あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

農薬混入についての中国の発表は

2008年02月29日 | 日記
中国公安当局は冷凍餃子の農薬混入が中国である可能性はきわめて低い、と
意外に思われる発表をした!
これはオリンピックに向けての切羽詰ったアピールなのかもしれないが、いくら違うと言っても、すでに日本の消費者の中国離れは始まっているようだ。

まず冷凍餃子を販売していたCO-OPが、いち早く中国製品を撤去した。
まぁ~日本人はこういう事への反応は早いからね
若いお母さんが餃子を手作りしていた。しかも皮も強力粉を使った手作り、だって・・・、良い事だけど(笑)
でも実際に手作りしてみると、手間をかけただけの美味しさが判ると思う。

だがそうは言っても脱中国は容易な事ではないようだ。
まず市販のお弁当・・・、国産で作ると品数が少ないのに値段は高くなって評判が悪いらしい。

まぁ~安全より安い方をとる人が居るなら、それも良いんじゃないか?そこは自己責任。
ただ産地の表示だけは偽りのないよう願いたい。

昨日竹原へ行ってきた。
名前の通り300年も続く竹の子の生産地で、掘った竹の子の7割くらいは缶詰にして出荷していたのが、ここでも中国製品の安さに押されて、今では鮮度の良いものを広島の市場に出すくらいで、瀕死の状態らしい。
農家の数ががた減りになってしまったそうだ。

私たちは竹炭の作り方を勉強しに行った訳だが、教えてくださるのはもう80歳が近いという人の良さそうな経営者の方。
でもとってもお元気そうでお顔なんかツルツル、毎日お風呂に入れてはいる竹炭と、竹酢のお陰だろうと笑われていた。

竹の子の缶詰も冷凍餃子の所為で中国製品に不信感を持つ人が多いからきっと国産が高くても売れるようになりますよといって慰めてきたが、でも気休めではなく本気でそう思っている

お風呂へ入れる竹炭は菓子箱の半分くらいの大きさのものがネット入りで¥1500、竹酢が1リットル、¥1600・・・、ほんま高いわー(笑)
でも2セット買ってきた。
お肌ツルツルになるかな~

お勉強の後は竹原かんぽで食事とお風呂、そして竹原の町並み保存地区のお雛様の飾り付けてある古い民家を観て歩いたが・・・、これが膝に来たぁ~

膝も壊れるぅ・・・。

2008年02月26日 | 日記
最近肥り気味で、しきりにダイエットに挑戦しては挫折しているのだが
3キロ肥ったままだもんね!
その影響かもしれない・・・、一ヶ月くらい前から膝が痛くなった

ドラッグストアーで「ヒアルロンサン」の薬を買って飲み、プールでは腿の筋肉を鍛える泳ぎをしているのだが、決定的に膝へ来たと実感したのは「ベガーズ」大阪遠征の時。
ローカル線と新幹線と地下鉄を乗り継いでいくのだが、新幹線以外はエスカレーターが無くて全部階段を昇り降り。この時膝の痛みが、ただ事ではないと気が付いた。

そこで膝がどんなに変形しているのかまずは診て貰わなくてはと、昨日いつもお世話になっているホームドクターに、整形外科の予約を取って貰うようお願いをしに行った。
この先生は、とっても気さくな方、年は私より随分若いはずだけど、兎に角何でも話せて相談できて頼りにしているの。
で、予約をお願いしたついでに、この先生が院長を兼務している、医療センターという施設があるのだけれど、そこで5日間の断食入院をさせてくださいと、直訴したてみたのだが・・・(笑)

制度上、そんな勝手な事はできないんだといわれた。
勝手な事が出来ないシスティムになっているんだって。

ここから国の医療制度について大激論が始まって・・・(爆)

私曰く、
国はメタボ対策をしなければというばかりで、何の案も示さない。
なら、保険を使わない自由診療でやればいい。
2日かけて食事を半分づつ減らしていき、中3日は完全絶食、後の2日で普通食に戻る。これで絶対2~3キロは痩せる。
別に異常が無ければ医師の診察はいらないし、食事の管理をする栄養士さんと熱と脈を診る看護士さんが居ればいい。
これなら部屋代と僅かな食事代だけだから、全額実費で賄ってもいけるんじゃないですか?
ダイエットしたい人、糖尿病で痩せたい人、メタボで成人病予備軍の人、需要は多いと思うけど・・・。

