*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

卒業式の数式

2010-02-27 22:58:48 | 学・楽・感
前日ほぼ1日降り続いた雨が残るかと思いましたが、
冷水で洗われた冴えた空気に青空ものぞく朝でした。
誰の行いがよかったのか…

娘が高校の卒業式を迎えます。

お決まりのクラシックをバックに娘たちの入場を拍手で迎え始まりました。
校長先生のお話は、社会情勢を織り込みながら、ややミーハー?
入学したのは280人ほどだったと思いますが、卒業は250人。
そして、3年皆勤で表彰されたのが約20人。
この学校は、健全なのかどうなのか。

式途中、貧血で倒れる卒業生がでて、担架出動。
こんなことに立ち会ったのは初めて。
流行りものではなく、
『仰げば尊し』『蛍の光』と、古風にまとめられた卒業式でした。

さて、退場後は最後のホームルームということで、
私たちも教室をのぞきに行きました。
しばらくして先生がいらっしゃり、卒業証書その他改めて手渡されました。
ここで、先生が板書し始めたのがこの数式。

lim(1+0.0000001)n=+∞  ←「n乗」表記ができないわ
n→+∞

卒アルの個人写真ページで、先生のコメントとして載っていたものです。
うろ覚えですが、先生の説明はこんな感じでした。

1は何乗しても1でしかない。しかし、
1にわずかな数値でもプラスしたものの乗数なら、
限りなく無限大に近づくこともできる。
つまり、日々の小さな努力を積み重ねて大きな成果を目指しなさい。

高校に入って、娘が持ち帰る数学の答案は、
中学のときには考えられなかった立派なものでした。
「この先生が中学にいてくれてたら」と思ったものです。
最後の数学の授業が終わりました。

職員室の前を通って外に出ようとしたとき、
中の先生に声を掛けられました。図書館の管理をなさっていた先生です。
1年生のとき、
土曜日や夏休みなどによく図書館に入れてもらっていました。
2年生以降、下の学年の授業時間の都合で、
図書館に入り浸ることもなくなって行ったようですが、
よくしてもらった先生です。
読みたい本がどこにも見つからず、
先生と国会図書館に行こうかと計画していたこともあります。
その先生が、
娘の卒業制作の絵を図書館に飾りたいと言ってくださいました。
名誉なことです。

娘の3年間、
途中テンションがゆるんだ時期もありましたが、
自分自身と、そして学校にも、
何かを残せた3年間だったのではないでしょうか。

卒業、おめでとう!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッピーな高校生活

2010-02-25 23:19:00 | 学・楽・感
『ハッピー』と呼ばれる娘の友達、
そう呼ばれる所以は、割愛。
ハッピーならそれでいいじゃない。

娘とハッピーとの出会いは高校の入学式。
登校した順に校庭のクラス表示に並んでいく、そんなときでした。

2人は同じクラス、列に並んだとき声を掛けたのは娘だったと思います。
いつもそう、
一人っ子の娘は、「自分から動かないといつまでも一人」を知っているので。
いきなり笑顔で会話し始めた2人に、ほっとしたのは双方の母ですね。
あとで名簿を見ると、クラスの25人全員が違う中学出身だったし。

出席番号が前後で、
教室での席も並んでいたので、またおしゃべりが弾みました。
なんとなく、雰囲気の似た2人。
色白で茶髪届けの必要な長い髪。
違いは、ハッピーの方が背が高くほっそりさんなこと。

それからの3年間は、コースごとのクラス編成の為2人はずっと同じクラス。
娘の話題に、ハッピーは断続的に出没しました。
私たちには、きわめて意外なことでしたが、
娘はクラスで、面倒見のいい姐御のポジションだったようです。
特にハッピーに対しては『世話係』のような。
2人の凹凸がかみ合ったのでしょうね。

高校に登校するのはあと数日となりました。
卒業記念行事で、
フルコースランチとミュージカルの集いが予定されていました。
現地集合です。
ハッピーと待ち合わせをして向かうことにしたそうです。
ハッピーの希望で。
時間と場所を決めるだけのメールでのやり取りなのに、
どうも、表現と理解に隔たりがあって話がまとまりません。

「ハッピー、何が言いたいねん?」

そんなことも、楽しい思い出になることでしょう。

ハッピーで始まり、ハッピーで終わる高校生活!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵本

2010-02-22 22:32:41 | 学・楽・感
娘の学校の卒業制作展で特に印象に残った作品、
それは、絵本の装丁でした。

美術コースの、と言うには、特に絵が上手と言うわけではありませんでしたが、
書店や、図書館にこれがあったなら、
手に取ってみたいと思わせる作品でした。

テーマやお話の展開がとてもよくできているので、
何か参考にしたものがあるのかと思ったのですが、
娘にきいてみると、どうやらオリジナルのようです。
それなら、なおさらすばらしい!

