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*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

『小野竹喬』展

2009-12-22 12:27:57 | 学・楽・感

数ヶ月前、別のアーティストの作品展に行ったとき、
『小野竹喬』展の予告をみつけ、興味をそそられたのでした。
めったに見ることのない日本画です。
日本画にしては、ハイカラ。
東山魁夷にも少し通じるような。

「これって、一人の人の作品かな」

こんな感想を持ったのは私だけでなく、
一緒に行った夫もそうだったようです。
美術展でこんな感覚は初めてです。

ほぼ全部が風景画でしたが、
時間を追って、どんどん画風が変わっていった人のようです。
初期のもは、より日本画らしく、
特徴としては、必ず人物か動物が描かれていること。
それはもちろん、風景の一部として。

掛け軸や、屏風の装丁のものもありました。
なんだか、やけに平面的な絵だなと思ったものがありました。
宝島の地図のような感じです。
実はそれは屏風画だったのです。
別の作品で、屏風本来のナミナミの立て方をしたものを見てわかりました。
屏風画というのは、凹凸に立てた状態で、奥行きの出る絵だったのです。
洋画にはない楽しみ方もできるようです。
収穫でした。

 
大阪市立美術館を慶沢園から見ると裏側ですね。
そして、歴史の舞台となった茶臼山です。
コメント (2)
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