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「フィリピン」の綴り

2005-03-06 02:13:46 | 比律賓
2005年3月5日。
長かった闘いが終わった。

始まりはたしか、去年の10月ごろだった。
相手はフィリピーノ(32)、
妻と男のこ2人が家族。

声は優しくて
日本人好みの英語をつぶやく。

メールをしても
メールをしても
メールをしても
メールをしても
メールをしても
レスポンス悪。

思い切って電話してみれば
申し訳なさそに
いつも「忙しい」という言い訳。

なんとか発注にこぎつけたものの、
今度は機器が間に合わないと報告。
工事はあっさり2ヶ月延期。

会議での進捗報告は
いつもあたしが血祭り。
余裕だったはずの機器の納期もぱんぱん。

他の部署まで巻きこんで
気がつけばやはり納期が間に合わず。

上司の攻撃に耐えられなくなって
やつあたりすると
「なぁに、代替機があるから、そんなに心配しないで」と返信。

とんとん拍子に
通話試験もなんとか期日に完了。

そして、今日。
あれだけ気を揉まされた機器が到着も
今度はそれがネックに。
待たされた上に待たされる。

まさに、その瞬間はあっけなく。

長かった闘いは終わった。
いつしか闘いは同盟に変っていた。

電話すると
あたしが名乗る前に
あたしの声を聞き分けてくれる、
同士への感謝。

そしてこころに刻まれたのは
「フィリピン」の綴りと
国番号「63」。

終わってみれば、
いっしょに仕事できてよかった、
てのが素直な感想。

ニュージーランドの次に
愛しい国、
Philippines。
コメント (4)
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