*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

マスターズ甲子園

2015-11-23 23:17:16 | 学・楽・感
高校球児なら誰もが目指す『甲子園』
彼らもかつてはそうだったのでしょう。



マスターズ甲子園、聞き慣れない名称です。
これは高校野球部に所属したOBが出身校ごとにチームを作り、
夢よ再びと汗を流す部活動延長戦なのです。
参加資格は25歳以上。
重要なのは、決勝戦だけは甲子園で試合ができるということです。
とは言え、本線は既に終了しています。
トーナメント途中に敗退したチームが集い、
敗者復活戦?でもない親善試合が行われました。
早朝、球場外に集合したのはそういった面々です。



一般客は観戦できません。
このステッカーを手にした参加チーム関係者のみが入場できます。



私が観戦した母校の試合は第1試合だったので、
集合時間が早いのが難点でしたが、
試合開始前にグラウンドに入らせてもらえたりと、
滅多にできない経験をさせてもらえました。
野球部と仲良くしていてよかったな!



背番号78は私達が在学中顧問だった先生です。
番号は年齢だということですが、それにしてはお元気でした。
登録選手の中に同期は3人。
年齢をものともせず?奮闘しましたが、
対戦相手は20代の若手を擁した強者です。
平均年齢50歳の老兵揃いでは(失礼)推して知るべしとなりました。
しかし、よくがんばりました。
試合後のミーティングでは、
来年に向けての訓辞を垂れる先生の姿がありました。
来年の背番号は79ですか?



戦いが済めば直ちに退場です。
第2試合に向けてグラウンド整備が始まりました。
こんな光景を生で見ることも貴重です。
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ふんばろう

2015-11-17 20:29:11 | 学・楽・感


ネクタイを買いに行ったとしましょう。
気に入ったものを手に取っていると、店員さんが近づいて来て、
「今のスーツにお似合いですよ。」
そんな風に薦められることはよくあると思います。
似合わないと言われているわけではないのだから、
それなら、これにしよう!となるのが普通の流れです。

しかし、そう言われたら買わないと決めていたのが私の父です。
ひねくれ者ですが、父の持論はこうです。

どれかに合う物をと選べば、他のには合わないものだ。
どれかに合わそうというのではなく、
面白いと思った物を選べばどれにでも合う。

だからでしょう。
父のネクタイは個性的な色柄が多かったのです。
地味とか派手とかいう分類はできません。

父が亡くなって10年以上たちました。
なぜか私の手元に残っていた数本のネクタイ達が、
この度、旅立つことになりました。

ふんばろう ものづくり プロジェクト

これは、言わずと知れた東日本大震災復興活動の一つで、
服飾資材などの不用品を募っての手作り品作成と販売を行っています。
今回はネクタイ生地を使ってぬいぐるみベアーを作るそうです。

誰がこんなネクタイしてたの?と思うような、
いちびったベアーができあがっていたら、
それが、元父のネクタイかもしれません。
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つくし?

2015-11-16 20:55:48 | 学・楽・感
昨日、母の住む老人ホームへ向かっていた時のことです。
何気なく、道路脇の溝の斜面を見ながら、
春先にはここにツクシが生えるのよね、なんて思い出していると…
私の頭の中の景色が投影されたのかと思う光景が目に飛び込みました。



ん?
ツクシ??
なんで?
一瞬、スギナにも見えたのですが、



アップにするとこんな感じ。
ツクシです。
うそ~ん!
しかし、私がスギナかと思った理由がわかりました。
緑なのです。
全体ではないけれど、下半分が緑です。

いや、緑とかなんとかどうでもいいです。
11月15日ですよ。
それが問題です。

野草に詳しい友達に写真を見せてみました。
自分の知識の中にはなかったようで調べてくれました。

イヌスギナ

という植物、いや、菌類ですか、そういうものがあるそうです。
スギナの先にツクシの頭を乗せたような身なりをしているそうです。
しかし、私が見たのは身体もツクシでした。
私も調べてみると、
イヌスギナと真正ツクシ(スギナ)の交配種というのが見つかりました。

素人には正式には何であるかはわかりませんが、
珍しい物を見たということです。
1本抜いて母へのお土産にしました。
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Foujita

2015-11-15 20:52:24 | 学・楽・感


あなたはフジタを知っていますか?

