*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

3部作の読み方

2015-09-13 11:58:14 | 学・楽・感
私は読書に関しては堪え性がないので、分厚い本は敬遠しがちです。
それよりもさらに避けたいのは数巻に分かれた本です。
今まででそういった構成の本を読んだことのあるのは、
おそらくハリーポッターだけではないかと思うのです。
しかし、今回珍しく3部作という物に手を出してしまいました。

年下の男の子
ウエディングベル
可愛いベイビー

あれ?と思った人は昭和中期世代ですね。
五十嵐貴久・作のこの3冊のタイトルは、
1960年代から1980年代にちょっと流行った歌謡曲のタイトルです。

私が1作目の「年下の男の子」を手に取ったのは、
2作目の「ウエディングベル」出版に伴って前作を文庫化の時期でした。
当然1冊で終わらない話だと分かっていて読み始めたのは、
折しも、元キャンディーズのスーちゃんが亡くなった直後だったからです。
追悼など、ふざけて使う言葉ではありませんが、
たぶん内容とは無関係だけどスーちゃんが頭に浮かんだのは事実です。

年下の男の子はたいへん面白かったと記憶しています。
すぐにでも続きを読みたかったのですが、しばしインターバルを置くことにしました。
1作目を文庫で読んだので、買うなら次も文庫が出てから、
変な統一感を求めてのことです。
しかも…
アマゾンのレビューではイマイチな反応が多いのが分かり、
ウエディングベルは遠退くのでした。
買うにしても文庫になってから、当初の予定通りです。
しばらくして、ふと図書館で蔵書検索をしてみるとヒット!
タダ読みを選択しました。正解…残念!
しかも、タイトルに反してウエディングベルは鳴っていないし。

月日は流れて、2015年!
私は電子書籍を購読するようになっています。
利用しているWEB書店からのお知らせメールで目にしたのが、
「可愛いベイビー」でした。
出てるの?
思わず声にしてしまったほどです。もう続きは出ないのかと思っていました。
現実離れした設定に社会事情が追い着いてくると、落とし所が難しいですから。
お知らせメールでは、半額キャンペーンの対象になっているということ。
それなら電子版を買おうか?
前作のこともあるしな…
悪い癖です、レビューを覗いてみました。
評判は良好です。イマイチだった2作目を抜いて購入した人もあるとか。
試し読みは前作のあらすじ程度で終わってしまいました。
半額なら買ってもいいか?
しかし、文庫の半額ではないのです。
そしてまたまた悪い癖、図書館の蔵書検索。
なんということでしょう、近所の図書館にあるらしい!
結局今回もタダ読みでした。
しかし、今度は満足です。
文字通りベイベーも宿り、ここでやっとウエディングベルは鳴るのです。

二人の障害はもちろん、一回り以上女性が年上であるということです。
本人たちにとっては大きな問題でなくても、
家族や職場では大問題です。
特に家族、その中でも親は不思議な感情が行動を支配するようです。
最後になって、結婚にまつわる日本の家族の良さを見たような気がしました。
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プラネタリウム

2015-09-12 15:09:18 | Yamato


ずいぶん前のことです。
私がまだテレビドラマを比較的見ることがあった時期。
プラネタリウム技術者の大平さんをモデルにしたドラマがありました。
主人公はキンキキッズの堂本剛君が演じていました。
ストイックな理系男子のサクセスストーリーでした。
大平さんは宇宙空間で見る星の輝きを再現しようとしたそうです。
そして、完成したのがメガスター!

イベント投影が巡回をしているようですが、
日本国内には常設館が少ないながらも存在します。
ふとしたことから、それが身近にあることを知りました。
高校の同級生がバイトをしているそうです。
しかもここは、母がお世話になる老人ホームから目と鼻の先です。
ホームに行ったついでに寄れるじゃないの!

週に1回だけの大人向け投影時間を目指して見学を計画しました。
一人で行こうかと思っていたのですが、
たまたま、夫が一緒にホームに行こうかと言い出したので、
プラネタリウムにも誘いました。
デート…なのかな?

最寄の停留所でバスを降りると、
秋の代表、萩がピンクの花を揺らせていました。
目指すプラネタリウムはもう見えていました。

伊丹市立こども文化科学館

時間は少し早かったけれど、チケットを購入。
一般400円…安!
時間つぶしに他のフロアの展示を見ることにしました。
なんと言うか、手作り感満点。高校の文化祭のよう。
アットホームとしておきましょう。





色々見ながら階段を上って行くと、展望台に出ました。
程よい高さです。
しかし、天気のよさも手伝って遠くの山並みもはっきり見えます。
すぐ近くに伊丹空港があり、飛行機の離発着風景も楽しめます。
大分長い時間、気持ちよい風に当たっていました。

さて、そろそろ降りますか。

プラネタリウムドームと同じフロアには図書コーナーがありました。
宇宙の写真集などめくりながらウォーミングアップ。
本棚の一角に、宇宙船艦ヤマトの文庫本が並んでいました。
きっと、スタッフにファンがいるのでしょう。
私たち世代には、
ヤマトで天文に興味を持った人が少なくないと聞きます。



投影ドームの大きさはそれほど規模の大きなものではありません。
これもやっぱりアットホーム。
噂のメガスターはいかに!?
星の数は確かに多かったと思います。
しかし、もう少し解像度がよければな…
星座や、テーマである「月」についての解説がありましたが、
どうせなら、BGMを流すだけで星空をながめさせてくれてもいいのにな…
そんな風にも思いました。

季節ごとにテーマも変わるし、カテゴリーもいくつかあるので、
また、折りをみて行ってもいいかな?
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名前を消して鍵を還して

2015-09-02 16:58:22 | 
夫の両親は公営住宅に住んでいました。
義父が亡くなり、名義を変えて義母が引き継ぎ、
そして、その母も亡くなりました。
私たちの決めた期限が来て、住宅の返還です。
書類に一通りのことを記入し、鍵をかえして終了しました。
部屋の中には何も残してはいけない決まりです。
居住者が設置したものはお風呂まで撤去しなければなりません。
やりました。
葬儀に引き続き、この2ヵ月半、自分でもよくやったな、と。
大きいものから小さいものまで、
思い出の品から謎の物体まで…

トースターが3台にはあきれたけど、
炊飯器4台には笑えました。
二重三重のカーペットは数えたら全部で13枚!どんな大邸宅?
防災用なのか、カセットボンベが20本はあったかな。
ポケットファイルは2~300冊!?
私の実家を片付けたときとはまた違った品がザクザク出てきました。

ちょっと面白いものは写真に撮っておきました。

   

宝くじ購入が趣味だった義父が当てた残念賞の布団乾燥機
やっぱり義父が骨折したときに買ってあげた電動ベッド
その後のリハビリ用らしいエアロバイクはほぼ未使用
流行り物好きで買ったハロゲンヒーター

 

誰も存在を知らなかった火鉢
そして、火桶×2

 

木彫りの熊とペナントはかつての定番お土産
他には、大量の絵馬と民芸品が天袋いっぱい!

 

夫の子供の頃の弁当箱には一本足打法
義姉の通学用だったハクキンカイロ



多趣味な義父の占い小道具

   

お茶漬け食べてもらったミニ東海道五十三次
郵便番号制定記念かもしれない切手
阪急百貨店のおしゃれな包装紙
45年前の日本シリーズのチケット!

たいへんだったけど、少しは楽しめませてもらったと思いましょう。
食指を動かす人もあるでしょうが、ほとんど捨ててしまいました。
写真と自分自身内蔵のハードディスクで十分です。

みんな、さようなら~
コメント (2)
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