私の後に診察を待つ人が大勢いたので、適当な所で切り上げて帰りかけたのだけれど、先生もこの案に乗っちゃって、椅子を叩いて「まぁー、座れ!」と・・・(爆)

今医療費削減でベッド数も減らされ先生の数も減らされ、病院の経営も大変なんだって。

だからこそ私の案、医療費もかからないメタボ対策に、もってこいだと思うんだけど、どうでしょうか~

膝を診て貰うのは来週になります。

『ベガーズ・オペラ』

2008年02月21日 | 日記
2/20.21日 『ベガーズ・オペラ』梅田芸術劇場
原作=ジョン・ゲイ
演出・脚色=ジョン・ケアード
出演
内野聖陽:マクヒース(マッコリ)
高島政弘:ピーチャム(ジョン・ジョンソン)
森公美子:ピーチャム夫人・ダイアナ・トレイプス(モリー・コシファン)
笹本玲奈:ポリー(マーガレット)
村井国夫:ロキット(ジェイムス)
島田歌穂:ルーシー(エリザベス)
橋本さとし:トム(フィルチ)
近藤洋介:老役者
その他

今回は再演なのでここではストーリーは省きます。
詳しい事は2006年1月の観劇日記に書いてあるので、そちらを見て下さい。

初演とは雰囲気が変わったと聞いたのだが、それは多分熟成してきた、煉れてきた、ということではないか?
上演時間を短くする為か、削られた場面もかなりあるようだが、基本的な所は変わっていなし、返ってすっきりとタイトになって良くなったと思う。
まず最初に登場する老役者、初演の金田さんは、本当に老役者(笑)だったが、再演では近藤洋介さんに変わり、若々しくてかなり元気のいい「老役者」になっている。
でも金田さんの老役者、味があってとっても好きだったのになぁ~! 残念だ。 お元気なのだろうか? 気に掛かるところだ。

私はこの作品でもっとも好きな場面は島田歌穂さんが歌う『女狐の願い』のシーン!
今回は特にルーシーの「あんたはあたしを愛していないけど感謝して」・・・、そして女心の悲しさを歌う歌穂さんの切々とした歌声の素晴らしさに涙が出そうになった!

♪~空しく森にこだまする 女狐の泣き声
愛する夫は逃げる 狐狩りの魔の手から・・・、
震える心 凍らせる猟犬たちの鳴き声
何処へでも逃げ延びて それが女狐の願い。
二度と会えなくても、私のこと忘れても
愛がきっと導くわ あなたを約束の地へ~♪

この歌を聞く時だけは、マクヒースのいい加減さが憎たらしい~っ!という気になってしまう(笑)
そのマクヒースがルーシーのおかげで逃げ延びたにもかかわらず、娼婦たちを侍らせ楽しんで居る秘密の館、だがここでジェニー・ダイヴァー(入絵加奈子)トスーキー・トードリィー(山崎直子)に裏切られ捉えられるのだが、初演ではこの娼婦二人がマクヒースが捉えられた時、心ならずといった風情で、とても悲しそうな顔をしたが、今回はニヤニヤと笑い、嬉しそうにお金を受け取った。こういう解釈が違うのはどうなのか? チョット違和感あり。
再演で衝撃的に変わったのが(笑)森くみさん演じるダイアナト・レイプスのメークだろう! 初演でも凄くて森さんだとは判らないくらいだったが、ネタバレしていいか? 迷うけど・・・、「オペラ座の怪人」です(^-^)/

