あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

奥出雲の旅 ローカル列車

2010年04月12日 | 観光旅行
ゆっくりと朝食を済ませお土産を買い込んで記念写真を撮り10時半に宿を出発、亀嵩駅まで宿の車で送ってもらう。

今回の旅の最大の目的はこのローカル線にあるスイッチバックを体験する事。
全国にかなり有るスイッチバックは第1類から5類6類と分類されていて、この木次線のスイッチバックは第1類に分類され、全国で3つしかないのだそうで、その2番目にランクされている。1類・2類がどのように違うのかは私には判らないけどマニアの中では多分有名なのだろうと思う。
昨夜の宿にもカメラを手にしたマニアらしき人を何人か見つけたよ。

列車は前側がトロッコ列車になっていて鉄の柵で囲われていて窓ガラスは無いから車内は風が吹きさらし・・・。座席は木のベンチで前にテーブルが附いている。
私の前には滋賀県から来たと言うお母さんと10歳くらいの少年がカメラ片手に乗り込んできた。
お父さんは車でこの列車を追いかけるのだそうだ

スイッチバックは出雲坂根駅からバックで2段目に入る。
この坂根駅もかなり高い所にあるのだがバックでぐんぐんと登っていく。
目の下には一段目の線路が見えてくる。やがてポイント小屋にバックで入っていくと目の前でポイントが「ガッシャン」と切り替わり右側から入ってきた列車は左側の線路に向かう。
3段目に入って間もなく撮ったのがこの上の写真、目の前に見えているのが2段目の線路、杉木立の向こう側にうっすらと一段目が見えるのだが判るかなぁ~?

こうして標高差162メートルある山肌をスイッチバックで登っていくのだが、目の前には出雲神話に出てくる「やまたのおろち」にちなんで名付けられた国道のおろちループ橋が見えてくる。


(なんと2枚目UPに成功
この先が下の橋へと繋がっている。



列車がおろちループに差し掛かると列車はスピードを落してゆっくりと走ってくれるのでカメラで何枚も写真を撮った。
このおろちループは車では何度も走ったけど、こうして列車から全景を見るのは初めて

列車の中をカメラマンがあっちへ走りこっちへ走り・・・
このおろちループをグルッと回るようにして列車は進んでいく。
各停車駅にもカメラを3脚に据えてトロッコ列車を撮る人も沢山居た。

その後後ろの座席に移って車内で買った笹寿司弁当を食べる。
ナントたった2両しかないこの列車には車内販売のおばちゃんがいて、お茶やらお弁当やらその他諸々・・・、お菓子付きの抹茶まで販売している

こんな山奥のローカル線の旅も悪くない。
3組の夫婦で行った今回の旅は大満足で終わった。







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