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湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

呑める書店@京都

2017-11-26 00:55:55 | 旅行
寺社巡りをして日が暮れたら本屋さんに飲みに行こう!というのをテーマの一つに据えて京都を旅しました。

↑遠藤さんがカウンターを仕切っているのは立ち飲み本屋ENDO(遠藤書店 京都市南区)。
店名は「立ち飲み」となってますが、座り飲みできましたよ。

↑もう1軒の立ち飲み本屋さんはレボリューションブックス(京都市下京区)。こちらは純粋に立ち飲み専門。
食に関するさまざまな本に囲まれて酒肴に舌鼓をうつユニークなお店でした。
どちらもリーズナブルなお値段で楽しめました。夜になると飲み屋さんにもなる本屋さんって、湘南にもあるのかな~。
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宇治十帖の舞台

2017-11-21 09:07:11 | 旅行
先月、京都に行ってきました。駆け足旅のスタートは宇治。ここは「源氏物語」最後の十帖の舞台なんですね。
 宇治十帖モニュメント
宇治川・朝霧橋が背景にあり、物語の世界観が伝わってきます。
宇治橋のたもとには紫式部像と「夢浮橋之古蹟」碑が建っています。宇治十帖の最終章「夢浮橋」の舞台はここかぁ。

ちゃんと読んだことがないのでへえ~って感じでしたが(今回は、宇治神社・宇治上神社のウサギみくじと平等院鳳凰堂がお目当てだったもので…)せっかく訪れてもこんなことではもったいないですね。
逗子には源氏物語全巻を訳された中野幸一先生もいらっしゃるのですから、しっかり勉強してからじっくり再訪したいものです。
 そして宇治茶満載の街でした。
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柳原白蓮旧宅

2017-08-29 09:29:41 | 旅行
フランク・ロイド・ライト好きで自由学園卒の親族がいるAは、何度か自由学園明日館を訪ねています。この間は近くにある柳原白蓮旧宅を探してみました。白蓮事件後に宮崎龍介と結婚してから白蓮がずっと暮らした家です。
 東京都豊島区西池袋2丁目
住宅街の中にあり現在も宮崎家の方が生活されているので静かに外観を拝むだけしか許されませんが、こんな白蓮短歌がぴったりな感じが伝わってくる日本家屋でした。
子らはまだ起きて待つやと生け垣の間よりのぞく我家のあかり
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泪橋と鈴ヶ森刑場跡

2017-07-29 00:29:25 | 旅行
村松友視「泪橋」冒頭より引用します。
 刑場に曳かれてゆく科人が、家族や縁者と今生の訣れをする場所にちなんで、そこをながれる川は立会川と呼ばれた。立会川に架かった浜川橋には泪橋と別名がつけられ、鈴ヶ森という名だかい刑場のなごりを今にとどめている。
という訳で、久々に東京文学トリップ。新逗子駅から京急電車で1時間旅すると立会川駅に到着です。
これが立会川に架かる浜川橋。

橋のたもとに設置された江戸感が半端ない案内板。

 泪橋から旧道をすこしくだったところに大経寺という小さな寺がある。その大経寺の境内と地つづきとなって保存されている一角が、鈴ヶ森刑場趾である。
 今から三百六十余年前の慶長四年に処刑された丸橋忠弥を第一号として、白井権八、八百屋お七、天一坊、日本駄右衛門、白木屋お駒、村井長庵、海賊灘右衛門など、芝居や物語で有名な罪人たちが、ここで処刑されている。この刑場は明治三年に廃止されたが、十万人もの罪人の御仕置場として人々に恐れられていた。
 一般に鈴ヶ森刑場とよばれたここは、幕府の正式呼称では、小塚原の浅草獄門場に対し、品川獄門場といわれた。はじめは五反二畝五歩というから、約五千百六十平方メートルという広さをもっていたが、元禄十年の検地以来、一反二畝に縮小されたという。だが、現在は第一京浜国道と旧東海道のまじわるところに、大経寺の境内をふくめても猫のひたいほどの土地がのこっているだけである。

「泪橋」が収録されている「時代屋の女房」を手に訪れたのですが、ガイドブックとしても役立っちゃうレベルの記述ですね。
写真奥に見えているアーチ形の建物が大経寺です。

お上に追われて獄門首にされる科人たちへの哀れみみたいなものが、この辺の風となってずっとのこってる……
コメント (2)
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旧・旅館和可菜

2017-07-17 07:48:20 | 旅行
神楽坂に行った時に旅館 和可菜を探してみました。

昭和29年から約60年間営業。多くの作家・脚本家が滞在したカンヅメ旅館でした。

黒塀が粋ですね。ここでたくさんの映画の脚本が生まれたそうですが、ここ自体がモノクロの日本映画に出てきそうな雰囲気。
最も神楽坂路地裏らしい雰囲気のロケーションでした。
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漱石山房

2017-06-23 14:37:24 | 旅行
都内小旅行中に訪れた雑司ヶ谷霊園の夏目漱石の墓を、6月15日の当ブログでご紹介しました。
今回は漱石が晩年の9年間を過ごした家の跡地、漱石公園を訪れてみましたよ。

