あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

『両雄死す』『逆襲・武田軍』

2007年07月28日 | 風林火山
久々に『風林火山』の感想です(笑) 毎週欠かさず見てますよ~! ハイ!
重臣・板垣と甘利が討ち死にした『両雄死す』は広大な野原での大掛かりなロケだったが、あまりにも広過ぎてロケ隊が少々貧弱に見えたような気がしたかなぁ~。
戦争場面をロケで撮影するのは大変な事だと思う。

しかし、なんと言ってもこの回のハイライトは亀次郎・晴信の『おのれ~~っ、甘利ーーーっ!』の眉ぴくぴくの睨みの場面だろう(笑)
暗いメークの目を寄せてまるで歌舞伎の睨みを見ているようだった!
亀次郎さんがこの『風林火山』で、自分に求められているのは歌舞伎役者としての演技だ、と言われていたが、丸々歌舞伎役者がそこに居るのはどうなんだろうね?
あの睨みには感心すると言うより笑が起きそうで、この大事な場面で笑ってしまっては、ぶち壊しのような気もするが・・・。

信頼する重臣二人を失って放心状態の晴信が次の戦いに挑む『逆襲・武田軍』
この戦いでは晴信は勘助の言うがままで、ショックから立ち直れていない。
高遠を討ち取って諏訪の由布姫を訪ねた晴信の最後の場面の号泣・・・、『板垣ーー、なぜ死んだ~~』 私も一緒に泣いた。
自分を諌めるための諫死だと言われれば、どんなに悔やんでも悔やんでも、もう取り返す事の出来ない板垣の死に、泣く事しか出来ない晴信の涙にもらい泣きをした。

ここ何回かは御屋形様が暗く暗くなってしまわれていて・・・、(笑)
ようやく来週からは人の心が読める御屋形様に戻られるのだろうか?
しかし亀次郎さん、海外遠征があったり、日本へ戻っても引き続いて舞台へ立たれているようだが、殆どの回に出演されているのに大丈夫なのかと心配になる。

さてさて肝心の内野勘助だが、最近は出番がイマイチだったねぇ(笑)
若い頃の汚い勘助はすっかり影を潜め最近では綺麗なお顔した軍師勘助、来週からは勘助が柱になって物事が動くのだろうか?
来週と言っても明日だが・・・、もれ聞こえて来る情報(ガクトさん)によればもう40回辺りを撮影しているとか・・・、もう終わりが見えてきているのかなぁ~?
内野さんも道鬼になる為髪は切っちゃったし(笑)
撮影が始まってもう間もなく1年が経つんだねぇ~!

来週からは景虎が本格的に登場する。
こんな格好をしているけど根は真面目なんで・・・、だそうだ(笑)
ガクトさんのインタビューを聞いていると彼は本物の日本人!という気がする 正義の為に戦った謙信はうってつけかも・・・。
内野さんとの絡みも楽しみだわ~!

迷惑メール (*^o^*)

2007年07月22日 | 日記
毎日毎日100通以上も送られてくる迷惑メールにホトホト困り果て、いっそのことメアドを変えようか、と思いながら、変えた後のあちらこちらへの連絡や変更が億劫でそのままになっていたのですが、この度プロバイダーの方から削除・隔離をしてくれる事になり、ホッとしています プロバイダーの方には何とかならないかと幾度かお願いしていたのがようやく叶いました!