「大切に思っているものを奪われていく」というエピソードが、
何人かの人達で繰り返されているものでした。
奪われたものは、本当に大事なものだったのか、
それが、なぜ奪われてしまったのか、
そして、どうすればいいのか、
そんな問い掛けが隠されているようでした。

短い文章と、特徴的な大きな絵で、
小さい子どもには、もちろん楽しめることでしょう。
それが絵本です。
大人にとっては、考えさせられる内容も含んでいます。
ご時世でしょうか、環境問題にも触れられていました。

絵本原画展に出品してみてはどうでしょう。
ボローニャは出品作品全部に評価は付けてくれるそうですから。

今年、娘の同級生がプロ漫画家デビューするということですが、
他にもチャレンジして欲しいものです。
まずは、学校が、いろいろな情報を持つことですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業制作展

2010-02-21 15:58:55 | 学・楽・感
高校では3年間、デザイン美術コースに席を置いていた娘。
2学期から、卒業制作に取り組んできました。

デザ美コースは、途中から2つに分かれます。
「ファインアート」と「ビジュアルデザイン」
私の単純なイメージでは、
ファインは油絵・彫刻、ビジュアルは主にパソコンを使ったグラフィカルな作品、
そんな分け方だと思っていました。
しかしそれは、制作過程や出来上がりで決まるのではなく、
「なぜ制作するのか」で決まるということを、
学校見学会での担当の先生のお話で理解しました。
娘は忘れているんじゃないかと思いますが。

『ファインアート』というのはまさに『作品』で、
自分が思い描く物を表現し、出来上がった後評価を受けるもの。

『ビジュアルデザイン』は言わば『商品』で、
契約によって成り立ち、完成品の処遇も決まっているもの。

そんなわけで、私のかつてのイメージとは全く違って、
両者それぞれに多様な表現方法が用いられていました。

ファインは、力量の差、取り組み姿勢の差が如実に顕れていました。
展示の方法では、タイトル・作者名だけでなく、
画材の説明などもあれば、美術展らしくなるのにと思いました。

娘も所属するビジュアルは、当然のことながら、表現は多彩。
パネル展示あり、Tシャツへのプリントあり、アルバム、絵本、
そして、クラフトの大作も。

娘の作品は、
ドローイングソフトを使ったイラストレーションで、
縮小版を先に見ていましたが、大きなパネルに仕上げられていました。
和装の人物画が好きで、それを中心にした不思議な世界。

ご親戚への結婚記念のアルバムというのもありました。
目的が決まっての制作という意味では、これこそがビジュアルデザインです。

作品ごとに、制作の目的過程の説明文が付いていました。
ビジュアルデザインとしては当然必要なわけですが、
これがいささか、チープな表現でした。
プレゼンも作品の内、という自覚が欲しかったな。

今まで学校に出向く用事には私しか出席したことはありませんでしたが、
今回は、初めて夫も同行しました。
校舎の工事が終り、初めて見る娘の学校の美しさに感嘆しきりでした。
こんな環境で美術を学べた娘がうらやましいと。

ほんの1時間ほどの観覧でしたが、
楽しませてもらえました。
彼女たちのこれから先に、期待をしつつ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春休みの宿題

2010-02-20 22:06:58 | 学・楽・感
『春休みには宿題がない』

世間一般ではそう言われていますが、
娘には、宿題のない春休みはあったでしょうか。
たぶんなかったね。
学年が変わるときはもちろんのこと、
小から中へも、お受験抜け以外は丸々同じメンバーで上るので、
たぶんなんかあったような。
高校入学前だって、今はどこの学校も説明会で宿題を配るもの。
これは簡単だったから、すぐ終わったみたいだけど。

そして、今回、
卒業式がまだなので、厳密には春休みとは言えませんが、
大学入学までの間にということで、
今月初めにあった入学説明会で課題が出されていたそうです。
そんなもんあるんか・・・
入学してから学力の不足する学生に補習メニューがあるというし、
入試が終わったからと言って勉強忘れるなよ、という姿勢ですか。

よく聞いてみると、
「入学式までにこれを」ということではなく、
いくつかに分割され、提出期限が順々に決まっているそうです。

『それって、郵送とかするん?』

私の質問は極普通ですよね。
しかし、そんな作業をしている様子がないのも事実。
娘の返事は、

『メール、携帯で』

おー、そんなことになっていたのか!
携帯で授業の出席確認をするというのは聞いたこともありますが、
提出物までだなんて。

郵送や持込みと違って、何かの事情で遅れる心配がほとんどない分、
期限ぎりぎりまで OK
しかし、それを1秒でも過ぎたら猶予なく OUT

そんな時代に生きているんだよ、君達は。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パジャマ

2010-02-19 23:39:45 | 衣・職
家族の中で、夫が一番デリケートな肌をしています。
そのため、肌に触れる衣類選びは失敗も多く、
良さそうだからと買っては見たものの、
お試し数回でタンスの底に沈殿しているTシャツなど何枚もあります。