Now constructing! 今年9月24日に開館予定の漱石山房記念館。
漱石って、生まれたのも亡くなったのも現在の新宿区だったのね。松山に住んだり現在の逗子市新宿を訪れたこともあったけれど
生誕150周年の年だから、新宿区も力が入りますね。オープン楽しみにしています!
元の形で保存できなくても、こうやって行政の手でゆかりの場所に公園が整備されたり施設ができたり住居の一部が復元されたりするのは素晴らしいと思います。
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雑司ヶ谷掃苔録(永井荷風)

2017-06-15 11:41:33 | 旅行
6月5日に泉鏡花墓所について投稿しましたが、雑司ヶ谷霊園には他にも逗子ゆかりの作家の墓があります。
 永井荷風の墓
永井家墓所にある3基の墓石の真ん中です。
荷風は若い頃、逗子にあった父の別荘で療養生活を送りました。

停車場前の休茶屋を始めその辺の人家は阜く寝静まっていて乗るへき人力車は一台もなかった。風のない夜を幸い、そのまま村の一筋道を歩いて行くと遠く彼方の眺望を遮って立つ丘陵の影と近くは道の行手を蔽う樹木の影の恐ろしい程暗いだけ、その上に広がる晴れた空は月の夜のように明るく鮮明な星の数は一つ残らず析から渡る田越川の水の面に浮んでいた。農家の犬の吠える声もない。松の梢も響を立てず芦の枯葉も囁きを止め海の彼方にも波の音は疲れたように寂然として聞えなかった。清はこの夜の静寂をば意味のない幾分かの恐怖をも交えて、何とも悲しいと感じた。暗さを恐れ明るきを求むる人間自然の情から都会の大通りを思い出した。砂路を踏む自分の足音のみ気味悪いほど鮮に響き渡るのを聞いて、行方知れず彷徨って行く寂しい旅人の心持をも想像した。
やがて海に近い二度目の橋手前から、樹木の間の小径を曲って山際の別荘に着く。

「冷笑」に登場する逗子の描写です。「海に近い二度目の橋」とあるのは、現在の富士見橋です。
この小説は夏目漱石の依頼で書かれ、東京朝日新聞に掲載されました。
漱石の墓も雑司ヶ谷霊園にあります。安楽椅子を模した大きな墓石が一際目立ってました。

荷風の話に戻りますが、彼は墓参を趣味とする掃苔家としても知られています。三ノ輪の浄閑寺にある遊女の墓をよく訪れては掃除していたそうです。
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鏡花&白秋旧居跡

2017-06-05 01:00:25 | 旅行
3月20日に投稿した尾崎紅葉旧居跡にほど近い神楽坂2丁目に、紅葉の弟子だった泉鏡花の旧居跡を見つけました。
東京理科大学の裏というか敷地内です。2年後には北原白秋も住んだ家が、ここにあったんですね。

明治32年、硯友社の新年会で神楽坂の芸妓桃太郎(本名伊藤すず)と親しくなり友人から借金をして明治36年3月、ここの借家に彼女と同棲するようになった。しかし師である尾崎紅葉に同棲が知られると厳しく叱責を受け、すずは一時鏡花のもとを去る。
この体験は「婦系図」に大きく生かされ、このすずがお蔦のモデルでもある。同年10月紅葉が没すると、すずを正式に妻として迎え明治39年7月までこの地に住んだ。

…と、新宿区指定史跡の案内板に書いてあります。ここに住む前年紅葉に隠れて、鏡花はすずと逗子で暮らしています。
ここまで来たついでに、お隣豊島区の雑司ヶ谷霊園にある鏡花の墓にお参り。

鏡花 泉鏡太郎墓と、筆名と本名を続けて彫ってあるスマートな墓石が建っていました。
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かもめブックス

2017-03-22 00:00:24 | 旅行
今日も神楽坂ウロウロ記。校閲会社鴎来堂が経営するかもめブックスという本屋さんに行きました。
 新宿区矢来町123
東西線神楽坂駅を出た所にあります。店内にはカフェ・雑貨・ギャラリーのコーナーもあり、ゆっくりできる雰囲気。
店頭には雑誌の巻頭特集のように、時期に合わせた特集コーナーが作られています。
奥に進むと通常の書店のようなジャンル別陳列ではなく、棚ごとにオジリナルのテーマに沿った本が並んでいます。
書籍への愛情をひしひしと感じました。
2014年にかもめブックスができるまで、この場所には文鳥堂という書店があったのだそうです。店名が鳥つながりだ~。
新潮社至近のロケーションを物語る「週刊新潮」「新潮文庫」の看板は、文鳥堂当時のままっぽいですね。
神楽坂店ではなく文鳥堂の飯田橋店と四谷店には、昔よく行ってましたよ。文鳥堂も愛と文化の薫があるいい本屋さんでした。
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巻阿句碑@赤城神社

2017-03-21 00:00:31 | 旅行
今日も神楽坂ウロウロ記。隈研吾設計の赤城神社にやって来ました。

明るくてモダンな社殿。狛犬もモダンでかわいい顔してます。
境内に江戸時代中期の俳人加藤巻阿の句碑があり、4句が刻まれていました。

梅か香や水は東より行くちがひ
遠眼鏡には家もありかんこ鳥
名月や何くらからぬ一とつ家
あるうちはあるにまかせて落葉哉
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