あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

映画 『結婚』 2回目~!

2017年07月08日 | DEAN FUJIOKA

梅雨も末期だろうか?

大雨の被害の情報が毎日テレビで報じられている。

中でも九州の被害はまだ全容が掴めていないと言われるほど酷いものだ。

土砂と流木に押し流されつぶれた家の映像を見ると、家族は無事に避難されただろうかと祈らずにはいられない。

 

そんな中だけど・・・、心を痛めつつ・・・、私は広島へ映画を見に行ってきました (-_-;)

『結婚』2回目です。

広島ではあまり入場者が多くなくて、今日を逃せば見に行ける時間帯がなくなると思い・・・。

入場者、5人・10人ではないけど、半分もいなかったかなぁ~(涙) 寂しい現状です!

入場券と一緒に頂きました

 

前回見た時、2回目は無いかなぁーと思っていたけど、何故か心にひっかるものがあり

急に思いついて行ってきましたが、見て良かったなと。

 

前回見た時、妻・初音が突然いなくなったと思っていたが、あの時はベランダで花に水をやっていたんだ。

消えたのは健児が自分の罪の告白をし始めた時だ。

女を騙して得たお金で生活しているのだと・・・。

100万円するといった結婚指輪も実際は3千円のイミテーションなのだと・・・。

すると初音は「知ってたわよ!」と言ったと思うんだ・・・?   そしてふっと消えた。

その時家には家財らしきものが見当たらなかった。 この生活は本当に幻だったのか?

だが疑問もあるのだ。

結婚するまでに子供が出来たと話した時、そして流れたと、ごめんねと雨の中で泣いた初音。

結婚指輪を渡したときとか・・・、果たしてこれらの全てが健児が描いた幻の結婚生活だったの・・・?

そして相棒のるり子が健児の妻に電話をして、あなたの主人は悪いことをしていますと告げるシーンもあるけど

あの電話の相手は誰なの?

この生活の中で健児は妻の名前を一度も呼んではいない。

私は原作を読んでいないのでその辺りの事がよくわからない。

パンフレットでは妻も母も名前は初音なのだ。

 

ただ健児は4歳で母に海に突き落とされた。

母は結婚して幸せになるのだと4歳の健児に告げた。

4歳なら全く記憶がないとは言えないだろう。 

水の中は苦しかった!

その所為なのか海にや水に特別な関心を示す場面が多く見られる。

その微かな記憶を健児は全力で消し去りたかったのではないだろうか?

母が自分を捨てる筈はない、と。

 

この母と子の関係は現代も切実な問題としてある。

シングルマザーの子供の虐待の事件を何度も耳にする。

命は奪われなくても子供が受けた心の傷は生涯消えることはないのだろうと心が痛む。

ディーンさんの色っぽさが強調される映画だけど、哀しい映画だなと思った。

そしてエンドロールで流れた「Permanent Vacation」はとても心に沁みた。


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