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湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

シュールレアリスト瀧口修造

2019-08-22 14:52:10 | 日記
8月7・21日は葉山美術講座へ。この講座は、近代美術の専門テーマについて少し上級者向けの奥深い内容を、神奈川県立近代美術館葉山の学芸員が話すもの。昨年度からスタートしたのだそうです。

県近美葉山の講堂、この講座で初めて入りました。
今回の2回連続講座のテーマは「瀧口修造 旅する眼差し」。1度目はヨーロッパへ、2度目はアメリカへ。この2回の旅がどんなもので、シュールレアリストとしての彼に何をもたらしたのか、という話を聞きました。
旅その1は1958年5~10月(55歳)のイタリア・フランス・スペイン・ベルギー・オランダ・スイスへの旅。ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表兼審査員として渡欧。6月下旬からは私的な旅になり、8月スペインでダリとデュシャンに、パリでミショーに、10月パリでブルトンに会います。
旅その2は1973年フィラデルフィア。デュシャン回顧展開会式に招かれ一旦は欠席の連絡をしたのですが「ふと普段着のままでその時刻に姿を現してみようかという突飛な考えが浮んで」渡米したのだとか。ここでデュシャン夫人と再会。
帰国後、フィラデルフィア滞在にまつわるメモなどをコラージュした私製草紙「扉に鳥影」を制作します。
その複製が挟み込まれだ「ユリイカ」1977年8月号が、受講者に回覧されました。
幅広いカルチャーのワンテーマ特集を中心にした今の「ユリイカ」と違って、この時代は1号が詩と詩論で埋め尽くされていて、他のページも全て読みたいくらいでした。
詩人として気になっていた瀧口の人生や美術評論家としての活動を知り、とても真面目に前衛した人だったのだと感じました。
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向かい町の一ノ宮様

2019-01-31 23:46:14 | 日記
エッセイ講座@小坪コミセンの講師を無事務め終えました。受講してくださった皆様、ありがとうございました。
帰りに、一ノ宮権現社に行ってみました。

1月15日に投稿したかぞえ唄に出てくる神社です。ちょうどおられた氏子さんに祠を開けていただき見学。

本殿の中には、魚平和田家のご先祖が収めた額が。
 明治時代のもの裏面
 大正時代のもの
数ある小坪の神社の中でも唯一ここは知りませんでした。
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逗子に伝わるかぞえ唄

2019-01-15 09:46:53 | 日記
一昨日、サードエイジ連続講座「逗子ゆかりの音楽を楽しみま専科」を受講。講師の飛松利子さんのピアノ伴奏でみんなで歌ったりして、地域の人々と楽しく地域を知るいい時間になりました。紹介してもらった逗子にまつわる歌は、次の通り。
さくら貝の歌
かぞえ唄(お鎮守様の唄)
いかとり唄
七里ヶ浜の哀歌(真白き富士の根)

いかとり唄七里ヶ浜の哀歌については、以前当ブログでご紹介しましたね。
2番めの小坪に伝わるかぞえ唄は、今まで知りませんでした。こんな歌詞です。
 一にゃ飯島の住吉様よ 
 二にゃ西の町のお神明様よ
 三つ南の諏訪大明神
 四つ四町内のお天王様よ
 五つ伊勢町の八幡様よ
 六つ向かい町の一ノ宮様よ
 七つ中里の子の神様よ
 八つ谷戸の町のお地蔵様よ
 九つ久野谷の七面様よ
 十で所のお鎮守様よ オアゲャーレ

 
↑七つ:中里の子の神様
 
↑八つ:谷戸の町のお地蔵様(子育地蔵)
最後のオアゲャーレは「お上がりください」という意味だそうです。
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二松庵再訪

2018-12-08 20:05:08 | 日記
10月に吟行で訪れた旧川合玉堂別邸が特別開園されているので行ってみました。

今年は庭の紅葉のコンディションが悪く、赤くなっている木も葉の一部が枯れて縮れたようになっています。
 残念…
玉堂がここに別邸を建てた頃は、画室から海が眺められ、横浜から出る船や房総半島の山々を望むことができたそうです。