で、私が書きたいのは、初めて座ったステージサイド席から観た『ベガーズオペラ』!(笑)
最初ステージ席が当たり、それが最前列だとわかって、客席からの視線を浴び続ける勇気のない気の弱い私は(笑)、現地で後ろの人に変わってもらおうと考えていた。
だが偶然にも同じ方と3公演ずーーっとお隣同士だとわかり、俄然元気が出た!
でも座って良かった~!
2幕、赤いコートを着て登場したマクヒースが歌いながらステージ席のお客さんにバラの花を渡すシーン、ナント内野さんが私にくれたーーーーっ! (^O^)/ 
渡してくれた後ワッという顔をした気がしたけど、それも定かではないくらい 舞い上がっていました~(笑) 勿論バラの花は造花だけど、このシーンが終わったらスタッフさんが回収に来るのかなぁ~と思い、ずーッと手に持っていたが誰も来ない。休憩時間に階段の下に居た案内嬢さんに訊ねたら、どうぞお持ち帰りくださいといわれて、良い記念になるわ~と有り難く頂いて帰った。いま花瓶に挿してある(*^o^*)

舞台が始まってすぐにベガーのマッコリ(内野聖陽)がステージ席のすぐ側に寝そべる。何を言っているのかは聞き取れないけど、センターに立って観客に向かって話しているトム(橋本さとし)の言葉に一々反応している(笑) 勿論汗が飛び散るのも間じかに見える。
このように当然のことながら舞台上の役者さんとの距離がすごく近い。だから独り言のように呟く言葉まで聞こえてくる。それがベガーの言葉なのか、役者さんの素の言葉なのか判らない時も有った。一幕の休憩時間に舞台の中央辺りでマットさん(三谷六九)さんの靴も靴下も脱がせて、2・3人の役者さんが足のマッサージをしていた。後で聞けば痙攣を起こしたらしい。それなのにマットさん、気が付けば3階に上がって観客にサービスしている(笑)3階席でわぁ~っと笑い声が起きていた。その時マットの親友のベンさん(照井裕隆)が、誰に言うとも無く「アレッ!3階まで上がっているよ~!あんなとこまで行くから足が攣るんだよ~~」 優しい心使いが伝わってくるような呟きが聞こえた(^^)
この翌日マットさんはの差し入れの中に「バンテリン」が有ったよ(^^)
余談だけど内野さんが「風林火山」の最後の頃、身体全体がとってもむっちりとしていたのがすごく気になっていたので、近くでまじまじと見たけど(笑) 腿からおしりにかけては確かに太めかな?と思ったが、衣装がおしりまで隠すので腰の太さは判らないし、決して肥っているとは思わなかった。動きも軽快だし・・・。だが友人が観た日に2幕の始まりが遅れ、その後足を引きずっていたと聞いていたので心配だったが、見ている限りでは元気そのもだったので安心した。
舞台上には白いチョークのような物で丸や箱を置く場所を示すかぎ状の印が幾つも付けてあった。3階建ての舞台の一番下にはその箱が沢山押し込んである。箱を運び出すのはスタッフさんも居るけど殆どが役者さんの仕事。その箱なんだけど箱の裏側には滑りやすいようにこま(?)のような物が取り付けてあるのかな?舞台の板の上を余り力を入れないでもするすると動く。だが2幕の追い剥ぎの場面、この箱を積み上げていくのだが、これが滑ったら大変だよ~! 大丈夫か~? 箱の上には机が載り、その上に人も乗る。もう~冷や冷やした。これは舞台上から見た方が客席で見るよりよほど不安定な状態だった!
それと初演の日生劇場と比べて梅芸のステージがかなり狭いのだろう。このセットも舞台の淵ぎりぎりの所へセットされていて、それが余計危ないなぁ~という気になった。
マクヒースや他の囚人たちが鎖でつながれる牢屋のシーンの後、マクヒースが連れ出されると、舞台に残った役者さんたちが舞台上に飛び出ている鎖をつなぐ「ワッカ」をそっと舞台の穴に押し込んでいた。これが飛び出ていて足を引っ掛けたら大変だものね。
この作品、舞台上で見ていてホンとに役者さん達の動きが激しい! それに梅芸の舞台は狭いから、足を捻るくらいのアクシデントがあっても不思議ではない。
大阪公演も後もう少し・・・、皆さん怪我無く頑張って欲しい!