ええ、知っています。十分ではありませんが。

私ならそう答えるでしょう。
藤田嗣治の作品に出会ったのは何年も前です。
単独展ではありませんでした。
同時期に活躍した画家の作品とまとめてでした。
しかし、初めて聞く名前、初めて見る作品が新鮮でした。
そして何よりも本人の写真は衝撃でした。
昭和前半のお堅い日本人のイメージとはかけ離れていました。
オダギリジョーに拍手です。見事に再現されていました。

映画では、
フジタはすでにパリで成功した日本人画家として描かれていました。
下積みがあったかどうかはわかりませんが、すっ飛ばされていました。
彼に続けと渡仏して来た若手画家に対して、こう言い放ちます。

ここで勝負する覚悟があるか

単に留学で箔を付けようなどという甘い考えを打ち砕く言葉でした。

藤田嗣治という人は、
どんなことをしてでも絵を描きたいという人だったのではないでしょうか。
太平洋戦争中、日本でのフジタは戦争絵画の第一人者でした。
国民の戦意高揚を目的とする絵画展があったとは知りませんでした。
各地で活躍する日本兵を描いた作品(想像?)が展示されます。
フジタにとって、
戦争の支持不支持はどうでも良かったのではないかと思います。
支持協力することで絵が描けるなら、それが自分の進む道だと。
だとしたら、パリにあっても、
まずはポリシーより、金と力に擦り寄って行ったのかもしれません。
名前が売れれば、あとは好きなように動けますから。
芸能人が異業種に手を出すのに近いと言えます。
やがて終戦、
戦争絵画展に協力したことにより戦犯の汚名を着せられます。

再びパリへ。
絵を描けるところならどこへでも…どんな手段でも…
そんな純粋な画家だったのではないかと思うのです。
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紅葉はまだまだだね

2015-11-14 20:45:36 | 学・楽・感
そうだ、京都に行こう!

てなわけで行ってきました、京都。
しかし、どういうわけか、春に続いて今回も雨…
雨でも京都は京都とは言え、やっぱり私が原因なのか?

今回は紅葉と言えば!の永観堂、そしてその近くの金戒光明寺へ。

  まだまだです。

緑の苔の方が美しかったりして… 

  構図的にはこんなんもありです。

次行ってみよう!

  

 ちょっと珍しい鬼瓦は箸休め。

雨なのは覚悟の上だったし、紅葉も早めなのは承知していました。
しかし、この次となると夫と行動を共にできるのは2週間後。
その頃の方がいい感じなのかも知れませんが、
気分の方が終わってしまっているような気もして、
強行しました。

京都に行く目的はもう一つありました。
弁当箱専門店で弁当箱を買うというもの。
何も京都でなくても、な目的ですけど。



職場に持って行く弁当箱がずっと間に合わせだった夫用(黒)と、
最近おにぎり2個ほどしか持って出ない娘へのお土産です。
この写真、ツイッターにアップしたら、
オーナーのフランス人、トマ・ベルトランさんがハートをつけてくれました。
お店の中は外国人観光客ばかり、
聞こえてくるのは英語とフランス語。
まるで私達が外国で買い物をしているようでした。
そんな経験も京都だから? 
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『55歳からのハローライフ』

2015-11-08 22:41:43 | 学・楽・感
娘が小、中学生の頃でしょうか、
同じ著者の類似タイトルの本を読んだのは。

13歳のハローワーク

それは子供向けに書かれた職業事典のようで、
様々な職業についての解説が載っていました。
PTA図書で借りていたので返却期限があったので、
ゆっくり子供と話しながら、
のような読み方はできなかったと思います。
子供に見せたのかどうかも記憶が曖昧です。
覚えているのは、自分の仕事を探したこと。
デザイナーだけでなくパタンナーも載っていて、
ああ、良かったなと思ったのを覚えています。

