動する今日
今何をしているかというとインターネットカフェのPCの前。

数ヶ月前から青い眼をした、
かわいいかわいいカレシとホームステイしてるドイツ人が中毒になってる、
ドイツのオンラインゲーム「The Runes of Magic」。

ゲームを始めると夜中までやってるカレシに業を煮やしていたら

アキ男。もはじめてみたら?ってことで
しぶしぶ参戦してみたら、すぐに中毒になった。

あたし、溺れ易いからいやだって言ったのに。

自分のキャラクターをスキルアップさせながら
ほかのキャラクターとミッションを遂行していくという

どこにでもありそな普通のゲームなのに

コミュニケーションスキルや
ネゴシエーションスキル、
精神的忍耐力まで必要となる彩り。

達成感を煽られるあたり、さらに依存的。

あたしとホームステイしてるドイツ人の高校生は男性のキャラクターで
カレシは女性のキャラクター。

現実の生活では得られない男性としての強さを追求したり
自分の性とは反対の性に憧れを抱いたりと

奥の深さまで感じる。

仮想世界の男性になってみて
助けてほしいときに助けてもらえなかったり

冷たくされた男性キャラクターに
自分は実世界では女性であることを匂わせてまで助けを乞うたりと

今まで女性であることの目に見えない利点を享受してきたことまで思い知らされる。

さらに最初は抵抗があった生き物を殺すというアクションさえも
何十時間も何日も続けているとだんだん抵抗がなくなってきて

これなら誰かがいつか言ってた、

「ひとを殺すことがどういう感覚なのか知りたかった」という

局面に至ったのもわからなくはないと思った。

カレシ宅には家族用のインターネットと
ホームステイしてるドイツ人の高校生が自分で契約したインターネットがある。

ホームステイしてるドイツ人の高校生は自分のPCでプレイして
カレシはゲーム用に新しいPCを購入し、ネットカフェに行き
あたしは家族用のPCを拝借して

3人でプレイすることもあった。

最高のプレイ環境にするために
ネットワークの知識やら、PCのハード面の知識やら

ゲームのためならどんなことでもしようと思わせるほどの魔力が
ゲームにはある。

今まで気づかなかったけれど
ゲーマーがネットワークに強いのはここに理由があると思った。

そして貴重な交通費と滞在費を払って南島にやってきてまで
PCの前に座ってるあたしはかなりの中毒症状だ。

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コメント
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