あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

スゴイッ! わが国の新幹線の技術

2011年10月23日 | TV・映画

私は「見たい!」と思ったテレビ番組はすぐ録画予約しておくのが癖になっている。

でも、それを全部見るわけではない。

勿論追っかけ再生してでもすぐ見るのもあるけど、ドラマでも録画を一回見てつまらなければ後は見ずに消してしまうし、録画しても見る時間がなくて時が経ってしまい、特に賞味期限の切れたものは、チラッと内容を見てそのまま消してしまう場合も多い。映画なども録画したままいつか見ようと思ってはいるものの、まだ見ていないのが何本もある

この「新幹線」の番組も録画したのは10月1日になっていて、番組の題名は「らいじんぐ産」・・・(笑) 

わかりにくい題名だわ~!

何が映っているのか判らなくて、要らないなら消そうと思って再生してみたら、ナントナント・・・、思わず見入ってしまった。

それが日本の新幹線の技術の素晴らしさ!だった。

 

今年3月11日の震災時、東北地方を走っていた新幹線は27本だったが、唯の一本も脱線する事もなく、けが人を一人も出さずに停止した。「奇跡の停止」と言われているそうだ。

つい最近中国の高速鉄道の事故の悲惨な状況をテレビで見たばかり。

お国柄の違いなのか・・・、日本人と日本の持つ技術の素晴らしさに改めて感動している。

「奇跡の停止」は阪神淡路大震災を経験した技術者達が、地震対策が緊急の課題として取り組んだ結果だと言う。

神戸の場合は地震が起きたのが早朝で幸いにも人身に被害はなかったものの、高架橋などの設備は大きなダメージを受けた。すぐに設備の耐震化は図られたが、問題は地震時に如何に早く列車を止めるか、だった。

技術者達は過去の地震のP波とS波の波形を何回も眺め、或る一定の法則が有る事をみつけることに成功した。

それが震源地域と地震の大きさだそうだ。

S波の本揺れが来る前にP波が来る、その間の時間は数秒から数十秒・・・、今回の東北地震はこのP波を宮城県の突端の金華山にある地震計がキャッチし、その信号を受けた新幹線の電源が一斉に落ち、これによって全ての新幹線の緊急停止装置が作動し、無事に急停止する事が出来たのだそうだ。

M9の大地震の最中に時速300キロのスゴイ速さで走っている新幹線が止まったんだよ~

素晴らしい~っ 日本の技術陣~  

あれだけの地震の直撃を受けたんだもの、被害があっても当然と誰しも思うだろう。

だが被害は全く無かった。

中国の鉄道事故の後だけに余計に心が躍った

(実際の事故は放映より前だったかも?)

JRのローカル線は復興のめどが立たないくらいの被害を受け無残な有り様だが、これ比べて新幹線のこの無傷の素晴らしさを、もう少し大声で叫んでもいいのではないだろうか?

私はそう思った。

この技術がいま「緊急地震速報」と言う形で実用化され、震災以降度々テレビでよく耳にするようになった。

番組ではその他にもトンネルの出口で「ドンッ」と音がする、いわゆる「トンネルドン」対策の為に新幹線の先頭部分の改良が何度も図られた事。

イギリスへ売り込む為の苦労話や色々知らない事が沢山あって、これは「保存版だな」って思いました。イギリスでは日本の新幹線の技術の高さが大いに評価され、イギリス全土の高速鉄道を受注したそうだ 

 

私は東京遠征の時でも飛行機は使わない主義です

何故なら飛行機は出発直前になって飛ばない事もあるが、その点新幹線は、台風で途中停車しながらでも、数珠繋ぎになってでも目的地に到着するから・・・

私の新幹線初乗車の思い出は動き始める時のあの静かだった事・・・、いつ動き始めたのかが判らないくらい静かに発車した事は、通学通勤にいつも電車を使い、「ゴットン」と大きく揺れて動き出すのが当たり前だった私にとってはまさに衝撃の体験でした。


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