あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

映画 『あかね空』

2007年04月10日 | 内野聖陽
昨日広島まで電車に乗って『あかね空』を見に行ってきました。
映画館は広島の繁華街のど真ん中にあるのだが、客席が100位かなぁ?
昔私がよく通っていた頃に比べるとスクリーンも会場も随分小さくなっているのだが、その客席が半分も埋まっていない(涙)
まぁ~ウイークデーの昼間という事も有るかもしれないけど。
最近は殆ど映画を観ることが無いんだけど、今どきの映画館って、これが普通なのだろうか?
しかも料金は¥1,800と表示してあっても、なんとか割り引きというのが幾つもあって、実際には殆どが¥1,000で入場出来ているらしい。
映画ってたくさんお金を掛けて作るのだろうに、これで採算が取れるのだろうか?

でも見終わった人の感想は「よかったねぇ~!」でした
それが聞けてなによりでした!

映画はかなり長い原作のポイントを上手くまとめて、判りやすかったと思う。
なんといってもこの映画の見所は内野さんが二役で演じる一方の眉なし・坊主頭の伝蔵親分かな!
ぞろっとした着流し姿の胸ははだけ、手首には数珠が幾重にも巻かれ素足に雪駄を履き、着物の裾を蹴散らすように橋の上を歩く・・・。
青光りのするような頭で眼光も鋭く、どすの聞いた声、すごいインパクトがあった!
豆腐職人の永吉と同じ役者だと判らない人がいたかもしれない。
だが裏社会で生きる伝蔵親分が遠い昔の記憶をたどるシーンで思わず涙ぐんだ。
どんなに肩肘張って生きていても、どこにいるのか判らない実の親に逢いたいと願う心はとても熱かっただろうと思うと切なかった。
内野さんが必死で勉強したと言う京都弁は頑張っていましたねぇ~!
所々?・・な所は有ったけど(笑) まぁ~合格でしょうか・・・(^^)/^ 

しかし・・・(笑) 町人髷の内野さん、肥かったねぇ~(^-^)
腕も太かったけど顔も丸かったし身体全体が大きかった。
この映画は『ベガ-ズオペラ』が終わってすぐ撮影入ったはずなんだけど、あの『ベガーズオペラ』は凄くハードな舞台だったはず、舞台を観た時はそんなに肥っているとは思わなかったけど、次の『メタルマクベス』では、ありありと・・・(爆)

先日の『風林火山』で、亀次郎さんと信玄の隠し湯かな? 温泉に入っている場面でも亀次郎さんのほっそりとしたなで肩に比べると倍の大きさに見えたよ

うぅーーーん、内野さんもボツボツ中年肥りの年齢に達したのだろうか?
ダイエットは大変だから余り肥らないように気をつけて欲しい。
最近はメディアへの露出も多く写真でお目にかかる事も多いんだけど、その立ち姿を見る限りではすっきりとして決して肥っているとは思えないんだけどなぁ~?

まぁ~この話題はこれくらいにしておこう・・・(笑)

最近の『風林火山』は放映が始まった頃の、息を止めて見入るような勢いが感じられなくなった気がする。
大森さんのオリジナルストーリーは本当に素晴らしかったが、原作部分に入った途端に最初の頃の輝きを失ってしまった。それが残念だなぁ~!

由布姫が直接絡むようになると又熱を帯びてくるかな?
「ノベライズ・林の巻」を読む限りでは面白いんだけどなぁ~。
そうそう「林の巻」の一番最後に真田幸隆が言う「馬の糞」に大爆笑!
どんな顔して勘助が受けるのか・・・、楽しみだわぁ~

超大国・中国という国

2007年04月06日 | 日記
この4月に中国の首相が来日されるという事で、最近のテレビでは中国特集がよく放映されている。
その中でとてもインパクトの強い番組があった。
一つは上海とか広州とか経済特区に指定されている都市では、いま想像を絶するような贅沢な生活を送る億万長者が続々と生まれている。年商何百億の商いをしている人の豪邸や生活ぶりを紹介していたが、まさに成金という言葉がぴったりで、日本のバブル時代よりも桁が違うという感じがした。どこまでも金が金を生む構図になっている。

だがその一方で奥地の農村部で貧困に喘ぐ人達の生活も紹介している。
農業では生きていけないと親子で都会へ出稼ぎに来ているが、重労働の割りに賃金は安く充分な仕送りも出来ない。今のこの生活から抜け出るには子供に教育を受けさせる以外に道はないと父親と兄の二人が出稼ぎで妹の学費を稼いで大学まで行かせようと頑張っているが、二人の賃金を合わせても授業料には足りない。そこで旧正月の休みに帰郷した父親は、兄の嫁にも出稼ぎに出てくれるよう頼む。断れない嫁はまだ乳飲み子のわが子を実家の母親に預けて父と共に出稼ぎに行く事になる。泣きながら別れる3人の姿に貰い泣きをした。
あの経済特区で暮らす人のホンの一晩の遊興費が有れば、この3人の嘆きはなくなるだろうに・・・。