客席から見ていただけでは判らない色んな事が見えて、大いに収穫の有ったステージ席、最後のカーテンコールでは森くみさんに誘われて気が付けば踊りの中にいた・・・、そっちへ回るのよ!森さんの 優しいささやき声に促されて左へ回るとナント同じ輪の中に内野さんもいたよ~!そして終わった時は森さんと手をつないで最前列に並び、皆の視線を全身に受けていたなんて・・・、予想もしなかった(*^o^*)

だが・・・、板で出来た硬い椅子に3時間座り続けるのはかなり辛い! おしりが痛かったなぁ~(涙)

『ペテン師と詐欺師』

2008年02月16日 | 観劇日記
2/16日 『ペテン師と詐欺師』 広島厚生年金会館
脚本=ジェフリー・レイン
演出=宮田慶子
キャスト
鹿賀丈史=ローレンス・ジェイムソン
市村正親=フレディ・ベンソン

ソニン=クリスティーン・コルゲート
愛華みれ=ミュリエル・ユーバンクス
香寿たつき=ジョリーン・オークス
鶴見辰吾=アンドレ・チボー

久々の厚生年金会館だなぁ~(^^)/^ 
舞台の中央に大きな紙幣が上下に2枚連なってぶら下がって、上段の紙幣には鹿賀さんがエリザベス女王に扮し王冠を被っている。下段には市村さんがこれも多分アメリカの大統領か誰かに扮しているらしいが、私はそれが誰なのかはわからなかった(涙) この幕が上がるとキラキラとイルミネーションの付いたピンク色の椰子の木の形をしたものが幾本か立っている。 一瞬ここハワイ・・・?と思ったが実は南仏リヴィエラという設定らしい。真ん中が回り舞台状の両側から登れる階段があり、その内側はホテルの室内と列車の中とか色々に変化する。男女のアンサンブルの踊りで始まった舞台だが・・・、今日の感想は少々辛口です(笑)

【あらすじ】
ヨーロッパ屈指のリゾート地、南仏リヴィエラ。ヴァカンスに世界中の大金持ちが訪れるこの地が、凄腕のイギリス人詐欺師ローレンス・ジェイムソンの“仕事場”だ。彼の武器は優雅な物腰と洗練されたルックス。訪れるお金と暇を持て余すレディたち相手に、「エレガントかつスリリングな秘密の恋」を仕掛けては彼女たちから「援助」を引き出し、リッチな生活を送っていた。しかも相棒は地元警察の警視総監アンドレ・チボーだから怖いものなし。ローレンスは今日もアンドレと共に、新たなターゲットである大金持ちの有閑マダム・ミュリエル・ユーバンクスを、華麗なテクニックで落とす事に成功する。
 その頃、“ジャッカル”の異名を取るアメリカ人詐欺師が縄張りを荒らしているというニュースが入る。知らせを耳にしたローレンスの前に現れたのが、粗野なアメリカ人ペテン師フレディ・ベンソン。敵対心丸出しのフレディだったが、ローレンスの鮮やかな手口とゴージャスな暮らしぶりにすっかり参り、弟子入りを懇願。好奇心にかられたローレンスは、アンドレの反対を押し切り、この押しかけ弟子を受け入れるのだった。
 ローレンスの教育は実践主義。次なる獲物、オクラホマから来た石油王の娘ジョリーン・オークスの「仕事」に早速フレディを投入し、二人は意外にも見事なコンビネーションを発揮し彼女を上手く引っ掛ける。しかし、所詮は生まれや性格、もちろん流儀も真逆の二人。すぐに「同じ土地に詐欺師は二人いらない」と、生き残りを賭けた勝負を始める。ターゲットに選ばれたのは、清純可憐なアメリカ人旅行者クリスティーン・コルゲート。
 ローレンスとフレディ、プライドと縄張りを賭けた詐欺師とペテン師の大勝負は、思わぬ展開を見せ・・・・・。