さて、今回読んだのは、同じ「村上龍」による、

55歳からのハローライフ

第二の人生とよく言います。いつからなのか…
女の場合は結婚したり、子供を持ったとしたら、
そこで生活のし方が大きく変わります。
それまでの仕事をやめてしまうことも多いからです。
男の人はやはりリタイアした時がそれになるのでしょう。
どーんと一気に変化が訪れるような気がします。
仕事だけではありません。
子供が独立し、また夫婦だけの生活が始まることもあるでしょう。
親の介護が加わる場合もあります。
様々な理由での熟年離婚の可能性(危険性)もあります。
そんな変化の兆しが見えるのが50代半ば辺りという設定です。

登場する人達はの設定年齢は60歳前後だったように思いますが、
50代になじんできた今、その先への予習として読んでみました。

離婚して自由にはなったけれど、結婚相談所に通う女性。

早期退職後の理想の生活を家族にダメ出しされた男性。

健康を損ねながらも働き続けなければならない男性。

子供の独立後、ペットを介した夫婦の関係。

恋心を抱く女性の秘密を知ってしまった男性。

お先真っ暗な感じですが、
皆それぞれにリラックスの方法を持っています。
それは、飲み物です。
コーヒー、紅茶、日本茶に中国茶、あるいは水といった。
気に入った飲み物を喉に通すことによって、
体から辛い出来事を流し出すように。
そういう物を何か持っているとのも良いことなのかもしれません。

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邦題『マイ・インターン』

2015-11-01 20:08:18 | 学・楽・感
映画サービスデーというものを今年はよく利用しました。
毎月1日1100円で鑑賞できますが、
私の場合はそれが日曜日である必要があります。
水曜日のレディスデーが祝日でもOKですが、これは逃しました。
そんなわけで、
今年最後のサービスデー利用可能日が今月あり、見てきました。

マイ・インターン

女性に人気のある女優、アン・ハサウェイ
そして、渋みを増した名優、ロバート・デ・ニーロ
二人の関係は、新進のネット通販会社社長と、
その部下として採用された、高齢者再雇用人員です。

テレビCMでは、
「プラダを着た悪魔から○年~~」
そんなキャッチフレーズが繰返されていたので、
続編なのか、でなくてもファッション業界で奮闘する女性がメイン、
そんな風に予想をしていました。
遠からず、でしたが…
プラダ~はどっぷりファッションブランドが舞台でしたが、
こちらはネット通販会社。
扱う商品はアパレルでもそれが前面に出てくるのではなく、
画面を占領していたのはコンピュータースクリーンでした。
IT関係の仕事をしている人の常として身なりへの気遣いは最低限。
キラキラ感はプラダ~とは雲泥の差でした。

意外なことに、
シニア・インターンとして採用された老紳士ベンは、
元電話帳製作販売会社社員というダサめの経歴にもかかわらず、
高級紳士服店を思わせるワードローブの持ち主。
ネクタイとともにハンカチも取り揃えられ、
『ハンカチは人に貸すもの』という名言が自然に聞こえました。
このハンカチが何度も女性の涙を吸い取るのです。
色男!

中盤、おや?と思ったのは、
主人公であるはずの女性社長ジュールズがそれほど輝いていないこと。

そういえば…上映冒頭浮かび上がった原題は、

The Intern

こういう場合、邦題は「インターン」となりがちです。
なのに、「マイ・インターン」
「マイ」が誰の所有格を示すのかと言うと、間違いなく、
アン・ハサウェイ演じるジュールズです。
なるほど!
元々は再雇用された高齢者の成功物語が軸になっていたのでは?
しかし、現在の日本では、
デニーロよりアン・ハサウェイの方が集客率は数段上です。
アン・ハサウェイ押しで女性客獲得を狙った!…と?
見破ってしまいましたが、残念なことは何もありません。

日本でも大きな問題である中高年の就活ですが、
そこでうまく立ち回れる人というのは、
求められる技術を持っていることは無視できないけれど、
人間的な魅力のある人なのではないでしょうか。
そんなことを感じさせてくれた映画でした。
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