もう一つの番組は中国の報道に関するもの。
今中国では改革開放に伴い色んな規制が外されている様に見えるが、中身はそう容易いものではなさそうだ。ある雑誌記者が追っかけているのは貧しい農村部の実態、ご多分に漏れず農村部の嫁不足が深刻なのは日本も同じだけど、なんと中国ではその嫁不足を解消するために、年頃の女性を人身売買で買ってくるとか、刃物で脅して拉致してくるというのだ! 120人の村民のうち50人は無理やり連れて来られた嫁だというからか驚きだ!だがそうして連れて来られた女性の半分は逃げ出すそうだ。
だから連れてこられた女性には他人と接触出来ないよう当然の如く監視が付く。それは夫や親族の人であったり、公安の人であったりする。取材に訪れた記者にも不気味な人影が纏わりついていた。

いま中国は6者協議の主催者として北朝鮮を指導する立場に有るけど、こんなの見てれば何のことは無い、自国でやってる事と北朝鮮の拉致とどこが違うのよ! 同じじゃないか!と言いたくなった。
出版される雑誌にしても当局に睨まれればたちどころに廃刊に追い込まれるらしい。記者たちは若い人が多く使命感に燃えているが、その記者たちは取材で知り得た情報をどのように記事に載せるかで苦悩していた。
しかしその統制化でよくこの恥部のような映像の撮影が許されたものだと思う。

私は食料品を買うのに絶対に中国産は買わないようにしている。
中国はまだまだ情報は国家の統制下にある。自国に不利な事は出さない事も可能である。先の鳥インフルエンザの情報にしても然り。
そして中国の内陸部にある工場では重金属を含んだ汚水が川へ垂れ流しなのだそうだ。中国では公害で病気になってもその情報は決して出てこないだろうと思われる。
その川で泳ぐうなぎ、川水を飲んで飼育されている家畜、川水で育つ野菜、見掛けさえ良ければと、農産物にふんだんに使われる規制も充分でない農薬、知れば知るほど恐ろしくて中国産アレルギーを起こしそう・・・(笑)

勿論中国の国土は広いし様々な人が住んでいるの判っている。ここに書いた事はそのごく一部分なのかもしれない。だがその広大な地域の全土を治めているのは中国共産党なのである。
世界大国中国と言われるようになったけど、その内情はまことに危うい橋を渡っているように思えるのだ。
軍事費は前年度に比べて17%の伸びだそうだ。
中国の視線の先にあるのは一体何処なのだろう?
この国はどこへ向かって行こうとしているのだろうか?

まだまだ『ハゲタカ』・・・(笑)

2007年04月06日 | TV・映画
このドラマの反響が凄かったらしく、いまだにドラマHPへの書き込みが続いている。かく言う私も、飽きもせずHPを覗いている一人だけど・・・(笑)
このHPの遊び心が有ってとっても面白いと思ったのが「東洋テレビ 三島由香の机」という画面があって手帳だとかノートだとかパソコンだとかが出てくる。それをクリックするとそのキーワードに関わる画面がパソコン上に動画として映し出される。勿論視聴者のご意見を聞くコーナーもあるし、今もそこにすごい書き込みされる、その中で皆さんの強い要望もあって、早々と6月にハイビジョンでの再放送が決った! 
やったぞ~!
このドラマの最初の頃を録画していなかったので、とても嬉しい!
こんなふうに番組の感想を言える場所があるというのはとても大切だと思う。
内野さんの金曜時代劇「蝉しぐれ」の時も掲示板の書き込みが凄かった!
皆さんのあの熱いラブコールが今回の大河出演へ繋がったのだと・・・。
それなのに大河のHPに掲示板が無いのが淋しいなぁ~(笑)

これだけ素晴らしい作品なのに視聴率がたったの7.1%なんだって・・・。
ディレクターの「民放なら打ち切りの数字だよなぁ~・・・」と言う呟きが微笑ましかった(笑)
そう、民放なんてそんなもんだよ! NHKで良かったね!
しかしこのドラマを見て、その内容と言い、反響の大きさなどを考えると、民放が最重要と考えている視聴率ほど当てにならないものは無いと思う。
これからも当てにならない視聴率など気にせずに良いドラマを作って欲しいです、と書き込みをしました(^^)/^