この作品はブロードウエイ・ミュージカル、そして今回は再演なんだそうだ。
初演でとても評判が良くこの度再演に至ったとパンフレットには書かれてあったが、残念なことに余り感動はなく、特に一幕は眠気を抑えるに必死で・・・(-_-;) 二幕になってソニンさんが登場してからようやく生き返ったというか・・・(爆)
あらすじの続きは最後にベテラン詐欺師の二人がそろって若い女性のクリスティーンに手玉に取られ、お金を奪われるという落ちになっている。このクリスティーンを演じたソニンさん、私はコマーシャルでしか見たことがない方だが、歌も踊りも切れが良く、そして芝居も生き生きとして、とても好感が持てた。
それに立ち向かう市村フレディは、足が立たないという設定で車椅子で登場する。この車椅子の操作はとてもお上手だった! だが、しかし・・・(笑)笑を取るパターンが何時もの市村さんで、笑えるけどねぇ~、といった感じかな。鹿賀さんのローレンスは恰幅もよく、綺麗に梳きつけた髪に仕立ての良いスーツ姿はとてもよくお似合いなのだが、その詐欺師に騙されても、女性側にそれでもカッコいいし楽しかったから許せるよねぇ~!というくらいの陶酔感が無ければ、この物語は成功しないと思うのだが、残念ながらそれほど魅力的なお方!には見えなかったなぁ~。最初のターゲットの香寿さん演じるジョリーン・オークスは黄色を基調としたケバケバした衣装でチョットおつむも弱いの?といった感じの女性で、二人にからかわれてホテルを出たがこれでお金は儲かったの? 私にはよく判らなかった(笑)この時市村さんが客席に下りて一番前の男性客に絡む絡む・・・(*^o^*)
他に登場するのはローレンスに首っ丈のミュリエル・ユーバンクス(愛華みれ)とローレンスの相談役みたいなアンドレ・チボー(鶴見辰吾)の二人だが、最後にこのお二人は良い関係になってしまう。鶴見さんが愛華さんと歌い踊るシーンが有るのだが、歌も踊りも意外にお上手なのに驚いた!

カーテンコールで驚いた事がある! このステージ、舞台の前のオケピがあって、後姿の指揮者は金髪の方だった・・・のだが、最後に見たらナントこれが女性、慌ててプログラムを確認したらコンダクター:御崎恵さんと有った。女性の方もいるんだなぁ~!新発見!
市村さんと鹿賀さんの掛け合いは確かに笑った! だが市村さんの「笑い」の仕草は、予測どおりというかいつも通りで変わり映えしないなぁ~という感じだし、それに私はやっぱり鹿賀さんの喉にかかった歌声がどうしても好きになれない。この二人が共演したストレートプレイ「デモクラシー」は、とっても良かったのに、ミュージカルでは新鮮味に欠けるなぁ~! それがすごく残念に思えた舞台だった。 
辛口を書くぐらいなら観に行かなければ良い!、そうだよなぁ~、 次回から作品選び、気を付けよう。

日本が壊れていく・・・?

2008年02月11日 | 日記
今テレビの話題の中心は中国餃子の農薬汚染かな。
この取材の中である家庭の冷凍庫の中を見せた場面があったが、ナント目一杯に冷凍食品の袋が詰まっていた。その家の主婦は30か40代・・・?
街頭インタビューなどを聞いていてもお弁当に冷凍食品を使うと言う人が殆どだった。
確かに冷凍食品を使えば早いし便利なのは判るけど、不味くないですか?
私はそう思っているので、子供のお弁当にも、殆ど冷凍食品を使った事はない。
フードプロセッサーがあれば、作るのは本当に簡単だと思う。
私は弁当のおかずは週に一度、色んな物を作っては冷凍して使っていた。餃子もハンバーグもその中の一つだ。
ついでに言えば私はミンチ肉を買った事がない。
餃子もハンバーグも豚や牛のばら肉やもも肉の細切れを買ってきて、フードプロセッサーで、ミンチにして使っていた。理由は市販のミンチには何処の部位が使われているか判らないし、肉の油が多すぎると思ったからだ。

北海道のでミートホープ事件を起こした社長が言うように、消費者が価格が安い方が良い!と望む現実があり、如何にコストを安くするかという企業の戦略の中でこのような事態が起きるのは必然かもしれないと思う。
安い人件費を求めて物の加工が中国へ中国へと移る中、中国人が自分たちの賃金が安すぎると目覚めつつあるのではないか?
過去に韓国でも同様な事が起きていた事を思い出す。

中国の高官は農薬が中国で混入したと認めたくないようだが、日本の消費者が中国製の品物を敬遠すればどうしようもない事なのに。この問題が起きてから、スーパーでは冷凍食品のケースに日本製、中国製、と品物を分けて入れそれぞれに貼り紙をして売っていたが、これも喉もと過ぎれば又売れるようになるのかな?

