比較的近くにあるのに一度も中に入ったことがなかった山口蓬春記念館(葉山町一色2320)。湘南邸園文化祭2017の一環で、学芸員の解説付きツアーがあるというので、この機会に入館してみました。
一番興味があったのはクールな合理性を具えた画室。当ブログで2016年5月9日にご紹介した吉屋信子の書斎(鎌倉)と同じ吉田五十六によるモダン和風設計です。この画室を川端康成も訪れたという証拠写真が館内に展示されていました。

上の写真パネルで障子の間から見えている裏庭をパチリ。

この障子とガラス戸・網戸・雨戸は引き込み式で全開できる設計になっています。
川端康成が座ったのと同じ場所にちゃっかり腰掛けて、画室ナメで前庭方向も撮影しました。

こちらも全開できる窓。描くための最高の環境を求めた設計です。
湘南邸園文化祭2017山口蓬春記念館邸園ツアーはあと1回12月9日(土)にも11:00~実施されます。
その時だったら画室の前にあるモミジの木の素晴らしい

が見られるのでは?
入館料だけで詳しい解説が聴けて通常入れない部屋にも入れて、おススメです。