昨年の12月18日以来、久し振りの高尾山登山です。今日は暑いぐらいの天気で富士山も霞んでいました。人出は小学校の遠足で子供が多い以外はまずまずの人出でマスクをかけて密に注意しての登山です。
今日は高尾山で最後に咲くというスミレ、コミヤマスミレを見に行きました。6号路に咲いていました。
ついでにナガバノアケボノスミレがまだ咲いていないかと見に行きましたが、花殻と伸びた葉しかありませんでした。毎年見ていたので残念ですが今年は遅かった。いつもなら4月下旬でも咲いていたのですが、アケボノスミレもありませんでした。
6号路にツクバキンモンソウが咲いていました。
紅葉台南巻道のあちこちにハナイカダが咲いていました。ハナイカダ(花筏)はハナイカダ科・属の落葉低木で葉の中央に花が付くので花が筏に乗っているように見えるため名付けられた。花期は5~6月で果実は8~10月に紫黒色に熟します。雌雄別株。
ハナイカダの雄株
ハナイカダの雌花に吸蜜するアリ。ちゃんと蜜が出るのですね。
ハナイカダの雌株
オオバウマノスズクサも面白い形の花を付けています。なお、葉はジャコウアゲハの幼虫の食草で産卵時期にはジャコウアゲハの雌が乱舞します。
巻道に毎年生える小さなタチガシワが今年も花を付けました。
ついでに1号路のタチガシワも花を付けました。ここのはシャガが繁茂して毎年少なくなるようでなくなるのではと心配です。
北巻道にイカリソウが咲いていました。
変わった色のカンアオイは今年も健在で沢山の花を付けていました。
4号路のヤマウツボがまだ咲いていないかと見に行きましたが、辛うじて少し花が残っていただけでほとんど花殻でした。
メグスリノキ(目薬の木)に花が付いていました。メグスリノキはカエデ科・属の落葉高木で果実はイロハモミジよりかなり大きな翼果を付けます。
薬王院と山麓にコバノタツナミが咲いていました。
山麓にタカオスミレが残っていました。
最後に今日出会った蛾は4種。
ナカキエダシャク:面白い模様のエダシャク亜科の蛾です。
ハイイロシャチホコ:小型のシャチホコガ科の蛾
シタコバネナミシャク:春に出て来る小型のナミシャク亜科の蛾
カバナミシャクの1種
以上