旅する小林亜星

小林亜星情報満載

154

2008-05-10 02:25:28 | エ(ア)ロダンサー
154時間目のエ(ア)ロは
150時間目で同い年だとわかったインストラクターが

あたしの前の職場の近くで数回行ったことがある体育館でも勤務してることを偶然知って
彼女の勤務時間にぶつかるよに突撃してみた。

いつもは青いジャージの彼女が
赤いジャージを着て驚いた顔をしてあたしを見つめるのを

心の奥底ではひそかに楽しみつつ

「なんでここにいるんですかー」と同じく驚いた振りをした、
あたし、ストーカー一歩手前。

もっともっと彼女のことが知りたくなって住んでる場所を聞いたら
あたしと同じ街の、隣の隣の隣の丁目に住んでるとのこと。

結婚してるんですか、とさりげなく聞いてみたところ独身だった。
ちょっとほっとした、いやいや、なんでほっとしてるんだろう。

あたしが両刀になったとして、チャンスはまだあるとでも思ったのか。

彼女への興味の泉はもう滾々と溢れ出して、もっと話を掘り下げたら
実は隣の中学に通ってたことがわかった。

あたしが紺色のスカーフをしてたとき
彼女は茶色のスカーフをしてた。

あたしの小学校の同級生が
彼女の中学校の同級生だなんて。

こんなにこんなに近くで生きてきたというのに

あたしと彼女が今までの人生で交わらなかったことが奇跡だとすると
今このタイミングで交わってしまったことも奇跡だと言える。

とうとう、とうとう飲みに行きましょうと誘ってしまった。

あたしの小学校の同級生に彼女のことを聞いてみたら
彼女は中学時代、剣道部だったらしい。

彼女が剣道着を身につけて凛としてるところを想像してみる。

あたしの小学校の同級生の好きだったひとと、
彼女は付き合ってたらしい。

彼女がストレートだとわかって
ちょっとがっかりした、いやいや、なんでがっかりしてるんだろう。

もっともっと近づきたくなる。
あたしは行きつくとこまで行こうとしてるのか。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする