12/3 (火)
3日目はミトー市のメコン川デルタクルーズ観光です。
ミトー市はホーチミン市からバスで高速道路を走ること1時間40分~2時間ほど。
郊外に出るとのどかな田園風景が広がっていました。
ベトナムの稲作は三毛作だとか、1年中安定した気温の賜物でしょう。
この日も参加人数は10名だったので、マイクロバスで出かけました。
途中トイレ休憩に立ち寄った所ですが、帰りにランチのために再び訪れます。
約2時間ほどでメコン川の船着き場に到着です。
現地ガイドさんがメコン川クルーズについての説明をしています。
メコン川の川幅は約3kmある、かなり幅広のスケールの大きな川です。
中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと6か国をつなぐ全長は約4000km。
母なる悠久の大河メコン、そのメコンデルタ地帯にある港町がミトー市。
ホーチミンより南に位置しています。
クルーズの案内を聞いてからいよいよ乗船です。
10名なので木造船には私たちのツアー客だけでした。
水の色が茶色なのは、デルタ地帯の土砂の色が茶色だからということでした。
川底に堆積する土砂をすくい集めている場所が、川のど真ん中に何か所かありましたが、その土砂を建築資材に使用するようです。
観光船や漁船や工事の船などが沢山行き交っていました。
島のような中洲が左手にだんだんと大きくなって来て、いよいよ中洲に上陸です。
大きな中洲の存在が、実際に3kmも川幅があるとは思えませんでした。
まず最初は養蜂所を訪ねました。
小さなミツバチの密を集めている箱を取り出して、指で巣に差し込んで指先についた蜜をなめてみました。
恐々と私もやってみましたが、ミツバチたちは仕事に精を出しているので全く刺されませんでした。
なめてみると甘~い 美味し~い
10人の指で壊された巣は、すぐにミツバチたちが修復するのでしょうね。
テーブルにははちみつを蓮茶で薄めてライムを絞った飲み物を試飲。
ライムの香りとほのかに甘い爽やかな飲み物でした。
白い物はローヤルゼリー、はちみつと一緒に試飲。
ここではちみつとローヤルゼリーの販売が~ たぶんそう来ると思っていましたが・・・
ローヤルゼリーやはちみつは買いませんでしたが、試食して美味しかった生姜の砂糖漬けと乾燥バナナをお買い上げ。
水槽の中に泳いでいたのは、ランチでいただく「エレファントフィッシュ」です。
大きなニシキヘビを首からかけて触らせていましたが、私は駄目・・・ 目を晒せて見ないふりを・・・
中洲の中を散策すると、いろんな珍しい植物に出会いました。
ちょっと変わった形のパパイヤ。
大きな木から下がっていた黄色っぽい実はライチの仲間だそうです。
ライチも種類がいろいろあるようです。
バナナの大きな蕾です。
開花するとエンジ色の大きな花ですが、残念ながらまだ蕾です。
ミトー市へ走るバスの車窓から、バナナの花が開いているのを見かけましたが。
バナナの木はバナナを一度ならせると、木の寿命は終わりです。 たった一度だけなんて知らなかった。
と思ったら、その親の木の根元にはもう子供のバナナの木が成長していました。
この中洲には椰子の木も多く、沢山の椰子の実がたわわに実っていました
この小さな可愛らしい実、ジャックフルーツの赤ちゃんです。
その隣には大きく成長したジャックフルーツが、こんなに大きくなるのです。
ベンタン市場では大きな切り口のジャックフルーツの断面の写真を写していました。
白い刷毛のような変わった花、その後には白い実を沢山つけていました。
更に熟して来ると実の先が、ピンク色に色づいてイチジクに似たような形です。
たぶんもっと熟すと中がピンク色になり、ホテルで朝食に食べたフルーツかもしれません?
オレンジ色のサンゴのような花は終わりつつ、緑色の実が付き始めていました。
石垣島で同じ花を見た記憶があるけど、名前は分かりません。
ガイドさんが「ウメハナ」と言っていましたが、黄色の花が咲き、花が終わると赤くなるそうな。
花の周りのガクが真っ赤に変化するのでしょう、真ん中に実が出来ていました。
変わった花ですね~
高い木に緑の大きな実が沢山下がっていますが、ザボンです。
そのザボンが熟したのか地面に落ちていました~
フルーツの試食会です。
手前右からパイナップル、モンキーバナナ、パパイヤ、マンゴー、ジャックフルーツ、ザボンの6種類でした。
たぶん初日だったらホテル以外の所で出されたフルーツは食べなかったと思うけど、
3日目ともなり未だお腹は大丈夫なので、思い切って全フルーツを試食しました。
ホテルの朝食に食べた何だか分からなかったフルーツが判明、ジャックフルーツでした。
一口食べたら中に大きな種が入っていましたが、ホテルでは中の種が抜いてあり空洞でした。
それぞれ個性的なフルーツで美味しく~ ランチ前に食べてしまった・・・
フルーツの販売はなく、民族楽器に合わせた舞踊に若干のカンパをしました。
いよいよミニジャングルクルーズが始まります。
階段を下りて手漕ぎ小舟の真ん中に3~4人乗り込みます。
私たち3人は最後の小舟に、私の後ろにガイドさんも乗り込み、ガイド付きで得した感あり~
大きなニッパヤシが生い茂るトンネルの中を小舟は進み、途中戻ってきた小船とすれ違い。
マングローブの中のクルーズだと思っていたので、想像外でした。
20分ほどの楽しいミニクルーズでした。
下船すると全部椰子の木の素材で作った土産物がずらりと並んでいました。
友人は椰子の木の箸を私はフォークをお土産に買いました。
他にもココナッツミルクキャラメルを手作りしているミニ工場を見学。
試食して美味しかったけど、以前も来て2度目だった方が、日本に持ち帰ったキャラメルが
溶けて紙にくっつき舐め難かったと、要するに手間をかけてないと・・・
聞いたのでココナッツキャラメルは買わずにパスしました。
なんだかんだとあっという間、再び中型クルーズ船に乗って元に戻ります。
全員に椰子のジュース付き、ほんのり甘い椰子を味わいながらクルーズを楽しみました。
私のは大きくて飲みきれずに残してしまった~
植物好きの私たちには、とっても興味深く面白いメコン川クルーズでした。
長くなったので続きはまた~