だが既製品の中には日本で作られた物でも食べたくない物は沢山ある。
外食産業でよく使われている「山芋のおろし」山かけどんぶりとかそばに使われているアノ「山芋のおろし」だけど、お店で卸していると思ったら大間違い!あれも冷凍食品だよ!
山芋は灰汁が強いので製造段階から出荷されるまでの何段階にも分けてずっと薬品(漂白剤)漬けである。
勿論日本で使われているのは許可されている薬品だから、毒物にはならないとは思うけど、それを作る工程を知っている私は絶対に食べたくない。それとコンビニなどで売られているとても軟らかいトンカツ弁当、これもミンチ肉を押し固め、縁の部分に油の固まりを取り付けて衣を着けて冷凍すれば、全く中身のわからない軟らかい豚背ロースのトンカツの出来上がり、となる。
他にもこのような品物は沢山有ると思う。
消費者ももうボツボツ食の安全には、コストが掛かるんだという事を覚悟すべきではないだろうか?
嘘かホントか定かではないが、中国の富裕層は日本の米や食料を買って食べているそうな・・・。笑い話だよ!

だがその作物を作って供給してきた農村も壊れつつある。
後継者がいないからだ。価格競争では輸入作物に勝てないと、農業では生活が成り立たなくなり都会へ働きに出る若者が増え、農村は年寄りばかりになっている。

つい先ごろ秩父の山奥の集落に住む「ムツばあさん」の数年を追った番組を見た。
平地の殆どない急峻な山肌にしがみつくように点在する農家、だがそこには先祖が何百年という長い月日をかけて、山を耕して畑を作りそこで生きてきた歴史があるのだが、今そのに残っているのは年寄りばかりがたったの6人、ムツばあさんも、もう作られなくなった畑を山に返すのだと、花桃の木を植えていた。
綺麗に花が咲けば人が見に来るかもしれないからと・・・。

私の住む県でも北半分がダーッと過疎地に認定されていて県が半分に分かれているようだ。その過疎地も全国でもっとも限界集落が多い県なのだそうだ。
日本ではどんな山奥でも道あるところには人が住んでいた。
だがあと10年経てばこんな山村の多くが消えてなくなるのだろう。
周辺の賑やかな所ばかりに人は集まり、人気のない山奥は荒れ放題になるのだろうか・・・。

それともう一つ最近すごく気になっている事がある。これも日本が壊れている証といえるかもしれない。
それは特にメディアで話題になっているローマ字略字・・・、つまり政治家の誰かを指して言われた「KY」(空気読めない)というアレである
JK(女子高生)とか、MMK(もててもてて困る)とか、中学生か高校生かが流行らせる言葉だと思うが、こんな言葉を流行らせるより、もっと日本語を勉強して欲しいと思う。漢字がろくに読めない書けない学生が多すぎる。
しかもこれを特集した辞典まで出来ると聞いて呆れるというか・・・(笑)
日本はこんなメディアによって壊されるのかも。
こんな日本が平和で良いなとばかり言っていられまいに・・・。

団塊の世代以前の人は唯々昭和を懐かしみ、昭和が今ちょっとしたブームだが、彼等の子供世代は次にどんな世代が待っているのだろうか?

ハハハ・・、今日はチョット怒ってます

『ダンビエットの唄』

2008年02月06日 | 観劇日記
2/5・6日 『タンビエットの唄』 ドラマシティ
TSミュージカル・ファンデーション作品
企画・演出・振り付け=謝珠栄
キャスト
フェイ=安寿ミラ
ティエン/タオ=土居裕子
トアン=畠中洋
ハイン=吉野圭吾
ミン=宮川浩
ビン/ビック=駒田一
ゴク=戸井勝海