誰がどんな目的であれほどのメールを送ってくるのか?
メールを指定して削除に入れておけば無くなるかと思えば、何の事はない、少しアドレスを変えて又同じ差出人で送られてくる。
外国経由で何万通と一斉に送るらしいけど、バカな事をする人間がいるものだと思う。

話は変わります 
迷惑メールの続きに書く事ではないんですが・・・、
15日の日曜日に長男の結婚式が無事終わりました
身内だけのこじんまりとした式と食事会でしたが、出席して下さったお客様が積極的に色んなイベントを催して下さって、お蔭様で和気藹々と和やかな楽しい集いになり、本当に感謝です!
初めは予定していなかったケーキカットもホテルの料理長さんからの手作りケーキのプレゼントというハプニングもあり、全員で美味しいケーキを頂きました。
素晴らしい結婚式でした。

長年、長年・・・、ずーーーっと気に掛かっていた長男に、良き伴侶が出来、これでやっと親の務めが果たせたと・・・、チョット気抜けがしています(笑)

その可愛いお嫁さんが我が家へ来てシロをとても可愛がるんです(笑)
犬が好きなんだそうで、是非飼いたいと・・・。
で、今アチコチにおとなしい犬を譲ってくださる方を探しているところです。
このテンプレートのようなのがどこかに居ませんかねぇ~

7/7 『宝塚BOYS』 アステールプラザ

2007年07月17日 | 観劇日記

原案=辻則彦 『男たちの宝塚~夢を追った研究生の半世紀』より

脚本=中島淳彦

演出=鈴木裕美

出演

竹内重雄(たけうちしげお)=葛山信吾

星野丈治(ほしのじょうじ)=吉野圭吾

上原金蔵(うえはらきんぞう)=柳家花緑

大田川剛(おおたがわつよし)=三宅弘城

長谷川好弥(はせがわよしや)=佐藤重幸

竹田幹夫(たけだみきお)=須賀貴匡

山田浩二(やまだこうじ)=猪野学

君原佳枝(きみはらよしえ)=初風諄

池田和也(いけだかずや)=山路和弘

 

おかしくて、切なくて、でもとっても楽しい期待を裏切らない舞台でした!

舞台が始まる前の客席には、昭和20年頃に流行ったのであろうと思われる歌がずーっとスピーカーから流れている。

やがて舞台が始まると一人の男が登場する。上原金蔵(柳家花緑)だ。続いて玉音放送が流れそして舞台には正面の高いところに扇型の板に「清く正しく美しく」と書かれたがらんとした部屋、ここは宝塚の稽古場、そこへ池田(山路和弘)が入ってきて上原に君が小林先生に宝塚男子部をと言ったおかげで男子部の創設が決ったという。

上原がピアノを弾きだす・・・、花緑さん、とってもお上手なんだ! なんだかスゴイ芸達者な方(笑)  

募集に応じて集まった男子部員達の中にはおよそ宝塚の雰囲気には似つかわしくない者もいる(^-^)例えば山田浩二(猪野学)はまるでやくざのような振る舞いや言葉遣いだし大田川剛(三宅弘城)は宝塚オーケストラのメンバーだったというが、とても不器用に見える。長谷川(佐藤)は旅役者の息子、そしてお人よしの竹内は電気屋だったとか(笑) 皆終戦までにはそれぞれに色んな事情を抱えていた、例えば人間魚雷回転とか、特攻隊員だったとか、長崎で原爆のきのこ雲を見たとか・・・。この宝塚男子部員達が何度も何度も丁寧なお辞儀をする場面が出てくる。この丁寧なお辞儀の事を「最敬礼」というのだが皆さんはこのことばをご存知だろうか?

腰を90度以上に前へ屈めて礼をする最高の敬意を表する礼の事である。例えば天皇陛下の前に出た時とか・・・、戦時中を知っている者にしか判らない言葉かも(笑)

この男子部へ入ると月給2,000円が支給されると言うが入団を希望したのはそれだけではなく夢が欲しかったのだろうと思う。それぞれが自分が抱いた夢に向かって稽古を始める。

男子部ももう1年を迎えようとしていた頃、ダンスのレッスンシーンがご披露された、 が、これが中々いけますのよ~(*^o^*) 最初の頃の棒が突っ立っているのかと思われたダンスがかなり様になってきていた! 皆さん、随分練習されたんだろうなぁ~と思いながら観ていた。

長谷川(佐藤重幸)人気劇団チームナックスのメンバーである佐藤さんも演技は確かだし裸になると決してムキムキではないけど、筋肉がとても綺麗についていてお腹の筋肉の割れはスゴイ!

