おす登あく
中島京子「夢見る帝国図書館」を読みました。
「夢見る帝国図書館」という物語が、メインの現代パートに差し挟まれていて、日本初の国立図書館(現在の国立国会図書館国際子ども図書館)の波乱万丈の歴史も分かっちゃう構成。
図書館が人格をもっていたりして共感を誘う「夢見る帝国図書館」パートの各章を書き出してみます。
1 前史「ビブリオテーキ」
2 東京書籍館時代「永井荷風の父」
3 孔子様活躍す・東京府書籍館時代
4 寒月と露伴・湯島聖堂時代
5 火事に追われて上野へ 図書館まさかの再度合併
6 樋口一葉と恋する図書館 上野赤レンガ書庫の時代
7 上野に帝国図書館出現 またもや戦費に泣かされる
8 白い化粧煉瓦の帝国図書館、一高生たちを魅了する
9 図書館幻想 宮沢賢治の恋
10『出世』『魔術』『ハッサン・カンの妖術』
11 関東大震災と図書館と小説の鬼
12 悲願の増築――そしてまた戦争・昭和編
13 モダンガールの帝国図書館
14 上野図書館、全館ストライキに入ります!
15 昭和八年のウングリュックリッヒ(不幸)・『女の一生』山本有三
16 913の謎と帝国図書館のドン・ルイス・ペレンナ
17「提灯にさはりて消ゆる」本の数々
18 動物たちは大騒ぎ①
19 帝国図書館の略奪図書
20 動物たちは大騒ぎ②
21 そして蔵書たちは旅に出る
22 帝国図書館の「日本のいちばん長い日」
23 宮本百合子、男女混合閲覧室に坐る
24 ピアニストの娘、帝国図書館にあらわる
25 国立国会図書館支部上野図書館前

久々に上野公園に行きたくなりました。国際子ども図書館行って、国博行って、動物園行って、西洋美術館行って、都美術館行って…
なんていったら上野に数泊しないといけなくなりますが、マジで何日か滞在してみたいです。それだけのトポスをもっている場所だと、この作品を読んで感じました。