あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

映画『セカンドバージン』

2011年09月24日 | 長谷川博己

『セカンドバージン』初日に見てきました

都会の映画館では出演者の舞台挨拶などもあり、華々しい初日を迎えた所もあるが

地方都市の小さな映画館ではイベントもなくひっそりとした初日だった

入場者はそれほど多くもなく8割くらいだったかな?

 

映画の内容はひとことで言えば  「やさぐれ行さん」・・・  

すねて、怒って、不貞腐れて・・・(笑)

顔の半分以上を包帯でぐるぐる巻きにされていても、まだ素直でいられない行さん

でもね、銃弾に撃たれて最初医者は生きているのが奇跡、と言ったのに、

段々意識を取り戻し次第に会話も出来るようになる。

これが最後のシーンへと繋がって希望が持てたかな?

包帯の巻かれていない顔の半分だけの薄く開けられた目と唇だけで、時々の感情表現をするのって、とっても難しいよね。

でもこれが判るんだよね~・・・って何が言いたいの?(爆)

 

でもやはりドラマ10話を2時間に纏めるのはキツイな、と思った。

出会いから行方不明になるまでは、すごい勢いですっ飛ばし、話の殆どはマレーシアの病院のベッド。

所々に昔の映像が挟み込まれる。

ドラマでの行方不明から再会までは2年だったが、映画では5年に設定されている。

だからその間の行が描かれるのかと思っていたが全くノータッチ。

5年間の意味は判らなかった。

ただ病室で「強いるいさんは嫌いだ!」と言われてショックを受けたるいが、街を彷徨っている間に、行と交流があった少年に出会い、二人が楽しく暮らしていた頃、るいが行に教えた歌を少年に歌って聞かせていた事や、行が住んでいた荒れ果てた小屋の前にいた猫を少年がレタスと呼んだ事で、5年経っても行の自分への愛は失われていない事を確信する。

行もまたるいが出て行ったと看護婦に言われて後悔する。

 

最後和解した二人が狭いベッドに並んで寝ている姿にかぶさって、床に落ちて

死んだように動かなくなっていた蝶に命が蘇り、ひらひらと飛び去る姿に、

「行さんは死なない」というメッセージが込められていたと思ったのは私だけだろうか

でも、もしかして生き続けていけるのかも・・・、と思うだけで心がほんわかとなる(^^)

 

私は基本的にハッピーエンドの物語が好きかな

悲劇的な結末で心が暗く落ち込むのは嫌なの

ドラマの舞台になったシンガポールは都会的な雰囲気で、ホテルも一流だったし、夜景など、とても綺麗だったけれど、

今回の舞台となったマレーシアは緑豊かな景色が多く、行が入院する病院もまるで森の中に有るみたい。古代の遺跡かと思われる建物も出てきて、開発前のアジアと言う感じが有って、二人の恋を柔らかく包んでいる気がした。

 

もう一回ぐらいは見に行きたいな~

 

エンドロールのトップに「NHKエンタープライズ」の名前があったから

NHK、満更無関係ではなさそう

 


もう一つの忌まわしい記念日

2011年09月13日 | 日記

3月11日の地震・津波の大災害から半年過ぎた。

最近メディアでは当時民間人が撮影していた津波の映像が次々と紹介されている。

今まで見慣れていたのとは又違った意味で生々しい映像、それは撮影者自身の

言葉が入っていることだ。

その多くが

津波を甘く見ていた

と言う言葉だった。

 

高さ10mの防潮堤があるから大丈夫・・・。

今まで何度も津波警報が出ていたけどたいした事はなかったから・・・。

92才のおじいちゃんが津波はここまでは来ないといったから・・・。

 

津波に呑み込まれながら幸運にも助かった人達が語った言葉の一部です。

高台から撮影されている映像には高さ10メートルの防潮堤を津波が乗り越えているにも

拘らず、手前の道路を何事もないように車が何台も行き来しているのが写っていた。

撮影者は悲鳴を上げているのに、その声は車の人には届かない。

 

決して死者を鞭打つ気はないが、亡くなった多くの人達にも「津波は大丈夫!」

という楽観的な気持ちがあったのではないかと推測する。

 

過去明治にも昭和の初めでも大きな津波に襲われているにも拘らず

何故人はここまで楽観的になれるのか?  私には判らない。

 

津波に遭った先人が小高い所へ碑を立て、『ここから下へ家を建てるな』と残した

教訓が何故生かされなかったのか? 悔やむ気持ちが大きい。

 

実際に近くで津波を撮影をしていて、防潮堤を乗り超えてくる波の大きさに驚いて

慌てて逃げ、足元まで津波に襲われながら九死に一生を得た人が、市が掲げている

「防災の街宣言」の看板を見て、宣言はするべきではないと言った言葉が印象に残った。

 

狼少年の如く、99回は嘘でも残りのたった一回の真実でこんな事になった・・・。

100回が例え嘘であっても避難はすべきだった。

被災者の一人の呟きです。

 

 


ドラマ『砂の器』

2011年09月12日 | 長谷川博己

長谷川さんが出演の『砂の器』が、3月に放映される筈だったのに3・11の災害で延び延びになり、

ようやくこの土・日の2日に渡って放映された。

公式HPでは「ヌーボーグループ評論家関川重雄」とだけ紹介されているので

「セカンドバージン」がヒットする前だし、余り大きな役ではないのかな?と思っていたが

意外に事件の核心に係わる人物だった

犯人は佐々木蔵之介さん演じる音楽家和賀英良・・・、これも意外だったが、この和賀の友人と言う役だった。

セカバの行さんとも鈴木先生とも違う、いつも黒いサングラスをかけ、冷ややかでかなり嫌味な(笑)人物

佐々木さんも長谷川さんも悪役ねぇ~(笑)

