ゴールデンウイークも半ばですね。
桜が終わり、ついこの間まで枯れ木のようだった落葉樹が一斉に芽を吹き、あっという間に新緑の庭になった。
裏山も緑が鮮やかでとってもきれいです
私は毎日庭に出ています
ハーイ 草取りで~す 木も芽を吹きますが草も盛んになります
でもいろんな花が咲き始めているのでとっても楽しい
で、バラが咲いたので写真を撮りました。 原種のバラだそうでアーチにしています。
つぼみがいっぱいついているのでまだまだ賑やかになると思います。
この庭も造ってから6年目に入りました。
田んぼだったが稲を植えなくなってから夏の間の草刈りが大変だった(勿論主人の仕事でしたが・・・)
そこで真砂土を入れて庭にしましよう! 桜を植えれば葉が茂って下の草が生えなくなるよ!と提案したら
草刈りにくたびれていた主人は一も二もなく乘ってきた(笑)
で、この庭になったのだ。上の段にはさくら、もみじをメインに木ものを植え、下の段には花の咲く木や草花を・・・。
主人も大変気に入って植えて3年間は水やりが大事、と造園士さんに言われ、熱心に水やりをしてくれ
水をもらって生き生きとした庭を飽きもせず眺めていた姿を懐かしく思い出す。
この庭がとっても気に入っていて朝に夕に庭を散歩していた。
勿論私も花が好き~~
この庭を造るまでは家の裏にある小さな畑を庭にして主に山野草を植えていた。
この花に寄せて思う事
昔、結婚する前に花嫁修業ではないけど(笑) 当然のようにお茶やお花を習っていた。
お茶は裏千家、お花は池坊・・・、で、この地へ嫁いで来たら丁度良い具合に 裏千家のお茶の先生がいらした。
折角だからとお茶もお花も続けて習わせてもらった。
その先生のお宅へ伺うようになってまず衝撃を受けたのが、古びた田舎家のお宅だったが、家のあちこちにさりげなく活けてある
一輪、二りんのすてきなお花だった
私が習っていたお花はお生花(せいか)や盛り花。
お生花は最初はハランで5枚・7枚と基本を習い、股木を使って花を芯・副・対という風に縦一列にきっちり活けるか
若しくは水盤に沢山の花を色とりどりに活ける盛り花(自由花)、そしてお茶はもっぱらお作法の順序を覚える事ばっかり厳しく
言われて、かなりのレベルまで教わった。 このころ習ったお茶とお花 どちらも嫌いではなかったけど・・・。
だがこちらへきて習った I 先生は全てが違った
まず衝撃を受けた茶花、お宅へ伺うたびに季節の花がとっても素敵にさりげなく活けてある。
楚々としたその花々が 「ありがとうーッ」と言っているように思えたのだ
その花を見るのがとても楽しみで、先生にその事を伝えるとお茶席の茶花は山野草が基本だと教わった。
そして先生宅の庭に咲いていた山野草を何種類かを株分けして下さった。
これが私の花好きの始まりだーー
それからは植えるのはもっぱら山野草ばっかり、買ったり貰ったりして増やして今では山野草だけでも50種位はある。
こちらの庭はごちゃごちゃ所狭しと色んなものを植えてあるので、見栄えは悪くとても写真には撮れません
勿論お茶席には木ものもあるので木も植えてあります。
お茶花の代表は椿だ! 椿だけでも10種はあるよ
初嵐は花の無い冬に咲く貴重な白のつばき、3月ごろから咲く侘助は赤、白、胡蝶侘助など・・・。
そして先生からお茶の最も大事なのはお作法よりも季節感と、もてなす心だと教わった。
お茶にはお茶事といって時々に催す色んな行事があり、その時に振る舞うお茶懐石というお料理がある。
日本料理の基本のようなこのお茶懐石からも様々なことを学んだ。
これらの事は私の日々の生活の中のいろんな面で大きく影響を受けていると思う。
家のあちこちに花を活ける事で日々の生活に潤いを感じ、人を招いてお食事を出しておしゃべりを楽しむ。
お茶・お花の作法だけではなく生きていく上で大切なことや知識をとても多く教えて下さった素晴らしい先生でした。
I 先生に出会えた事は私にとってかけがえのない宝、本当に感謝です。
今日は気温は25度を超えました。ぼちぼち部屋の模様替えをしなくっちゃね
先生! 季節感を大切に生きていきま~す(笑)