*165*はこうやって・・・

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*165*の日々です

クリスマスプレゼント・コミック感想

2015-01-11 18:22:32 | 学・楽・感
クリスマスに家族でプレゼント交換して当たったコミックの感想です。

**式の前日**
南こうせつの『妹よ』の歌詞が頭にあったので、兄と妹の設定と当初は勘違いしていた。それはもしかしたら、弟が自分のイメージよりもしっかりした青年に描かれていたからかもしれない。しかし、どれだけ立派になろうと、姉からすれば弟は弟。まあ、私も姉だし。
幼くして両親を亡くしたきょうだいが寄り添って成長していく。その場合、年長者は親でもある。甘えは見せないでいたつもりだろう。しかし、滲み出てはいる。気づかれてもいる。そして、気づかない振りをすることもいつの間にか身につけている。
姉の涙と弟の背中の広さが、二人の力関係の逆転を象徴しているようだった。

**あずさ2号で再会**
お父さんがチンピラ風だからな、どうせ、愛想つかれて追い出されたんだろうと思っていた。離婚した時の条件で月に一度とか子供と会える日を決めて…そんな程度の設定だろうと。
普通のお父さんとお母さんがいる。あずさは今はそう思っている。しかし、来年は自分に言い聞かせることになるのかもしれない。やがて、お父さんは普通ではなくなる。
しかし、『あずさ2号』というネーミングはどうだろう。若者にはこの場合、ただのナスでしかない。50代以上なら、勘違いして面白いのだけれど。

**モノクロ兄弟**
双子という同じ条件で生を受けた人間で、人生の勝ち負けをカテゴリー別にいくつか並べてみた話か。結局、チャラ…
別の見方をすれば、双子は同じものを持って生まれてくるのではなく、本来一人が持っているべきものを分け合って生まれてくるとも言える。だから、由起子は、どちらが好きとは決められなかった。女性的な妥協のできない人だったということだ。

**夢見るかかし**
ベティとかジャックとか呼ばれても、アメリカのニオイがしないのよ、この人たち。
アメリカのかかしは何十年もモツのね。
『式の前日』とは逆バージョンではあるけれど、この場合は兄が妹を思う以上に、甘えてばかりの妹が実は「母」でもあったということだ。

**10月の箱庭**
箱庭、その限られた空間から外に出られない者同士がお互いを気遣う。その空間が自分の生きる場所だと死ぬまで信じていたカラスが、死に際し、同じ穴に生息する男に外へ目を向けさせようとする。死んだ少女の体を借りて。男が外界との接点を見出した時、カラスもまた、男と共に新しい世界に羽ばたくことができると考えたのではないか。

**それから**
おまけか…

ハリスツイード

2015-01-03 20:01:08 | 衣・職
元旦に母に会いに行った後、娘とそのまま買い物に行きました。
元旦から唯一開いているファッションビルです。
系列店は梅田にもあるのですが、
滅多に出ないので心斎橋まで足を伸ばしました。

娘の買い物の仕方は堅実です。
私なら、上から下まですべてのショップを見て回るのですが、
彼女はお目当てのフロアにしか行きません。
その時必要ないと思ったブランドには見向きもしません。
思いを遂げたらさっさと帰り支度。
買い物より貯金が趣味と言い切りますから、
行動もその通りです。

大学生の時、OL向けの服屋さんでバイトしていたことがあって、
そこで買っていた服が今活躍しているようです。
そんなわけで、
似たテイストのブランドで買い物するのが無駄がないと考えたようです。
数店吟味して、娘はスカートを1着購入。
通勤にもなんとか使えるかなという花柄でした。
セーターも欲しいのだけど、それはユニクロでと終了しました。

娘があれこれ試着している間に、私は気になるコートと出会いました。
ツイードのダッフルです。
シンプルなダッフルコートのディティールながらシルエットは小振り。
肩幅が今風です。
そして、本来はフロントがトグル止めのみですが、
奥にスナップが付いていてしっかり閉じる工夫があります。
schottのピーコートは数年前に手に入れたので、
トラディショナルなダッフルがあれば冬は完璧です。
プロパーでは3万円台だったお値段が1万9千円になっています。
2万か…コスパは申し分ないけど、今の私に出していい金額か…?

思案…

試着だけさせてもらいました。
着用感が悪けれそこで終了させることができるからです。
思った以上に似合いました。自分で言うのもなんですが。
しかし、その日決めるのはやめました。
クールダウンして、どうしても欲しかったらまた来ようと。
その時売り切れていたら、ご縁がなかったとあきらめる、
それが私の考え方なので。

2日後、梅田に出る用事ができました。
梅田にも同じブランドのショップがあるそうです。
行ってみました。
心斎橋より狭いスペースに若いお嬢さんだらけ。
見渡すと、目指すコートは奥の奥。
行きますか?行きますね!
意を決して踏み込み、直進!
折りしも「店内全品20%オフ!」の声がこだましています。
決めるなら今!
手にとって眺めていると、店員さんが近づいてきて売込み開始!
迷った2色で何度も試着させてくれました。
こんなおばちゃんにありがとう。

斯くして私は、
ネイビーに薄いランニングステッチストライプのダッフルコートをGET!
スペシャルタグには、
Harris Tweed
Hand Woven
とあります。私は本物を手に入れました。
あの若いお嬢さんで溢れ返るショップで。

 


雪のお正月

2015-01-01 20:26:17 | 


あけまして おめでとうございます!

2015年となりました。
皆様にとって、楽しいことにたくさん出会える年になりますように。

年末にお墓用のお花を調達に行った時、ふと思いついて、
葉牡丹一種生けにしてみました。
正月なら、いつものように、水引万能!
そして、ちょこっとレースをあしらってみました。
モコモコした羊のようにまあるくなりました。
角の立たない年になればと思います。

さて、元日しか私に合わせることができないという娘を伴って、
初詣ならぬ母詣に行ってきました。
弟夫婦とは入れ違い、今年も会う機会は少なそう。



ホームの廊下には、初詣用ホームメイド鳥居が出現!
よくできていました。
職員さん、すごい!
でも、画用紙丸めた柱なので、触るとフワフワ。
耐震強度はダメダメのようでした。
壁の『賀正』は母の書です。

帰りには大阪市内にも雪が舞いました。
コートにフードの付いている私は、直様かぶりましたが、
娘にはなし。
ストールをしていたので、「真知子巻きしてみたら?」
当然のことながら、「それ何?」
「頭から巻くねん」
「マチコマキ、温いな」
そんな、元旦でした。