共通テーマ「湿」でAが書いた詩を投稿します。
下水管
篠突く雨が止まず
マッチは濡れて点かない
びしょびしょの暗がりで
百年間呪い続ける
下水を挟んで私を叱った人を
あの日の延長線上に
陰湿な管の中を
ぐっしょり重く長く
延びていく日々
脳がからっぽになるまで続く
ぐちゃぐちゃのぬかるみ
私の喉は恨みで潤っている
晴天の下
卑しい歓声をあげて
満たされぬ渇きを
虚しい努力で癒そうとする
異次元の住民に対する
陰湿な優越感すら感じている
下水管
篠突く雨が止まず
マッチは濡れて点かない
びしょびしょの暗がりで
百年間呪い続ける
下水を挟んで私を叱った人を
あの日の延長線上に
陰湿な管の中を
ぐっしょり重く長く
延びていく日々
脳がからっぽになるまで続く
ぐちゃぐちゃのぬかるみ
私の喉は恨みで潤っている
晴天の下
卑しい歓声をあげて
満たされぬ渇きを
虚しい努力で癒そうとする
異次元の住民に対する
陰湿な優越感すら感じている