あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

中国製の餃子

2008年01月31日 | 日記
中国製の餃子を食べ中毒を起こした人が出た!餃子から有機リン系農薬が検出されたという。
生産中の野菜に使用された残留農薬ではなく製造過程で混入したか、もしくは故意に入れたものかも、という疑いもあるそうな。容器からも高濃度の農薬が検出されたと言う事は製造過程出の混入が疑われるとの事らしいがその理由として工場内のネズミ、ゴキブリの駆除の為、工場内に常時置いてあるとか・・・。
なんと恐ろしい事!

私は以前にも書いたと思うが中国製と表示された食品は殆ど買わない。
勿論冷凍食品は全く買わないので、今回の事でさぁ~困ったと思う事は無い。
今の中国で作られているのもに対して、どんな物が入っているか判らないのが恐ろしくて、どうしても信用が出来ないから買わないでいる。
ただ外食した時の食材については確かめようがないから判らないので、その点が心配なのだが・・・。

今夜のニュースでも言っていたけど、工場の機械はとても立派な物が入っているそうだ。だがそれを扱う人間の意識と言うか教育が追いついていないのが現状らしい。
さもあらん!
この所経済が日本のバブル期の如く成長し、金余り、億万長者の出現と沸き立っているけど、つい最近まで富める国民ではなかった人達の戸惑いも感じる。
安ければ良い、沢山売れればそれで良い、そういう意識で作られた中国製の食品が氾濫しているわが国の食卓の混乱振りが伺える今夜のニュースだった。

さて話題が変わるが(笑)私のダイエット、その後・・・。

毎朝ココアに生姜を搾り入れて飲み、それが朝食のプチ断食は、確かに初めて5日位で1.2キロ痩せた!
オッ、これはスゴイッ!と思ったのだけれど続かなかった・・・
なにしろ午前中身体がだるくて全く動く気がしない。
おまけにお昼にはお腹が空いているのでついつい食べ過ぎてしまう。
あっという間にもとの体重に戻ってしまい、結果このプチ断食は2週間で脱落した

そこで得た私の結論、1日3回食事はきちんと食べる。
そのかわり毎食カロリー控えめのメニュー(ハラ八分目)、間食のあまいものも控えめ、そしてサボらず運動をする事、これに尽きる

今は運動に重点を置き、ストレッチに40分、次に筋トレを行い最後にウオーキングを30分、これで大体1時間かかる。
これを出来る日は毎日行っている
これで痩せなければ・・・、もう仕方ないかぁ~

この間の「はなまる」で内野さんも夜中にビリーのTVを見て即申し込んだんだそうだ。でもDVDを見ながらひとりで声を出してやっていると悲しくなるそうで・・・(笑)
内野さんも痩せたいんだなぁ~!
ダイエットは厳しい

ただ運動を続けていると身体が軽くしなやかになったなぁと実感する。
それが嬉しいかな!

びっくりしたニュース!

2008年01月26日 | 日記
佐々木蔵之介さんと天海祐希さんが結婚するらしい!・・・、とワイドショーで言っていた。
チョット意外な組み合わせ
佐々木さんは今39才でもうすぐ40才になる。
天海さんは今40才だから同じ年齢になった時に結婚だって・・・

佐々木蔵之介さんも好きな役者さん、天海さんも好感の持てる女優さん、天海さんが宝塚を退団する時、別れを惜しむフアンの方を振り返る事もなく颯爽と去っていた姿がすごく潔いなぁ~と見ていた事を思い出す。

どちらも派手さはないが誠実な人柄のように思えるので良いご夫婦になられる事でしょう。
どうかお幸せに~

この話は昨日のTVで聞いた話なんだけど、その続きが無いのが気になるなぁ~!
ホンとなのかな?

1/22・23日 『ファントム』 梅田芸術劇場

2008年01月24日 | 観劇日記
脚本=アーサー・コビット
作詞・作曲=モーリー・イェストン
上演台本・演出=鈴木勝秀

出演
ファントム(エリック)=大沢たかお
クリスティン・ダエー=徳永えり
フィリップ・シャンドン伯爵=ルカス・ベルマン&パク・トンハ(wキャスト)
カルロッタ=大西ゆかり
ゲラール・キャリエール=伊藤ヨタロウ
ベラドーヴァ=姿月あさと


