花好きグランマの独り言

いつの間にか大好きな季節到来。
控え目な花、地味な花など山野草が大好き。
まるで私のよう? 孫も登場します。

御蔵のクマガイソウ

2013-04-27 22:06:35 | 日記

4/27 (土)

今日から巷ではゴールデンウィークに入りましたね。

どこに出かけても混むこの時期は、じっと近場でウロウロしていようと毎年のことです。

 

昨日TVで所沢のクマガイソウが見頃だと報じていました。

それでふと地元のさいたま市でも自生しているクマガイソウが、見られることを思い出しました。

いつか行ってみたいと思っていたのに、まだ一度も行ったことがありませんでした。

 

そうだ行って見ようと思い立ったのは昨夜のこと。

ネットで地図とアクセスを印刷したころ、夫はもう就寝中。

自生地は民家の私有地なので駐車場なし、公共交通手段を利用して欲しいとある。

車で行きたいけど駄目かな・・・

 

今朝クマガイソウを見に行きたいから、往きだけ車で送ってね~ 

とお願いし9時に家を出る。

 

 

自宅から20分ほどで現地に到着し、私だけ降りて夫はUターン。

料金300円を箱に入れて、見せてほしいとお願いをしたら、奥さんと思われる女性が見られる場所を案内して下さった。

門前の辺りはすでに花は終わっている。

桜の開花が早いとクマガイソウも早いんですって。

傾斜地になっていて、階段を下りると下の竹林にはまだ咲いていました。

もうほとんど終わりのころだけど・・・

 

 

 

良かった! 竹林の中に大きな袋の「クマガイソウ」が咲いていました。

 

 

鎌倉武士の熊谷直実が背負っていた「母衣(ほろ)」に似ていることから、クマガイソウと名前が付いたそうです。

よく見ると面白い花。 さいたま市の指定天然記念物です。

血筋のような赤い筋が濃くなってくると、もう終わりに近いそうです。

あと1週間前が見頃でもっと沢山咲いていたそうです。

 

鎌倉の長谷寺の庭で見たことがありますが、自然の竹林に自生しているのは珍しくなってしまったようです。

ここは面積にするとどの位あるのか? かなりの広さがあります。

あまり手入れはされてなく、ごく自然の林の中に庭が作られていると言う感じです。

 

 

 

クマガイソウに人気が集中している、そのそばに変わった小さな花を見つけました。 

「夏灯台」と名札がありました?? 初めて見るし、名前も聞いたことないわ。

地味な小さな花をよく見ると~ もしかしたら地図マークの灯台がこんな形じゃなかったかな!

とネットで調べてみると、そうでした!! 

なるほどね、現地で写している時は気が付かなかったけど納得です。

 

黄色の花は名札がなかったけど、キンポウゲの種類かな?

緑の小さなバッタが蜜を吸っていました。

 

 

 

陽当たりが良いところでは、タイツリソウが2色見事でした。

ピンクは定番だけど、白花が好きだわ。

 

 

 

ツリガネソウも2色、立派に咲いていました。 

 

 

林の中にイカリソウの群落が~ こちらはまだ見頃で良かった!

自生しているイカリソウは、やはりだんだん少なくなっているそうです。

花は錨の形でユニーク、丸っこい葉っぱも愛らしい。

 

 

 

あらら~ この黒い花は何? 初めて見る花だわ。

名札を見ると「黒ろうばい」 インパクトある黒い花です。

 

緑の花は見過ごしていたけど「緑ろうばい」と名札が付いていました。

知らない植物に出合うのは楽しいな。

一人だけど、花を介して出会った人たちと、ついつい感想を述べ合ったり、情報交換をしていました。

 

 

 

バナナの香りがする「おがたま」優しい花~ ホンといい香り~

そしてユニークな花「ハナイカダ」 葉っぱの真ん中に筏に乗るように、小さな小さな花が咲いていました。

 

まだまだ沢山の載せきれない花たちを鑑賞してきました。

すごく幸せなひと時、思い切って出かけて良かった・・・

 

実はボタンの花もすごく綺麗でした。 次回はボタン特集で・・・