そんな中にあって一際目立つのが星野丈治(吉野圭吾)だ! 彼だけは劇団の方からお願いしてきたプロのダンサーで、皆の指導に当たらせる為に雇い入れてきた人物、登場するやいなや見事なステップをご披露する! 吉野さん、やっぱり素敵~! これが観たくてね~(笑)

男子部に又入団してきた武田(須賀貴匡)はどうやら山田と知り合いらしい。山田がたいそう慌てて訳の判らぬ事を口走りながら部屋に引き込む(笑) 武田は母は戦災で亡くなり父は南方で行方不明だと語る。

この武田は闇市の愚連隊を名乗っていた山田浩二とは昔馴染みで山田の親が日本舞踊をやっていた事をばらしてしまい・・・(笑)やくざのような荒っぽい言葉で皆にいちいち食ってかかる山田を演じる猪野学さん、下着になると褌でレッスンをする(爆)この人が何で宝塚へ入団してくるの?と言った雰囲気で客席は大笑い!

そして池田が入ってきて良い知らせと悪い知らせが有るという。皆の希望によって悪い知らせが伝えられるのだがそれは男子部の中に宝塚の生徒に恋文を出したものがいるらしい。そして良い知らせは男子部から2名が公演に出られると言う話だった。選ばれたのは上原と長谷川・・・、星野は上層部は何を考えているのだと荒れ狂う。が、この話も恋文の犯人が突き止められる事が条件!言われる。リーダーの上原は部屋で寝ないで待っているから告白に来て欲しいと部屋にこもる。だが深夜になっても誰も来ない。

だが池田が最初に言ったようにこの男子部創設には多くの反対が有った。第一宝塚の生徒たちが大反対だったのだ。その為に偽手紙事件が起きた訳で犯人はどうやら宝塚の生徒のようだ。 そして良い方の話の詳細がわかる。配役は馬の足・・・(笑)

時が経ちショックを受けた馬の足だったがもう何公演かをこなしている様で舞台では長谷川が馬の足の練習を指導している。

やがて手紙の真相は後から入ってきた武田幹夫によって明らかにされるがこの武田を演じる須賀貴匡さんは私は初めてだったが爽やか系の中々のイケメンで歌もお上手(笑)

巷では天才少女歌手美空ひばりが誕生し歌声が流れているところで一幕が終わる。

 

二幕になるとかなり時間が経過しているようだが男子部は相変わらず大劇場へのデビューもなく皆悶々として懐疑的になり始めている。大田川が時折変な咳をしていて皆が病院へ行くように薦めるが大田川は聞かないでいたがとうとう竹内が付き添って病院へ行った。診断は肺結核、片方の肺が無いのだと言う。

そんな時宝塚男女合同公演の話が飛び込んできた。台本もある。その台詞を練習する為君原のおばちゃんまで借り出される。ここでダンスのシーンがあるのだが初風さんと吉野さんが二人で踊るシーンがツボだった(^^)/^ 

大田川が病院を抜け出して宝塚の練習場へ姿を現しそこへ池田がやってくる。「宝塚男子部の解散が決った・・・」

やがて池田が最後通告をする。男子部解散!

しかし・・・、舞台はここからが凄かった~!(笑)

中央からキラキラと電機の付いた、しかし宝塚の大階段とは比べ物にならないほどのちっちゃな階段がせり出してくる(笑) そして宝塚男子部員全員が燕尾服にステッキを持って登場し素晴らしいダンスのご披露だ。初風さんが時間稼ぎに舞台の袖で歌っている間に次は背中に羽根飾りを付け宝塚用語で言うシャンシャンを持って再登場・・・、私は全員の素晴らしいダンスを見ていて自然に涙が流れていた。吉野さんを除けば凡そダンスには縁の無いような方ばかりなのに、ここまで踊れるようになる為の練習と、宝塚男子部員のこれまでの夢と苦労が重なって見えたのだ。そう、夢だったのだ!夢を見て練習をつんだ8年間が散った瞬間・・・、笑いながら見ていたけど、とっても切なかった!