舞台は中央の回り舞台は上下二段構造になっていて、その両脇に階段がありオペラ座と地下室が裏表でくるりくるりと場面転換をする。ミュージカルだからオーケストラはいるのだが客席からは姿は見えず、舞台前にもオケピはない。舞台の左右に小さなテレビのモニターがありそれにキーボードでの演奏と指揮をしている人のみの姿が映っている。この人が音楽監督の前嶋康明さんだろう。客席の後ろ正面にもこれと同じ内容で大きさの違うモニターがデーンと座っていた。
開演前から客席の通路を役の扮装をしたままの男女のアンサンブルの人達が無言で歩き回る。中にはパンを齧りながら歩いている人も居る。
舞台が始まっても客席をかなり使う。例えばクリスティーンの初舞台の場面では客席がそのままオペラ座の客席になり、舞台の混乱振りをそのまま客席で演じていた。私のすぐ側で「キャーッ」と叫び声を上げられたときはドキッとしたよ~(笑)

【パンフレットのあらすじより】
19世紀後半のパリ、オペラ座通り。クリスティン・ダエーが歌を口ずさみながら楽譜を売っている。その声に魅せられたオペラ座のパトロン・フィリップ・シャンドン伯爵は、彼女がオペラ座で歌のレッスンを受けられるよう取り計らう。
 そのオペラ座では支配人のキャリエールが解任され、新支配人のショレーが妻でプリマドンナのカルロッタと共に乗り込んできた。キャリエールはショレーに、オペラ座の地下深くに“ファントム”と呼ばれる幽霊が棲んでいるので地下にはおりていかないようにと忠告した。しかしショレーは、解任の腹いせだろうと全く取り合わない。キャリエールは“ファントム”と呼ばれるエリックのもとに降りてゆき、もはや彼を守っていく事は出来ないと告げる・・・・。
 オペラ座にクリスティーンが訪ねて来た。オペラ座一のパトロンの紹介とあっては、ショレー達も無視する事は出来ない。カルロッタの衣装係りとなったクリスティーンは作業中でも歌を口ずさんでいた。ある日、その歌声を耳にしたエリックは、まるで光に導かれるように地上にでてゆき、声楽のレッスンを施そうと彼女に申し出る。
ただし彼にはひとつ条件があった―――その名を誰にも明かさないこと。
「それから」とエリックは続けた。「・・・仮面をつけます。顔を隠すために。」
 シャンドン伯爵が主催したコンテストで、クリスティーンは見事な歌を披露した。カルロッタは、クリスティーンこそ妖精の女王タイタニーア役にふさわしいと進言するが、それは彼女を陥れるための罠だった。初日、開演前にカルロッタから勧められたハーブドリンクを口にしたクリスティーンは喉を潰し、舞台を台無しにしてしまったのだ。カルロッタの仕業と知ったエリックは怒り狂いクリスティーンを地下の棲みかに連れて行く。そしてクリスティーンは・・・、彼の素性を知りとうとう素顔まで目の当たりにすることになる。

この棲みかに連れて行くところまでが一幕・・・。

二幕の始まりはクリステーンがベットに寝ている。そこへキャリエールが降りてきてすぐここから出て行くように促すがクリステーンはきかない。キャリエールはエリックが自分の子供であること、その母はベラドーヴァと呼ばれる素晴らしい歌姫だった事、自分が結婚していた為ベラドーヴァと結婚する事が出来なくて、結果彼女は麻薬を用いその為えエリックが醜い子に生まれたのだと告白する。そのベッドの頭のところにカーテンが懸かっていてそこにベラドーヴァの姿が映る。彼女はエリックに対する優しい母の心を歌う。

♪~エリック あなたは そう 我が子よ
おまえは 私の光よ
ああ おまえに捧げる 私の命を
美しい子
この世に ただ一人だけ 私の宝
愛してるわ この世の誰より
(中略)
ここで生きて
地下深くでお眠りなさい 穏やかに
大丈夫 誰にも見つからないわ
エリック おまえを愛している
私の子よ わかるわよね
エリック 息子よ 我が子 そして光 ~♪

