放映時間2時間38分という長さでも収まりきれなかった、厚めの文庫本2冊の原作。
ただ単に短くしたというのではなく、物語の設定そのものが変っていて、少し違和感を覚えたのも事実だが、ドラマとしては見応えのあるものなっていたと思う。
まず内野さん演じる辰村祐介は、国内有数の広告会社東邦広告に勤務するバリバリの営業マンだが、胸に過去の傷を背負っていて、それを忘れる為に仕事をしているという、ひと昔前頃にいた男気たっぷりの気骨のある雰囲気を醸し出す男・・・、これが中々カッコいいんだわぁ~
物語の始まりは夜の海辺で絵を燃やしているシーンから始まる。
顔は日焼けして漁師にでもなったのかと言う雰囲気だった。
そこから回想という形でシリウスが描かれた絵を見つけるところから物語は始まった!
この画廊の女主人が阿知波さん、久し振りにみた~(笑)
最大のクライアントである大東電機より18億と言う巨大プロジェクトの話が持ち込まれる。しかもまだ実績も浅い辰村が所属する京橋第十二局営業部を名指しで。
それは25年前の事件と繋がっていた。
そしてそのプロジェクトが社内での軋轢を生んでいく。
上司を演じる真矢さんの言葉によると内野さんはカメラが回っていない時も辰村だったそうで(笑)その雰囲気はよく理解できた。
撮影は「シリウス」の方が早いんだけど、それにしてもついこの間終わったドラマ「ゴンゾウ」の黒木の面影が全く見当たらないのが驚きだ!
立ち居振る舞い、表情も辰村祐介そのものであって、今まで演じてきた役の人物と何処が・・?なにが・・?違うのかを言葉にしては言えないんだけど、その人物に成りきる、というのはスゴイと思う。
真矢さんは中々颯爽としてとても魅力的な上司だが、辰村に寄せる好意というか恋心と言うか・・・(笑)原作よりもかなり顕著に表現されている。
ただ意外だったのは宝塚出身の方にしてはスタイルはとっても良いんだけど歩き方が垢抜けない~
それと過去の傷の原因である半沢明子は今は大東電機の半沢常務の妻になっていて、その半沢常務の元へ明子に関する脅迫めいた手紙が届いていた。
明子の過去を知るものは二人だけ・・・、その一人である辰村が半沢に呼び出され
手紙の事を告げられる。
あとの一人は幼馴染の浜井勝哉、彼は大東電気の下請工場で働いていたが大東電機の経営建て直しの為、勤めていた下請け工場が切られ職を失い、今は映画の看板書きで生計を立てていた。
原作と最も違っていたのがこの明子の現状、今をときめく大東電気の常務夫人、いずれは社長夫人になる筈の境遇でありながら、場末のいかがわしい店で身体を売っているらしい。母の血を受け継いだのだと言う明子の説明では納得できかねる。
しかも夫の半沢智之は興信所まで使って辰村のことを調べ上げているのに、掛け替えの無い存在だという自分の妻のしている事に気がつかないなんて、絶対オカシイ!
おまけに、たかが脅迫文だけの為に18億と言う巨額の金を使ってまで辰村を縛り付けて置く意味が何処にあるのか?公私混同も甚だしい。
最後に辰村が半沢に向かって「クソ野郎!」と言ったが、それくらいではとても納得できないよ(笑)
でも長い原作を短く纏めるのがとても難しかったようで、設定が変るのは仕方が無いのかもしれないね。
このドラマの中で派遣社員である平野由佳が「ねじを作る人」が好きだと言う台詞がある。この言葉はあの『ハゲタカ』の中でも言われていたが、この言葉、原作に有ったけ?