私はどうしてもこのレビューのシーンがもう一度観たかった! 広島公演はたったの1日だけなんだよ~(涙)

終演後すぐにDVDの申し込みをしたけど私と同じ思いの方が多くいらしたようだ。 

 

役者さんについて

竹内役の葛山信吾さんはパンフレットやチラシではトップに来ていたのだ彼が主役だろうと思っていたのだが(笑)個性の強い面々の中に埋もれて意外に印象が薄かった。彼の舞台をはじめて観たのは「アンナ・カレーニナ」だったが、おとぼけのお笑いキャラがとっても上手だったのに驚いたが今回も同じ鈴木裕美さんの演出という事で、同じような役柄だった。彼は損をしたと思う(笑)

落語家の柳家花緑さんが、こんな舞台に出てくるとは思わなかった(笑) 本業の落語の方の活躍はよく知らないけど、TVで色んな番組によく出ていて、考え方がとても柔軟な人だとは思っていたけど・・・。この舞台ではある意味彼が主役だよ! 男子部創設のきっかけを作り部員から親しみを込めて大将と呼ばれ生真面目にリーダー役を務める上原のキャラがなぜか花緑さんに重なった(笑)ご本人はダンスの経験があるかどうかは知らないけどお兄さん(かな?)の小林十一さんがバレーダンサーだものね。

初風諄さんは男子部の面倒を見る賄いのおばちゃん君原佳枝役をとても味のある演技で見せている。実際でも、舞台の中でも昔取った杵柄という訳で歌を聴かせているけどまだまだ音程も確かだし、女役を引き受けて言う台詞もダンスも良かった! でもエリザベートのゾフィ以来だけど、お年を取られたかなぁ~? 少し背中が前かがみになられたような・・・。

それともこの役になりきっていたからか?

だがなんといってもこの舞台の主役はやっぱり吉野さんだよ!(^O^)/ 舞台へ出てきただけでパーーッと華やかな雰囲気を醸し出す。パンフを読むと宝塚の印象に残っている舞台は「エリザベート」だそうだ(笑)以前にトートをやりたいと言っていたけど、何時か吉野さんのトートで「エリザベート」観たいなと思う。

笑って泣いて大満足の舞台だった!DVDが早く来ればいいなぁ~!


きれんげしょうま

2007年07月14日 | 日記
「きれんげしょうま」を写真に撮りました。
画面ではよく判らないかも知れませんが、とっても綺麗な黄色をしています。
私が始めて観た内野さんの舞台が松たか子さんと共演した「天涯の花」でした。
このきれんげしょうま、《漢字で書けば「黄蓮華升麻」と書きます》の花の写真を撮るために剣山へ登り遭難して珠子に助けられると言うお話、この花が物語の重要なポイントになっています。ヒロインの珠子がこの花のことを「お月様の色」と例えました。
紀伊半島、四国、九州の深山に、まれに咲く珍しい植物でユキノシタ科の多年草です。

何年か前にも庭に咲いているのを一度写真を載せたことがありますが、今回は切花にして玄関に飾りました。
ぽってりとした黄色のつぼみがとても可愛い
「天涯の花」の舞台が始まる前に内野さんも四国の剣山へ登ってこの花を見られたそうです。

息子の結婚式が明日に迫り色々と慌しくしているのに、写真を撮ったり日記を書いたり・・・(笑)

台風が来ています!
どうか余り影響が無く皆さん無事に到着して結婚式が滞りなく終わりますように