これを歌っているのは・・・、そう!宝塚の宙組で男役のトップを勤めた、そしてあの「エリザベート」のトートを演じた姿月あさとさんなのだ~!
カーテンに映るのは殆どがシルエットで後半の一瞬に顔が見えたかーー?と言った具合だったが、素晴らしい歌声だった。
なによりエリックへの愛が溢れている歌声だった。そしてクリステーンはエリックに迫る。
お顔を見せてください! エリックは拒絶するがクリスティーンは「お母様はあなたのお顔をみて微笑まれたのですよねっ!」
この言葉についにエリックは仮面を外すが・・・、顔を見たクリスティーンは一瞬固まり、そして走り去った・・・。残されたエリックは悲鳴にも似た泣き声を上げ地面に転がる。こちらの胸もズキズキと痛む・・・。
ここからエリックの転落が始まる。
カルロッタを感電死させ、警官を襲いピストルを奪うが彼も撃たれる。そんなエリックを抱きかかえるキャリエール。
♪~
キャリエール:エリック おまえは そう 我が子だ
        許してくれ 言えずにいて
        なぁ 認められるかい 私を父だと
ファントム:気付いていた あなたのこと
       わからないはずがないだろう
       待っていたんだ 話してくれるの
キャリ:あぁ すべて私の弱さなのさ
ファン:許してた あなたを わかるね
キャリ:エリック おまえを
     もう二度とは 一人にさせない 誓うよ
     この身をかけて 守り続けるさ
     エリック 息子よ 我が子 そして光
ファン:深く埋めて
     地下深くで眠りたいんだ おだやかに
キャリ:約束する 誰にも見つからないよう
     エリック おまえは
ファン:わかっていた
キャリ:私の子だ
ファン:わかっていた
キャリ:エリック 息子よ 我が子 そして光

このまま死んじゃうのかと思ったのだが・・・(笑)シャンドン伯爵とクリスティーンが一緒にいるところを見て逆上し、離れろっ!と叫ぶ。
クリスティーンを抱えて塔の上に登るエリック、追ってくる警官に向けてエリックを庇うようにピストルを構えるクリスティーン。
塔の上に追い詰められたエリックはピストルで撃たれ綱に飛び移る。
ここが凄いんだ!勿論背中につり金具は取り付けてあるが、塔から飛びだし天井から釣り下がる綱をバシッと手で掴み足を絡める!
そしてキャリエールに叫ぶ!
「撃ってくれ! 父さんっ! 母さんのところへ行きたいんだ!」 もう~ここから涙・涙・涙・・・。
キャリエールに撃たれたエリックはその腕に抱えられながら息を引き取る。そんなエリックの仮面を外しそっとその頬にキスをするクリスティーン。
仮面の下にはとっても綺麗な死に顔があった!

カーテンコールの最後に正面の扉を開けて颯爽と出てきた大沢たかおさん、ロングヘアーにロングコートをなびかせて登場の大沢さんはまるでトートだわぁ~!(^O^)/
背が高く輝くような笑顔で素晴らしくハンサム!(爆)芝居のあいだじゅう仮面をつけて、その綺麗なお顔を拝見することが出来なかったので、余計に輝いて見える(笑)
初のミュージカル出演での歌は・・・、大健闘!と言っておこう(^^)

この舞台は私が知っているいわゆる劇団四季が上演しているアンドリュー・ロイド=ウエーバー版「オペラ座の怪人」ではなくてコピット&イエストン版だから、あの聴きなれた音楽は全く出てこない。そういう意味で最初は取っ付きが悪いと感じたのは事実だが、物語りが進んで行くにつれ、そんな事は関係なくなった。物語のストーリーはほぼ同じだが「ファントム」の方はファントムの境遇とか父・母との関係に重点が置かれ、特に父親キャリエールとのかかわりに主眼が置かれているように思えた。
ウエーバー版では火傷を負って醜い顔になったファントムは母にも拒まれ僻んで行き、それが犯行に結びついていくのだが、こちらのファントムは顔は醜くなったが父にも母にも愛されている。ただその醜さゆえ地下室に閉じ込められ世間から隔離されていため常識を持ち得ず、感情の赴くままに逸脱した行為に走った悲劇なのだろうと思った。プログラムの中では現代にも通じる引きこもりと書いてあったが・・・。
だが両親に愛されていたじゃないの! それが救いだ!
ウエーバー版の音楽は確かに素晴らしい。でもファントムの方は物語りが素晴らしい! 

22日ソワレ終演後にルカスさんと姿月あさとさんのスペシャルトークがあり、姿月さんは舞台の中でシルエットでしか見えなかった歌う姿を素晴らしい歌声と共にご披露してくれた。
大阪弁で収録の模様をざっくばらんに語る飾らない姿月さんはとってもステキ! 宝塚を退団した後多くの人がミュージカルへと進む中、大好きだという音楽の道へ行かれ、コンサートを中心に活動されている。私は姿月さんの声が、アノ人の声よりもずっとずっと好きなんだ!(爆)

ダイエット

2008年01月15日 | ダイエット
観劇遠征の少なかった昨年、たった一年の間に3.5キロ肥ってしまった・・・
チビの私の背で3.5キロは大きいよ!
原因は甘い物の食べすぎ

