あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

真央ちゃん、銀メダル!

2010年02月28日 | 日記
期待された真央ちゃんの金メダルはついに叶わなかった

昨夜NHKが「韓国キムヨナと浅田真央、メダルへの軌跡」みたいな番組をやっていたのを見たのだが、14歳からライバルとして注目され続けた浅田真央の存在はキム・ヨナにもかなりのプレッシャーが罹っていたようだった。
その為キム・ヨナも浅田にしか飛べないというトリプルアクセルを懸命に練習した時期が有ったらしい。
だが、飛べるようにはなれなかった。

キム・ヨナの金メダルには、韓国が掲げている「先進一流国家への仲間入り」の最たる象徴としての大きな期待が韓国中から寄せられていた。

金メダルは至上命題

その金メダルを取る為に、キムヨナは敢えて技術点の高いトリプルアクセルを捨て、3年前からカナダへ渡りひたすら自らのプログラムの完成度を上げる事に集中したのだという。
ショートもフリーもまさに物凄い重圧を撥ね退けての妖艶とまで言わしめた完璧な演技、スゴイッっと感服した心から拍手を送った。

試合後のインタビューで真央ちゃんは完璧の演技をするべく次のオリンピックを目指すといったが、キム・ヨナはソチオリンピックへの出場を明言しなかったそうだ。

やっと終わった 使命を果たせた 
もうこれで解放される

試合後の涙がその心を物語っているのだと思った。

真央ちゃんの涙には悔しさが溢れた。

私は試合前の練習を見ていて、何度も何度もジャンプを繰り返すのはちょっとやり過ぎではないかと思えてならなかった。足が疲れちゃうよ~と心配だったが、やはり足が疲れていたという。

でも真央ちゃんも良く頑張ったよ。
4年後、きっと金メダルが取れるよ



それに引き換え私の足はいまだ思うようにならない・・・
日常生活にかなり支障をきたしている。
膝が110度くらいしか曲がらないのが、こんなに不自由なものだとは・・・

今夜も熟睡できないまま、うつらうつらとトリプルアクセルを飛ぶ姿を夢にみよう

ミュージカル『キャバレー』 梅田芸術劇場

2010年02月13日 | 観劇日記
2/6・7日

訳詞・演出=小池修一郎

CAST

藤原紀香=サリーボウルズ
諸星和己=MC
阿部 力=クリフォード・ブラッドショウ
高嶺ふぶき=フロイライン・コスト
戸井勝海=エルンスト・ルードリッヒ
杜けあき=フロイライン・シュナイダー
木場勝己=ヘル・シュルツ

ストーリー(プログラムより)

 1929年ナチズム台頭前夜のドイツ・ベルリン。退廃的なムードの漂う街に一つのキャバレーがあった。その名は『キット・カット・クラブ』 ひたひたと忍び寄る不穏な時代の空気を忘れるかのように、そこでは夜毎欲望むき出しの刹那的な宴が繰り広げられていた。セクシーなMCが卑猥なショウの幕開けを告げる。

 売れないアメリカ人作家クリフォードは作品の題材を探して放浪を続けベルリンへと足を踏み入れた。列車で出会ったドイツ人エルンストの紹介で、クリフは女主人シュナイダーが経営する下宿屋に腰を落ち着ける。そこには心優しきユダヤ人の果物商シュルツ、水兵相手に身体を売る娼婦コストらが住んでいた。

 大晦日の夜キット・カット・クラブを訪れたクリフはキャバレーの美しい歌姫サリー・ボウルズと出会う。彼女と意気投合するかたわら、クラブのボーイからも熱い視線を送られるクリフ。どんな欲望も満たす刺激的なベルリンの生活に、彼は瞬く間に溺れて行った。オーナーとの愛人関係が切れると同時にクラブを首になったサリーはクリフの部屋に転がり込み、いつしか二人は恋仲となる。やがて妊娠が判明したサリーとの生活費を稼ぐため、クリフはエルンストに頼まれた怪しげな運び屋の仕事を引き受ける。クラブではMCが金が全てと歌っていた。

 一方秘かに愛を育んでいたシュナイダーとシュルツは、その仲をコストに知られたことをきっかけに、結婚を決意する。仕事だけを頼りに長年独身を貫いてきたシュナイダーにもようやく春が訪れたかに見えた。しかし婚約パーテイの日、シュルツがユダヤ人であることを知ったエルンストは、シュナイダーに結婚を考え直すよう警告する。エルンストはナチスの党員だった。女性としての幸せよりも生き抜くこと選んだシュナイダーはシュルツとの婚約を解消し、シュルツは一人去っていく。

 ドイツ中に広がる狂信的空気に恐れを抱いたクリフは、故郷のアメリカに戻って家族でまともな生活を送ろうとサリーを説得するが・・・。
不吉な時代の足音は、もはや耳をふさぐ事の出来な轟音となってすぐそこまで迫っていた。

昨年の9月の『狭き門・・・』から5ヶ月振りの観劇、その間膝の手術など色々有ったけど、又観劇できる体の状態になれたのが一番嬉しい!