開場するとそこに民族衣装を着た美人が数人、手に蓮の花の香炉を持ち線香を立てていい香りを振り撒きながらロビーや客席を行ったり来たりしている。この香りが終演まで香っていた。緞帳にも白とピンクの蓮の花が描かれ、この作品で蓮の花が重要な役目をする事がうかがわれた。幕が開くと舞台上手から下手までぐるりと綱で編んだすだれのような物で囲われている。この感じ「ミスサイゴン」の舞台に似てるかな?そんな気がした。
最初に現れたのは先ほどのお香を持っていた美人(笑)だと思うが、真っ白の衣装で素晴らしいダンスを見せる。芯の全くぶれない、まるでクラシックバレーを踊っているかのよう・・・。

【あらすじ】
舞台は1990年代後半のヴェトナムヴェトナム戦争中小さな村、ハンティン村でアメリカ軍による大虐殺が起こった。虐殺から逃れ解放民族戦線の5人の男たちに助けられた美しい姉妹、ティエンとフェイ。フェイはある時、ヴェトナム戦争の惨状を訴えるもののメンバーとしてイギリスに渡ることになる。その時、姉の下を離れたくないとすがるフェイをティエンが、ちゃんとこの戦争の事実を世界の人々に伝えてくるのだと、そしてこの「さようなら」は再び会うための「タン・ビエット(さようなら)」なのだと。 ところがフェイはイギリスで今までに味わったことのない平和と安らぎを知り、ヴェトナムでの死の恐怖から結局イギリスに残り、ヴェトナムには戻らなかった。
戦争を逃れて英国人の養女となったフェイ。
20年ぶりに姉の消息を訪ねるために祖国ヴェトナムに戻ることから物語は始まる。

フェイがヴェトナムに戻り最初に出会うのが戦争中に助けてくれた解放民族戦線のトアン(畠中洋)、その案内でミン(宮川浩)に逢いに行くがミンはヴェトナム人なんか相手にしないという高級なバーを経営している。
そしてミンは案内してきたトアンに「知っているのか?」と訊ねる。何かが隠されている・・・。この物語はこのように現実と過去が錯綜しながら、悲劇の実態を暴いていく仕組み。
フェイが次に訪ねたのは、ビン(駒田一)の家庭・・・、だがそこには精神を病むビンの父親ビック(駒田2役)が居てビンはティエンの所為で自殺したと聞かされ混乱するフェイ、そして今は出家して月に一度ビンの家を訪ねてくるというゴク(戸井勝海)の元を訪れる。そこで衝撃の事実を知る事になる。フェイを待ち続けていたティエンは生きていけばいつか会えると信じて待ち続けるが、敵の将校を愛してしまい、そしてスパイであることがばれてしまった愛する人を助けるために、脱走の幇助をする。当然男は殺され、幇助したティエンもまた裏切り者として処刑されることになるが、あろうことか一緒に逃げていた仲間ゴクとビンが銃撃兵に選ばれ殺されてしまう。ビンはティエンが好きだった。その彼女を銃殺したという重さに耐えかねたビンは自殺し、ゴクもまた出家して月に一度ビンの心を癒す為お祈りをしていると。
ティエンはもう居ない・・・、ヴェトナムに絶望したフェイはイギリスに帰る事を決意するが、スリに鞄を掏られパスポートが無いとイギリスにも帰れないと嘆いている時、鞄を掏らせた仲間としてハインが現れる。
今は偽造パスポートを作っているらしいが、フェイのパスポート見て現れたのだ。そこで更なる衝撃の事実を告げられる。フェイは逃げ出したはずの戦争の悲劇と現実に向き合う事になるのだった。ティエンは敵側のスパイだった男と愛し合い、身ごもる。ハインはティエンが生んだ敵の将校の子供を8歳になるまで育てたと言う。だが子供を育てる為に軍を脱走したハインにはまともな職に就けるはずも無く、悪い事した挙句警察に捕まり、出てきた時には子供の消息は判らなくなっていたと。
フェイは今まで辛い思い出しかないと逃げ続けていた故郷ハンテイン村を訪れる・・・。この場面、正面の網の壁が両脇に開けられ、緑色の山の木の葉が全面に描かれ、壁際には色とりどりの蓮の花が咲いていてとっても綺麗だった!蓮の花は亡くなった多くの命を慰める為に咲いていたのだろう。
あの日突然アメリカ軍がやってきて穴を掘るよう命じられ、掘ったヴェトナム人を片端から銃殺して行った。フェイの母は少しでも自分の身体で弾を多く受けようと二人の前に立ちはだかり、結果フェイとティエンは助かった。思い出の場所にたったフェイが歌う歌声に引かれるようにしてタオ(土井裕子2役)が現れる。母が良く歌っていたと聞いていたと・・・。フェイはタオと二人ヴェトナムで生きていく事を決意する。