『パジャマ』これも難しいです。
寒がりだから温かくして寝たいけど、温まるとどことは言わず痒くなる。
上は半袖のTシャツを順繰り着ていたのですが、
やはり半袖は寒いということで、何かないか探したようです。

お風呂上りの私に、弾んだ声が掛かりました。

「やっと、上下揃いのパジャマが見つかったで」

ずっと前に買ったけど、しばらく忘れられていたもので、
寒からず、痒からずの一品。
それをばらばらで、あっちに合せこっちに合せするうちに、
引き出しの底敷きになっていたのでしょう。

みつかってよかったね。しかし、思わず口から出たのは、

「あんたのパジャマは神経衰弱か?」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事机

2010-02-18 23:58:32 | 衣・職
私が会社で作業用に使っている机は特注です。
社屋を改装して、パターン室とサンプル縫製場が一緒になったとき、
工務店さんに作ってもらった物です。
当時はまだ、CAD導入前で、
紙とスケールとシャーペンで「製図」をしていました。
使う紙の大きさを考慮して、設置場所での最大限にしてもらいました。

巾1メーター×長さ3メーター弱

しかし、PCを置いて、アパレルCADでの作業になって7年目。
本当は、もう広い机はいらないはずです。

1週間ほど前の様子です。

物置を越えている・・・

仕様書やら、サンプルやら、生地スワッチ、たぶんゴミも・・・

いつもがこうではありません。
今日の帰りにはすっきりしていました。

そのかわり、
頭の中が・・・探し物が見つからないかも・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春を集めて

2010-02-14 21:31:22 | 食・体
一人で朝早く起き、朝食を済ませ、
娘は旅立ちました。
卒業式はまだなので、プレ・卒業旅行とでも言いましょうか。
行き先は東京。

そんなわけで、
鬼の居ぬ間に『豆ご飯』計画!


豆ご飯 菜の花の辛し和え いかなごのくぎ煮

春のメニュー集合となりました。

何時間かさかのぼって、お昼ご飯を思い出すと・・・

ただのカップ麺ですが、中はほら、なんとも春らしい。

母の病院に行った時、周りの山を覆う木々をよく見ると、
枝先がどうも赤っぽく見えました。
もしかして、あれはみんな桜?
ひと月半ほど先、どんな世界になるのでしょう。

そんなことを思っての帰り道、
セルシーで、ET-KINGのライブに遭遇。
『サクラサク』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お父さん~~

2010-02-14 21:20:02 | 衣・職
休日の朝、珍しく何度も玄関チャイムが鳴ります。
どれも荷物の到着。

そのうちの一つがこれ。外箱を開けると、



そして、さらに中身は、



どこかで聞いたことのある、お父さんスリッパです。
義父母用の携帯を機種変更した時のプレゼント。
片方のお父さんは、
ほっぺを押すとしゃべります。何通りか。

さっきの箱に片方づつ入っていたわけではなく、二足ありました。
一足は私、履こうかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『引継ぎ』は長丁場

2010-02-13 23:26:18 | 
私が経験したことの中で、
「できたらこれは避けたいと思うこと」
ランキングのかなり上位に入ることに『引継ぎ』があります。

自分がその職を離れる時にはもれなく付いてくることなのですが、
選択できるなら、辞めずに仕事続けてもいいと思うほど面倒です。
ある程度、一緒に活動した人にならまだマシですが、
全く新しい人に、一から十までは苦痛です。

大体、人に頼み事するのがへたで、自分でやってしまうタイプ。
なのに、すべての段取りを説明する、しかも短期間で・・・あぁ・・・

自治会の引継ぎです。
2年任期で総入れ替え。
しかも、資料無し。
この先もずっと同じことが続くので、
何か手がかりになるものを残さなくてはと思い、引継ぎ連絡書を作りました。
単独行動です。
そういうことで、連絡会議は私が仕切りました。
会長を差し置いて。

A3二段組書類2枚、到底1時間では無理。
よく2時間近くも新役員さんおとなしく聞いてくれました。
ご清聴ありがとう。
でも、かなりの脱線。
蛍光灯の換え方とか、そんなことに時間掛けてどうするの。

成果としては、
新役員の中で、足引っ張り役の見当が付いたこと。
ま、私は離れるけどね。

次は、行事予定と予算編成。
ため息出るわ。
20人の予算会議は多いかな?人選考えよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする