575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ひとり家の早めに点ける秋灯  能登

2023年10月19日 | Weblog

暑いほどの秋晴れの中、昨日、俳句の結果をネタにお茶会を開催しました。今回は6名の参加でしたが半年ぶりにお目にかかれ楽しい一時を過ごせました。残念ながら欠席となってしまった佐保子さん、体調はいかがですか?

皆さんの近況報告や俳句の鑑賞の仕方、亜子さんの鋭い指摘。選句の思い違いなどいろいろおしゃべりし、おいしいケーキとともにお口も滑らかに。参加できなかった方のコメントもご紹介して対面ならではの楽しいお茶会となりました。皆さまありがとうございました。

さて、二か月連続のトップ賞の能登さんの秀句。「秋燈」というちょっと難しい季題でしたが「秋灯し」という行為が切なくも秋の夕暮れを象徴する素敵な句でした。「早めに」がポイントだと一同納得しました。では皆さんの選句のコメントをご紹介します。

須美さん:一人暮らしをしていた父のことを思い出した。早めにつけるがいい。

童子さん:わたくしはひとり家が恐ろしく長〜いのですが、この様な生活句は作れません。というのも暗くなってから帰宅しますので。笑

黄昏時早めに灯をともす日々は、来年くらいにようやく来そうです。

晴代さん:点灯するだけでもほのかな暖かさにつつまれます。

亜子さん:◎の句。早めにつける我が家の門灯。秋の日はつるべ落とし。ぼんやりしているとあっという間に暗くなる。「早めにつける」がいい。「能登さんはお一人暮らしなのかしら?」

泉さん:一人暮らしの母が夜になると灯が恋しいと言っていたのを思い出す。

郁子さん:日も短くなってという意味と、ひとりが心細いという気持ちが表れている良句と思います。

     ★★★

私もいただきました。一人暮らしの夕暮れは取り立ててすることもなくどこか手持ち無沙汰でしょう。いち早く門灯をつけたのでしょうか。同時に今日も一日無事に終わった安堵感も感じられます。うちも95歳の父や91歳の義母が一人暮らしをしています。夕方は心淋しいかと思い安否確認と称して電話しています。

能登さん、またよかったらお茶会にもぜひご参加くださいね。       麗子

 

 

コメント (1)
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