「ミスサイゴン」はアメリカから見たヴェトナム戦争の話だったが、これはヴェトナム人が体験したヴェトナム戦争の実態のお話、そんな感じかな。
世界はヴェトナム戦争と一口に言うけど、その陰にはかくも多くの悲惨な人々がいたことを改めて知り愕然とする。いつ、何処で起きても戦争とは悲惨なものなのだ!そしてそれはいつも罪なき民の上に降りかかるという事を痛感する。ティエンは言う、私が愛した人は敵だと言っても同じ民族ではないか・・・。

ティエンを演じる土居裕子さんの透明感のある美しい歌声はいつ聴いても感動する!ホンとに素晴らしい! 今回は特にそれを強く感じた。安寿さんが演じるフェイは舞台に登場するのは戦争も終わって20年も経った頃だからもう40歳くらいになっていたのだろうか、安寿さんが老けて見えるのは当たり前なんだけど、それにしても土井さんが舞台ですばしこく走る姿を見て若いなぁ~と感心した。
そして最後にティエンが産んだ娘タオとして舞台に現れて歌う声、本当に子供の声だった!ピンクの衣装に身を包んで現れてのは本当に18歳(多分?)の娘の姿だった!

実はTSミュージカルと言う事なのできっと吉野さんの素晴らしいダンスが観られるっ!と期待していたのだが・・・(笑)確かにダンスは有ったが、殆どが男性4人女性4人のダンサー達によって踊られ、吉野さんのダンスは僅かに農民に扮して棒を持って作業をしている場面のみ・・・、しかも同じ振りで戸井さんも踊るんだわぁ~!
6日は前から4列目という席だったので、真剣そのもの、の表情で踊っている戸井さんの顔が目の前にあって、チョットおかしかった(笑)
ティエンとフエイを助ける解放軍の男性5人の皆さんはミュージカルで活躍されている方ばかりなので歌声はみな素晴らしいが、戸井さんが一幕の最後に黄色い衣装で歌う「運命」・・・贔屓目かもしれないがこの唄が一番心に響いた! この歌が一番よかったような気がした(^^)
ただ全体的に台詞も歌う場面でも感情が入りすぎてか、大声というか、怒鳴るような表現が多すぎたように思う。もう少し抑えた喋り方の方が苦しみや悲しみが良く伝わるのではなかろうか?
そんな気がしたけど。

見て見て・・・(^^)/^ 

2008年02月01日 | 日記
先日おしゃべり仲間9名が恒例の新年互礼会で集まった折、我が家で作った松花堂弁当です。
チョット日にちが経ってしまいましたが、写真を撮ったので一応載せてみました。
配列の説明をしますと
左下の松の形になっているのが雑穀ご飯を物相で抜いたもの、16種類入っています。
その右が牛たたき、これは既製品。その上が天ぷらで、えび、かぼちゃ、しいたけ、たらの芽、フキノトウ。これは抹茶塩で頂きます。
ご飯の上が煮しめ、右の小鉢はごま豆腐、左の小鉢は鯖と大根の酢漬け、の2品。左に黒い器に入っているのがかのこ(きのこ)と生麩の吸い物です。
上にどーんと大皿に載っているのが我が家自慢のお漬物。
牛たたき以外は全部私の手造りです(チョット自慢
作ったのは殆どが前日で、当日はお吸い物と天ぷらだけ。
たったこれだけの事なんだけど、でもメニューを考え買い物をして、器を準備しお掃除や部屋の設え、と大変だったのよ!

味の評判も中々良くて全部残さず召し上がっていただきました

この後デザート(いちご・きうい・ネーブル)とコーヒーで終わりでした。