分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

ライナス・ポーリング博士

2016年05月03日 | 身体・健康
風邪にはビタミンCを摂ると良い

誰もが聞いたことがあると思いますが、風邪対策に多量のビタミン摂取を世界で初めて提唱したのがポーリング博士なのです

様々な栄養素を多量摂取するというポーリングの考えは、当時の医学の世界では受け入れられず、その扱いに大変に苦労されたとか

今ではガン細胞にも効果があるという認知はひろまり、高濃度ビタミンC点滴を行うガン患者さんも増え、延命に繋がっているという報告が多数あるようです

ポーリング博士のことを調べるていると、彼は正に"天才"です

迫害とも言えるべき世間の風評にあいながらも、素晴らしい業績を残しておられます

現代物理学の基礎となる量子力学の先駆者であり、生化学者であるポーリング博士は、ノーベル化学賞のみならずノーベル平和賞も受賞しています

何故平和賞!?と思ったら

核実験反対運動の業績によるものだとか

異なる分野でのノーベル賞ダブル受賞はごくごく稀で、歴史上数人しかいないそうです

量子力学のみならず、有機、無機化学、分子生物学、タンパク質構造、免疫学、しいては心理学まで

本当に幅広く、沢山の業績を残しています

驚きなのが、生物の遺伝情報がかかれた設計図であるDNAの分子構造が、"二重螺旋構造"と発表される以前より、ポーリング博士は"三重螺旋構造"なる考えを提唱していたとか

"三重螺旋"と、間違ってはいたものの、1953年に"二重螺旋構造"を発表したワトソンとクリックの研究は、タンパク質構造の解明等のポーリング博士が築いてきた膨大な研究成果の考えなしには、決してなし得なかったといいます

探究心だけでなく責任感、正義感も強かった事は言うまでもないようです

(ちなみにポーリング博士は93歳で、癌で亡くなられたようです
亡くなる直前まで元気でピンピンしていたとか)
彼が20世紀の偉大なる化学者であることは間違いありません
コメント
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