 

でも出演する作品によって全く別の人物になれるって素晴らしい事ですよね

誰かの時にも言った記憶が・・・

 

『砂の器』原作にチョット無理か・・・?てなところもあったけど、面白かったです


9・11と3・11

2011年09月12日 | 日記

どちらも忌まわしい記念日。

アメリカ・ニューヨークの貿易センタービルの9・11事故から10年が経った。

私はあのマンハッタン・ツインタワーに飛行機が突っ込むのをリアルタイムで見ていた。

始めはアナウンサーも単なる事故と思っていたらしい。

「旅客機がビルに衝突しました」とアナウンスしていた。

映像の中でビル上部に炎が上がっているのが見えた。

だが次の瞬間2機目がもう一方のビルに突っ込むのを見て、

これは只事ではないと思い始めた。

それからずっとツインタワーが物凄い煙を巻き上げて崩れ落ちるまでを

身じろぎもせず見つめていた。

アメリカはこの同時多発テロにヒステリックに反応し当時のブッシュ大統領は

報復を誓い、多くのアメリカ国民もこれを支持した。

以後アメリカは対テロ戦争を名目にアフガン・イラク戦争へと突っ込んでいく。

当時私は日記の中で報復しても解決にはならないと、書いた記憶が有る。

なぜテロが起きたか?

その事を置き去りにして報復した所で何になる?

私の中では当時・・・、いや今もアメリカと言う国があまり好きではない

アメリカは今でも世界へ兵を送り世界の守り神みたいな口振りをするが、

それは覇権主義に他ならない。

まぁ~共産主義国に支配されるよりは良かったと思うけど・・・。

終戦直前、アメリカは日本の降伏は目前であることを知りつつ、ヒロシマ、長崎に

原爆を投下した。アメリカはこの事で、終戦を早め多くの人命の失われるのを防いだと

言い続けているが、あの原爆投下は日本が降伏する直前に、駆け込みで急いで行った原子爆弾の人体実験だったと、私は今でも思っている。

あの原爆投下で民間人が一瞬にして20万人が亡くなった。

だが戦後、その事をアメリカに向かって声高に責めた日本人がいるだろうか?

9・11では3千人弱の人が亡くなり、アメリカは逆上した。

別に数字で比べる訳ではないが、このアルカイダへのテロへの報復と言う名目で起こされた戦争で一体幾人の命が失われているだろうか?

だがいくらアルカイダを叩いても、首謀者を殺害しても、今のアメリカ市民はテロが起こるかもしれないと言う恐怖から逃れられないそうだ。

現につい数日前テロ計画の情報が有ると報道官が述べたばかりだ。

終わりなきテロとの戦いはこれからも延々と続くのだろう・・・。

 

 

 

 


長谷川さんの次の作品は・・・。

2011年09月09日 | 長谷川博己

連ドラで、10月12日から始まる松島奈々子さん主演の

『家政婦のミタ』・・・どっかで聞いた事の有るタイトル

そう市原悦子さんの『家政婦は見た』だよねぇ~

無表情でテキパキと家事をこなす家政婦さんらしい。

http://news.thetv.jp/article/24480/

その家政婦さんが勤めるお家の主人がハセヒロさん、4人の子持ちだって

お笑い系になるのかな?

なんにしても楽しみ


山の温泉へ・・・。

2011年09月07日 | 日記

4日の日曜日仲良し3組の夫婦で中国山脈の三瓶山にある温泉へ行ってきました。

前日までのろのろ台風12号の進路が気になっていたのですが、岡山県に上陸したとかで

進路の後ろ側に当たる私たちの街には全く台風の気配すらありませんでしたが、

テレビでは紀伊半島の被害の凄さを映し出していました。

暢気に温泉旅行なんて申し訳ない気がしましたが、でも予約がして有ったので・・・

 

中国山地は雨模様・・・、霧に包まれて景色も見えないので早めに宿へ入りました。

まぁ~おしゃべり好きな者ばかりの集まりなので、退屈はしません。

温泉と食事を済ませた後、神楽を見ました。

演目は「ヤマタノオロチ」ともう一本、メインは勿論オロチです!

本当は8匹(・・・匹って言うのかな?)出るのだけれど会場が狭いので

今日は6匹・・・、でもその6匹がくんずほぐれつ物凄い迫力でした

6匹が6段に重なったり、大きな渦になったり

大きな大蛇を見事に操る様に大拍手が起こります

最後に6匹を操った舞手が黒の衣装でご挨拶、やはり若者でした(笑)

満足・・・

 

 

あくる日も雨、で 小豆原埋没林へ行きました。

http://nature-sanbe.jp/azukihara/

4000年前土石流で埋まり腐食することなく、埋まったままの姿で発見された

巨大地底林です。

大木を発見当時のままに保存されています。

 

三瓶自然館サヒメルで大きなドームに映し出される島根の自然の景色を見て

帰途につきました。

 

台風の被害は予想を超えた大きさ・・・。

紀伊半島の山間の町のいたるところで土砂崩れ・・・。

お年寄りの一人暮らしが多かったのか?

あんな山間部では避難すら出来ないのではないか?

多くの方が亡くなられたり行方不明だとか・・・。

自然災害が続くなぁ~。