今回の舞台は戸井さんがご出演と言うことで取ったチケットだけど、藤原紀香さんがミュージカルに挑戦と言う話題が大きかった作品。その紀香さん、力一杯の歌を聞かせて中々の熱演だしスタイルは勿論抜群に素晴らしいんだけど、台詞の喋方も甘ったるくて舌足らずで、今ひとつ感動が沸かなかったなぁ~。クリフ役の阿部さんも残念ながら全てがイマイチ(笑)
このクリフが最後に兵士の服を着て銃を持って人を殺害するシーンがあったが、その意味が未だに不明。

この主役の二人よりも、むしろ輝いて見えたのが年老いた二人の恋!ユダヤ人のシュルツを演じる木場勝己さんが温かくて人が良くて優しくて、オマケにとっても可愛かった(爆)歌も声も良いし音程もしっかりとしているし第一木場さんが歌うなんて思いもよらなかったので正直びっくりした! シュナイダーが辛いだろうと下宿屋を出て行く決意してクリフに挨拶に来て、去っていくドアから最後にニコッと笑う笑顔に、悲しいシーンの筈なのに心がホッこりした。シュナイダーを演じる杜けあきさんも元宝塚とは思えない老女(^^)を上手く演じていた。身体が太めに見えるよう下着を巻き付け身振り手振りもすっかり老女になりきって、でもそれがとっても良かったと思う。

お目当ての戸井さんの歌が少なかったのが残念だったけど、でも高嶺ふぶきさんとのデュエットは力強くてよく響いてやっぱりステキだなと思う。願わくばもう少し戸井さんの歌のシーンが欲しかったな!

MCを担当する諸星さん、おしろいと紅で顔半分をぬり、チョット道化という感じ、だが観終わったてみればもしかして彼が主役?と勘違いするほどの歌あり踊りありの露出度だったなぁ~。お猿の彼女とツーショットで踊る(?)ローラースケートの技は素晴らしかったね!光GENNJI時代からお得意だったのだそうだ。 ローラースケートを取り出すと待ってましたとばかりに拍手が沸く。リーピーターがかなり居るみたい。そしてこの場面が拍手が一番大きかったかも・・・(^^♪

 
 左の膝は大阪遠征の後遺症で今もこわばったままだけれど、でもやっぱり私は生の舞台が好き! 舞台の余韻はやっぱり心地良い。

無事に遠征が終えられて良かった

大阪遠征!

2010年02月09日 | 日記
手術後2ヶ月が経ったばかりの先週6日7日と戸井さんご出演の『キャバレー』を、観に行ってきました。

普通は術後3ヶ月は安静にしていなければいけないらしいのだが、なにしろチケット取った時にそんな知識が全く無かったもので、退院して1ヶ月も経っていれば大丈夫だろうと簡単に考えていたのでこんな日程になってしまった。 仕方が無い。

些か早いかと思ったので万全の準備をして出かけた。
膝にはサポーターベルトをきつめに巻き、腰はコルセットでがっちりガードし、右足の踵には膝を痛めないための斜めにカットしてある補助板をはいて、まるで全身がちがちの状態で出かけていった。
主人も息子達もあきれ返って言葉も無しといった状態で・・・

勿論なるべく歩かなくてすむ様に色々気配りはした。
のぼりの新幹線も「ひかり」ではなく福山での待ち時間の少ない「のぞみ」にし、ホテルまでの移動も、元気な時は新大阪から地下鉄で移動するけど今回はタクシーでホテルへ直行、そのホテルも劇場から道路一つはさんだホテルにした。

劇場のすぐ隣に高級ホテルがあるんだけど、前回の「狭き門」の時は膝の痛みが最悪だったのでこのお高いホテル取ったけど、今回はこのくらいは歩けるでしょうとお安い方へ決めた次第

そして最近は劇場の方が身障者にとっても優しくなっていて、今回も係員の方に至れり尽くせりの扱いをして頂いて本当に感謝、感謝でした。

真ん中の通路を杖を突いて一段ずつ降りていくのを見かけて、すぐ声をかけていただいた。
まず持っていたカートを預かって下さるという。終演後ロッカーまで取りに行くのが大変だからと座席まで持っていったのだが、終演後に座席まで持ってきてくださるとのこと、そしてエレベーターまでご案内しますから座席でお待ち下さいとのことでした。
エレベーターには私の他に車椅子の方、目のお悪い方がいらっしゃった。
そして休憩中のトイレも身障者用に案内していただいた。
有り難いなぁ~、と心から感謝しながらの観劇でした。

ただ帰りのローカル線の乗換えが、問題なの
乗り換え時間がたった5分しかないのに階段を昇って降りなきゃならない。
前回もそうだったのだが、わざわざ改札口まで後戻りをして係員の方に「電車の運転手さんに、私が乗るまで待っていて!」と伝言を頼んでから一歩ずつ階段を上がって降りるの。
でも、伝言はしっかり伝わっていて運転手さんは発射時間が過ぎてもちゃんと待って頂けました(感謝)

あっちでもこっちでも皆さんのお世話になりながら無事に大阪遠征が終わりました~
でも行って良かったと思います。やっぱり生の舞台が好き

ただ手術した方の足がサポーターをきつく巻き過ぎて棒のようになって痺れてしまい、さすがに昨日は一日コタツに入って一日中足をマッサージしていました

でも今日はすっかり軽くなっているので良かったなぁ~と・・・、無茶ですねぇ~


以上大阪遠征そのものの感想で、観劇日記は又次回と言うことで、m(_ _)m