ねじはもの造りの根本である。最後に辰村が半沢にねじを造っている人を大切にしなかったとなじる場面があった。
平野由佳を演じる栗山千明さんもいい味を出している。
戸塚役の黄川田クン、原作ではもっとステキな青年として描かれていたのに、なんだがドラマでは少し軽めで残念だったね。
最後は又海辺のシーン、もう一年がたっているらしい。そこへ立花が訊ねてくる。
なんだか恋が復活の予感~~(笑)
最初から最後までドラマの全編が辰村色で埋まったドラマだったなぁ~、うっちーフアンとしては美味しいドラマだ
まだ書き足すかも・・・(^^)/^
ただ単に短くしたというのではなく、物語の設定そのものが変っていて、少し違和感を覚えたのも事実だが、ドラマとしては見応えのあるものなっていたと思う。
まず内野さん演じる辰村祐介は、国内有数の広告会社東邦広告に勤務するバリバリの営業マンだが、胸に過去の傷を背負っていて、それを忘れる為に仕事をしているという、ひと昔前頃にいた男気たっぷりの気骨のある雰囲気を醸し出す男・・・、これが中々カッコいいんだわぁ~
物語の始まりは夜の海辺で絵を燃やしているシーンから始まる。
顔は日焼けして漁師にでもなったのかと言う雰囲気だった。
そこから回想という形でシリウスが描かれた絵を見つけるところから物語は始まった!
この画廊の女主人が阿知波さん、久し振りにみた~(笑)
最大のクライアントである大東電機より18億と言う巨大プロジェクトの話が持ち込まれる。しかもまだ実績も浅い辰村が所属する京橋第十二局営業部を名指しで。
それは25年前の事件と繋がっていた。
そしてそのプロジェクトが社内での軋轢を生んでいく。
上司を演じる真矢さんの言葉によると内野さんはカメラが回っていない時も辰村だったそうで(笑)その雰囲気はよく理解できた。
撮影は「シリウス」の方が早いんだけど、それにしてもついこの間終わったドラマ「ゴンゾウ」の黒木の面影が全く見当たらないのが驚きだ!
立ち居振る舞い、表情も辰村祐介そのものであって、今まで演じてきた役の人物と何処が・・?なにが・・?違うのかを言葉にしては言えないんだけど、その人物に成りきる、というのはスゴイと思う。
真矢さんは中々颯爽としてとても魅力的な上司だが、辰村に寄せる好意というか恋心と言うか・・・(笑)原作よりもかなり顕著に表現されている。
ただ意外だったのは宝塚出身の方にしてはスタイルはとっても良いんだけど歩き方が垢抜けない~
それと過去の傷の原因である半沢明子は今は大東電機の半沢常務の妻になっていて、その半沢常務の元へ明子に関する脅迫めいた手紙が届いていた。
明子の過去を知るものは二人だけ・・・、その一人である辰村が半沢に呼び出され
手紙の事を告げられる。
あとの一人は幼馴染の浜井勝哉、彼は大東電気の下請工場で働いていたが大東電機の経営建て直しの為、勤めていた下請け工場が切られ職を失い、今は映画の看板書きで生計を立てていた。
原作と最も違っていたのがこの明子の現状、今をときめく大東電気の常務夫人、いずれは社長夫人になる筈の境遇でありながら、場末のいかがわしい店で身体を売っているらしい。母の血を受け継いだのだと言う明子の説明では納得できかねる。
しかも夫の半沢智之は興信所まで使って辰村のことを調べ上げているのに、掛け替えの無い存在だという自分の妻のしている事に気がつかないなんて、絶対オカシイ!
おまけに、たかが脅迫文だけの為に18億と言う巨額の金を使ってまで辰村を縛り付けて置く意味が何処にあるのか?公私混同も甚だしい。
最後に辰村が半沢に向かって「クソ野郎!」と言ったが、それくらいではとても納得できないよ(笑)
でも長い原作を短く纏めるのがとても難しかったようで、設定が変るのは仕方が無いのかもしれないね。
このドラマの中で派遣社員である平野由佳が「ねじを作る人」が好きだと言う台詞がある。この言葉はあの『ハゲタカ』の中でも言われていたが、この言葉、原作に有ったけ?
ねじはもの造りの根本である。最後に辰村が半沢にねじを造っている人を大切にしなかったとなじる場面があった。
平野由佳を演じる栗山千明さんもいい味を出している。
戸塚役の黄川田クン、原作ではもっとステキな青年として描かれていたのに、なんだがドラマでは少し軽めで残念だったね。
最後は又海辺のシーン、もう一年がたっているらしい。そこへ立花が訊ねてくる。
なんだか恋が復活の予感~~(笑)
最初から最後までドラマの全編が辰村色で埋まったドラマだったなぁ~、うっちーフアンとしては美味しいドラマだ
まだ書き足すかも・・・(^^)/^