しかし肥るのは容易い事なんですねぇ~ 
美味しい物を食べ口も心も満足満足と幸福感に溢れる時間を過ごし、しかもその結果が現れるのは大分先のことなのでついつい・・・

しかし現実の厳しい結果を目の当たりにして、これはほんとにヤバイよ
で、お正月の終わった今週日曜日から一念発起ダイエットに挑戦する事にした。

私が決めた方法はローカル番組でやっていたお正月肥りの解消法というもの、朝プチ断食なることをする、といっても全くの断食ではなくホッとココアに生姜のすり卸を入れて飲む。これが朝食で、昼夜は普通に食べる。でもこのココア100カロリーあるんだよ
だが余り無理をすると結局続かないので、食事制限はこれくらいにして後は運動を増やすことにする
家での運動を最低でも週3回1時間以上、そして週一回1時間のスイミング。
果たして3キロがどのくらいで落ちるだろうか?

話は変わるけど私の寝室に「天涯の花」のポスターが一枚張ってある。
内野さんの舞台を始めて見た記念に買って帰った物なのだが、この時内野さん30才、顔も身体もすっきりと痩せていらした(笑)
このポスターを眺めながら、ついこの間終わった「風林火山」の勘助を思い出している。
「風林火山」も内野さんの熱演で評判も大変良かったと聞いているが、最後頭を丸めて道鬼となってから、なんだか身体がムチムチムチとすごく肥って見えた。
もうーー暑苦しいくらいに

勘助が「天涯の花」の頃くらいに痩せていたら、もっと精悍な勘助が見られたのではないかと、「風林火山」の評判ももっと高くなっていたのではないかと・・・少し残念だった

内野さんがちょっと肥った~?と最初に感じたのは「不機嫌なジーン」の時で、ジムでトレーニング中の神宮寺に腹を見せて筋肉が割れていると自慢したシーンだったが、これが全然割れてるどころかぽっちゃりとして見えたんだなぁ~
で、次に「メタルマクベス」で現実を見てガーーーンとなった(爆)

内野さんも肥る体質なんだわ、きっと!
意志が強くストイックなまでに自分を追い詰めると言う内野さんでも、ダイエットは難しいんだーー

何日か後に嬉しい成果が発表できるよう頑張ります

お正月が終わった。

2008年01月13日 | 日記
今日はとんどだった。
昨年は写真を上げたと思うけど、今年は写真なし
午前中にすぐ側にある宮の屋根に懸かった樹を切り倒し、それをまとめて「とんど」の芯にして回りに竹を廻らせた中にお正月に飾ったしめ縄や昨年のお札などを積めて準備完了

午後一時に今年の年男の人が点火・・・火は大きく燃え上がり、書初めが空高く舞い上がった。
各家からみかんや豚汁・コーヒー・つまみなどが持ち寄られ、年始の挨拶やらアソコの家の話やら(笑)とんどの火にかざして沸かしたお酒も程よく燗が出来てよく食べよく飲みよく喋り楽しい時間を過ごした。
やがて炎が治まると今度はそれぞれの家族の人数分だけお餅を焼く。
そしてとんどの火を少しずつ分けて持ち帰りそれで神棚のお灯明を点す。
これで今年のお正月が終わる。
家の飾りも全て普段に戻ったのだが、実は今週の土曜日我が家で新年宴会を催す事になっていて、今度はその準備に取り掛からなくてはならないんだ。
暮れの忘年会での話し合いではお料理はパックを取る事にしていたのだが、パック弁当も既製品が多くて美味しくないので皆に内緒で松花堂弁当を作る事にした。
おせち以降お料理付いているワタシ

で、今日とんどが終わった後、松花堂の弁当箱を出して洗っておいた。

久々のお弁当なので出来上がった時は記念に写真に撮ってここに載せようと思う
友人が集まって来た時出来合いの弁当ではなく手造りの松花堂弁当が並んでいたらきっと驚くだろうなぁ~!
その驚きの(^O^)/を想像しながら頑張るぞーーーっ

『死ぬまでの短い時間』

2008年01月11日 | 観劇日記
1/11『死ぬまでの短い時間』ドラマシティ

作・演出=岩松了

キャスト
孤独なタクシー運転手・シミズ・・・・北村一輝
自殺志願の女・フタバ・・・・・・・・秋山奈津子
シミズに憧れている若い男コースケ・・田中圭
若いカップルの男・ドイ・・・・・・・古沢祐介
若いカップルの女・ミヤマ・・・・・・内田慈

