内野さんの公式にオール読み物に対談が載るとの事で、今日本屋で立ち読みしようと読みかけたのだが かなり長いし、それに内容がとても充実していたのでつい買ってしまった(笑)
うぅーん、とっても読み応えがあって現代人にぜひ読んでもらいたい対談だわ~!
映画「あかね空」
金儲けよりも心意気を大切にした職人の魅力、彼らをはぐくんだ江戸の懐の深さを原作者・主演俳優・近世研究の気鋭学者が語り合う。
まず原作者の山本さんが内野さんの伝蔵の演技をべた褒め・・・(^^ゞ
内野さんが二役やるのはアイデアだけど、どちらも見事でした。
とくに伝蔵の凄みには震えが来た、と。
この中で磯田さんが江戸の職人の気風(きっぷ)について、
「不動像を頼まれた職人が背中の火炎をどう彫ったらよいか悩んでいて、隣の家の火事で自分ちが燃えているのに炎を見て彫り物のことを考えている、バカだね・・・」(爆)
これを受けて内野さんが「ぼくもそういうう役者バカになりたい」。
山本さんに役者は職人だと言われ内野さんが反論!
「職人はクライアントから求められて注文されたものを的確に、上質に作る、そういうイメージだが、俳優はもっと個性とか主張とかを入れていくのが仕事と思っているから職人だと言われるのには賛同できない」
山本さん、「だからこそ職人なんだと、相手をへこませるものを作っちゃうし、銭を積まれても厭なものはやらねぇって奴が山のように居たんだ。どんな注文でもこなせて、それと同時に俺の作りたいものはこれなんだと技で見せる。これは役者と同じだろう。役者の演技は丁々発止の喧嘩だと思うよ。監督の言われるままにやるだけじゃロボットだよ!役者は台詞じゃあなくて自分の体で表現する。伝蔵だって家族に対する色んな思いが言葉では語らないが生身の役者を通して伝わってきた、素晴らしかったよ!」
あと「風林火山」の話しになり、内野さんは最初勘助の「異形」にこだわり人が見て思わず顔を背けたくなるようなイメージを特殊メイクして猫背でうーっとやろうとしたら、カメラテストでスタジオが静かになっちゃって(笑)「内野さん、これはきつ過ぎます」
ハハハ・・、さすが内野さん!やるからには徹底的に拘るんだ!
でも見たかったなぁ~!(笑)
内野さんが拘っているのは現場の緊迫感だそうで、「今回は舞台役者が多いので、ワンカットを長くまわしていると、役者同士の関わりがすごく高まりアドレナリンが出て、なんとも言えない雰囲気が現場にパーッと漂う。それは台詞でも動きでもない、でもカメラは絶対にそれを捉えるんです!」
伝わっているよ~っ
これを読んで内野さんの大河にかける意気込み、このアドレナリンが「風林火山」を見ている人にビシビシと伝わっているんだ!と確信した。
なんだか今回の大河が男性にすごく評判が良いらしくて、その男性がウッチー見たさに「 ミセス・シンデレラ」を見ているっていうのに思わず笑っちゃった~!
この対談の中では江戸の町、「粋」を大切にした江戸っ子気質など、貧しくともそれを跳ね除ける逞しさや懐の深さなど、多様な人々の素晴らしさが多く語られていて、現代社会がとてもむなしく、悪を悪とも思わずお金に群がる人ばかりが増えて、寒々とした時代になってしまった事を痛感する。
うぅーん、とっても読み応えがあって現代人にぜひ読んでもらいたい対談だわ~!
映画「あかね空」
金儲けよりも心意気を大切にした職人の魅力、彼らをはぐくんだ江戸の懐の深さを原作者・主演俳優・近世研究の気鋭学者が語り合う。
まず原作者の山本さんが内野さんの伝蔵の演技をべた褒め・・・(^^ゞ
内野さんが二役やるのはアイデアだけど、どちらも見事でした。
とくに伝蔵の凄みには震えが来た、と。
この中で磯田さんが江戸の職人の気風(きっぷ)について、
「不動像を頼まれた職人が背中の火炎をどう彫ったらよいか悩んでいて、隣の家の火事で自分ちが燃えているのに炎を見て彫り物のことを考えている、バカだね・・・」(爆)
これを受けて内野さんが「ぼくもそういうう役者バカになりたい」。
山本さんに役者は職人だと言われ内野さんが反論!
「職人はクライアントから求められて注文されたものを的確に、上質に作る、そういうイメージだが、俳優はもっと個性とか主張とかを入れていくのが仕事と思っているから職人だと言われるのには賛同できない」
山本さん、「だからこそ職人なんだと、相手をへこませるものを作っちゃうし、銭を積まれても厭なものはやらねぇって奴が山のように居たんだ。どんな注文でもこなせて、それと同時に俺の作りたいものはこれなんだと技で見せる。これは役者と同じだろう。役者の演技は丁々発止の喧嘩だと思うよ。監督の言われるままにやるだけじゃロボットだよ!役者は台詞じゃあなくて自分の体で表現する。伝蔵だって家族に対する色んな思いが言葉では語らないが生身の役者を通して伝わってきた、素晴らしかったよ!」
あと「風林火山」の話しになり、内野さんは最初勘助の「異形」にこだわり人が見て思わず顔を背けたくなるようなイメージを特殊メイクして猫背でうーっとやろうとしたら、カメラテストでスタジオが静かになっちゃって(笑)「内野さん、これはきつ過ぎます」
ハハハ・・、さすが内野さん!やるからには徹底的に拘るんだ!
でも見たかったなぁ~!(笑)
内野さんが拘っているのは現場の緊迫感だそうで、「今回は舞台役者が多いので、ワンカットを長くまわしていると、役者同士の関わりがすごく高まりアドレナリンが出て、なんとも言えない雰囲気が現場にパーッと漂う。それは台詞でも動きでもない、でもカメラは絶対にそれを捉えるんです!」
伝わっているよ~っ
これを読んで内野さんの大河にかける意気込み、このアドレナリンが「風林火山」を見ている人にビシビシと伝わっているんだ!と確信した。
なんだか今回の大河が男性にすごく評判が良いらしくて、その男性がウッチー見たさに「 ミセス・シンデレラ」を見ているっていうのに思わず笑っちゃった~!
この対談の中では江戸の町、「粋」を大切にした江戸っ子気質など、貧しくともそれを跳ね除ける逞しさや懐の深さなど、多様な人々の素晴らしさが多く語られていて、現代社会がとてもむなしく、悪を悪とも思わずお金に群がる人ばかりが増えて、寒々とした時代になってしまった事を痛感する。