今では別邸より一段高い所にある四阿(あずまや)跡からも、海を見ることができません。これまた残念…
ボランティアガイドさんに、玉堂が二松庵で初めて迎えた元旦の初日の出の景色を詠んだ歌を教えてもらいました。
眼のしたのうみのかなたの紫の安房のやまよりいま日ののぼる
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展覧会のち花火

2018-10-21 08:04:23 | 日記
昨日は湘南文芸会友の個展へ。

白田彩乃展@ギャラリー壹零參堂(いわさどう)鎌倉市御成町12-8ノア鎌倉2F 
素敵なタッチの油絵が並んでいます。10月31日まで開催中。
帰りに通りかかった江ノ電鎌倉駅は、ふじさわ江ノ島花火大会に行く人でいっぱい。
しかしちょうど花火大会が始まった頃から雨になってしまいました。

湘南句会会友の雨男さんが行ってたから…かも。
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沼間古い墓新しい墓

2018-09-19 00:51:28 | 日記
昨日の知っ得ずし沼間フィールドワークで、アポなしでは見学できない桐ケ谷本家の裏山にも案内してもらいました。
桐ヶ谷家の内墓の端に、万治3年(1660年)の刻印がある市内最古の墓石があります。

その上方には逗子市指定文化財の先祖やぐらがありました。


そうかと思うと最後に訪れた海前寺墓地にはこんな区画が。

石原慎太郎氏が準備した生前墓なのでした。

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ずし検定いかとり歌問題

2018-08-08 23:17:26 | 日記
今日は月2回開催しているずし検定プロジェクトチーム会議に出席。文科・芸術ジャンルの問題を検討しました。
その中に、当ブログでも2015年に取り上げたことのある小坪のいかとり歌についての設問がありました。
Q 昭和49年にレコード発売されヒットしたダ・カーポ「イカ採りの唄」は、小坪に伝わる「いかとり歌」をアレンジしたものです。
この原曲は、どんな時に歌われた曲だったでしょうか。
①イカ漁 ②お手玉 ③子守り

正解は③。10代の女の子が子守奉公に出された時代の労働歌なのでした。①のような漁師の歌②のような遊びの歌ではないのです。
小坪の女の子たちが奉公に出されたのはどこなのか、という話になりました。地域内や鎌倉の素封家の家だったようです。

↑現在の小坪湾
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森戸の潮神楽

2018-06-16 17:28:18 | 日記
森戸神社で、海上の安全と豊漁を願う潮神楽を見ました。
最後の出し物「剣舞もどき」で黒いお面の山の神が、飴をまいてくれます。豆まき的なノリで子どもたち大喜び。

材木座海岸の潮神楽は1月11日でみかんを配ってくれたけど、こちらの潮神楽は反対の季節に行われるんですね。
飴あられ梅雨払いけり潮神楽

今月の末には夏越の大祓という行事もあるようです。
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ほぼダイヤモンド富士

2018-04-09 21:15:44 | 日記
きのう午後6時頃の太陽の季節文学記念碑にはカメラを構えた人がいっぱい!

富士山頂に夕陽が沈むところが春の嵐で見られなかったけれど、逗子海岸でそれに近い光景が見えるチャンスが到来したからです。

最終的には富士山の右肩に沈みましたが、ほとんどダイヤモンド富士だよね、ね!
煽られて鳶のけぞる春疾風 本井英
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行列のできる図書館名画座

2018-01-24 17:41:41 | 日記
昨日は月イチで開催される逗子市立図書館の映画会がありました。
もしやと思って少し早めに会場の逗子文化プラザに行ったら既に長い行列が。
そして、いつもはないことですが開場時間前に定員に達してしまいました。

今回の上映作品はこれだからね! カズオ・イシグロ効果です。
原作の小説や連続ドラマに比べるとダイジェスト版的な展開。イギリス映画らしいどんよりした色彩の淡々とした映像。
しかし一本の作品として高いクオリティに仕上がっていて、とてもよかったです。
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