音楽・演奏=トリティック・テヘダス
パーカッション=小野かおり
サックス=淡谷三治
ギター=森安信夫
ボーカル=長屋美希恵

《ストーリー》
海岸ぞいの小さな町には、自殺の名所があった。時折、駅に目線の定まらぬ人が降り立ちタクシーに乗り込み「崖っぷちまで」と言う。
自殺しに行くのだ。それがわかっていながらなぜ連れていくんだという非難を浴びながら「仕事だから」と言うタクシー運転手・シミズ。
或る日、駅に降り立った女・フタバは「崖っぷちまで」と言う。シミズはタクシーを発車させる。
崖っぷちまで来たフタバとシミズの間には、しかし、意外な展開が。
何がフタバを思いとどまらせたか、彼女は自殺せず、次の朝、シミズの部屋で目覚めたのだった。
シミズの姿は見えず、枕元にお金だけが残されていた……。(パンフレットより)

舞台は上手に電話ボックス、下手にはベットが置かれ床が何段にも段差がある。一番上手が崖っぷちと言われている海岸の岸壁らしい。下手奥に生バンドが控えていて女性ボーカルが素晴らしい歌声を聞かせる
この作品は岩松了初の音楽劇、なのだそうだ(笑)
だが音楽も歌も素晴らしいと思ったけど、果たしてこれが芝居に必要だったか? 
歌の歌詞を全て岩松さんが作詞されたらしいのでその歌詞の意味が物語の心情を伝えているのだろうと思うけど、歌や音楽は直接ストーリーには係わらない。これなら無理に生でなくてもBGMでも充分機能すると思うけど。
その歌詞が載っているパンフを何時ものように入場するとすぐ買ったのだけど薄っぺらいのに¥1500は少し高すぎないかいーーー?

登場人物はタクシーに乗って崖っぷちまでというフタバとタクシーの運転手のシミズ、それに若い男女・ドイとミヤマ、そしてシミズに憧れるコースケの5人だが、私はフタバとシミズ以外の人物は全て無視した(爆) 兎に角人物設定も台詞も難しい作品、例えばこの若い男女ドイとミヤマはドイがストーカーまがいの行為をして舞台に登場すると間もなくミヤマに殺される。だがその後も舞台に変な人間のまま登場し続ける・・・、多分幽霊(笑)
コースケに関しても何の意味があるんかわからないのでこれも無視!
 私は秋山奈津子さんと北村一輝さんの芝居を観に来たのだから・・(笑)

その北村さん演じるシミズが優しい人間でねぇ~! 
カーテンコールの時両手を胸の前に合わせて拝むような仕草をしながら優しい笑顔で微笑む北村さんを見て、今までテレビなどで見てきた濃くていやらしい役の多かった北村さんの印象が吹き飛んだ! 重ねて言うけど笑顔がとっても良かったんだわぁ~!
そして秋山さんも相変わらずスタイル抜群で黒のスリップの上に赤に黒のバラの花を描いたスリップ式のワンピースに赤のコートが良く似合って、とってもとってもステキだった!この舞台の東京公演が行われたのはベニサンピットで、退廃的な役の秋山さんとタクシー運転手の登場と来れば・・・、そう!あの「ブルールーム」を連想してしまったわ(笑) 内容もどこか通じるところもあったような気がするし。
秋山さんは客席から舞台に向かって歩きながら一曲歌う。役者が歌ったのはこの一曲だけ・・・、でも音楽劇なんだ(笑)それと秋山さんが手を振り身体をくねらしながらの踊りを一曲踊る。そしてこの舞台、出入りにかなり客席を使う。
舞台の後半頃シミズはフタバに本当に死にたいのかと聞いた。死ぬつもりなんてなかったのだろうと。タクシーに乗っていたフタバが窓の外の景色に目を移しそして横向きになった時笑顔を見せたという。死のうと思っている人間が笑うか? シミズはそう聞いた。
『死ぬまでの短い時間』とは死を決心してタクシーに乗り崖っぷちに辿りつくまでの短い時間の事なのかと思った。過去に殺人を犯し人生に絶望して死を選ぼうとしているフタバだが実はこの短い時間の中で生きたいと信号発していたのだろう。それをシミズが受け止めたのだと思ったのだが・・・。
内容はホンとによく判らないけど、でも良い舞台を観た!という気がして気分よく帰途に付いた。

あけましておめでとうございます。

2008年01月01日 | 日記
2008年の年が明けました。
今年はどんな年になるのでしょうか?

暮れにおせちを頑張って作りましたよ~
2段重ねのお重を2組と買ってきたおせちも2段の物なので、テーブルの上に並びきらない

でも家族が皆揃って無事にお屠蘇を頂けた事が何より嬉しい
世相はだんだん暗くなる予感がするけど、気持ちだけは前向きに持って生きて行きたいと願う。
今年は新しい命の誕生も有る予定

どうか良い年でありますように