*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

地下鉄を止める女

2008-09-29 23:22:48 | Weblog
また、新しい季節を迎えました。
こうして母の入院先に通い始めて4ヶ月が過ぎました。



ほら、あの田んぼ、今や、頭を垂れる実りです。

天気が悪く、時間より遅く感じる暗さの中、
帰りの地下鉄に乗り込みました。
ここは、地下鉄とは言っても、地上を走る区間です。
しばらくドアを閉じようとしない電車でしたが、路線の変わり目なので、
「しばらくお待ち下さい」のアナウンスもさほど気にも留めず、
動き出すのを待っていました。
それにしても遅い。

『○○駅で人身事故のため・・・』

新しい、そして詳しいアナウンスが流れました。
私が電車に乗り込んだのとほぼ同時にすぐ近くの駅で事故は起きたようです。
これは長丁場になると思ったものの、
他の手段を考えてバタバタするほどの急ぎでもなし、待つことにしました。
何度も何度もアナウンスがありました。
『救出中』
『現場検証』
『点検』
1時間近くたって、ドアは閉まりました。
長く止まっていたせいで、社内は満員。こんな電車は久々でした。

週が明けて、
CADの講習を受けることになっている日がありました。
午前中なので、自宅から講習会場に直行です。
全般的には参考になる内容でしたが、
ペースが速く、必死のぱっち!

ちょうどお昼に終わって、会社に戻ります。
地下鉄に乗ると・・・おや、動かない?
『○○駅で、お客様が線路に傘を落とされ・・・』
おいおい、今日もかよ。
何かアクシデントが起きると、地下鉄は、全線止めて復旧に当るようです。
『回収中』
『点検』
人身事故よりは遙に短い時間でしたが、
しばらくののち、無事電車は動き出しました。

2回も続けば、もう
『地下鉄を止める女』
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区民祭り

2008-09-27 23:12:32 | 
川沿いの遊歩道を含む細長~い公園、その一角で、
区民祭りが行われます。



遊歩道は、その催しに、行き帰りする人通りはかなりあるものの、
公園の大部分は、木々の世界です。
緑が少ないと言われる大阪ですが、こうして見ると、
どこまでも続く森のようです。

祭りの行われる区域は、広場になっていて、また、様子が違います。
どこからこれだけの人が集まってきたのか・・・

子供が遊べるゲームがあったり、
消防車や白バイの展示もあって、並んで写真を撮ることができます。
ステージ上ではパフォーマンスのプログラムが組まれています。
終わり近くには吉本の芸人さんの名前もあります。

一番人気は、
「牛乳パックをトイレットペーパーに交換します」というテント。
現実的ですね。
始まって、30分するかしないかで、
用意されたトイレットペーパーは消えていきました。
不思議なことに、
長蛇の列も、うまい具合におしりが見えました。

こんな様子を見ていた私が何をしていたのかと言うと、
自治会からの選出で、この日の警備に出ていたのです。
警備と言っても、指定の区域に立っていて、
場所の分からない人の案内をするくらいで、危ないことなどありません。
どちらかと言えば、退屈なくらい。
なり手がないときは、役員の中から誰かに押し付けられるので、
たまたま、休みの土曜に当っていた私に矛先が向きました。
交通費、昼食代という名目でいくらか頂けるし、
仕方なく承知しました。
損ではないけど、来年は遠慮したい仕事です。
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あぁ20年~結婚記念日

2008-09-25 22:57:50 | Weblog
お昼にメールの着信が・・・
私の携帯には「くーまん」というくまがいて、しゃべったり、メールをくれたり、
そのメールも、登録してある記念日に届いたりします。

結婚記念日おめでとう

くーまんからのメールで、思い出したのです。
夫にメールしたら、やっぱり忘れてて、なんて二人でしょう。
両方だから、どうってこともないのですが。

そんな私たちも、20年一緒にいるのですね。
今日と同様、普通の日を重ねて20年にもなってしまいました。
特別なことを考えたときもありましたが、
それもあり、これもあり、です。

私が中学生くらいの頃でしょうか。
誰かの法事があって、その後、お坊さんのお説教を聞きました。

昔の人は、結婚を申し込む時に、『苦労をかけるけど・・・』と言ったものだけど、
今は(思えばかなり昔)、『幸せにするから・・・』と言う。
結婚して、苦労を味わった時に、
「そのつもりで」と感じるか、「うそつき」と思うか。
だから離婚が増えたのだ・・・というお話でした。

その時私は、「苦労をかける」と言う人を選ぼうと堅実に思ったのです。

さて、夫は、なんと言ったでしょう。
一般的プロポーズの言葉や、その場所、全く覚えてないのです。
私の選択が正しかったかどうかは、検証できません。

ただ、結婚式の時に、集まっていただいたお客様の前で夫はこう言いました。

『・・・僕は、幸せになります』

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『ハリー・ポッター』シリーズ

2008-09-21 22:05:06 | 学・楽・感
7作、全11冊、今日読み終えました。

思えば、第1作『賢者の石』を読んだのは・・・
娘がまだ小学校に通う頃。
流行り物には余り手を出さない私ですが、
小学校のPTAで、回覧図書というシステムがあって、
たまたま、そのリストに入っていたので、申し込んだのです。
その時、続く巻は読むつもりはありませんでした。

ところが、その後しばらくして、娘が読んでみたいと言い出したのです。
当時まだ、携帯サイズは発売されてなく、ハードカバーを購入しました。
私と違い、娘は続きを読みたがりました。

『秘密の部屋』
『アズカバンの囚人』

と、二人で読み続けました。

映画は、1、2作をレンタルDVDで見て、
『アズカバンの囚人』で、初めて映画館に行きました。
本とはまた違う、映像ならではの面白い作りになっていました。

ここまで来たら・・・バックナンバーを揃えようと勢いづいた私。
しかし、娘は違っていました。
この先を読み続けたのは私だけです。
映画は、前作まで家族で見に行ったのですが。

読みきって思うこと。
仮に1作1作読みきりでも楽しめるストーリーだとは思うのですが、
もちろん、1本の流れの上に順に乗っているわけで、
作者は、
この長いストーリーの全てを作り上げた上で書き始めたということなのでしょうか。
登場人物の関わり方や、心情の変化が、書き足しではつながりません。
第1作(?)で気になっていた、台詞の1つが、
最終巻で理解できました。

そして、
『もう一度初めから読んでみましょう』
という声が聞こえてきそうなラストシーンでした。読んだ人ならわかるよね。
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おばあちゃんの手鏡

2008-09-14 22:41:52 | Weblog
先週の平日に母の病院には行ったので、この休みはパス、とも思ったのですが、
元の実家近くまで買い物に行く用事があったので、夕方でしたが寄ってみました。

もう、いつもの編み物タイムは終了していました。
夕食までしばし休息でしょうか。

母とは対角線の最長老のおばあちゃんは、横になって、テレビをご覧です。
その頭には、ニットの帽子が。
おばあちゃんも、先週編み針を動かしていたのですが、
かぶっていたのは、母が編んで差し上げた物でした。

時折、おばあちゃんは、手に持った鏡を頭の上にかかげ、
腕も疲れようにと思うくらい長く、その姿勢で、
帽子の様子を眺めていらっしゃいます。
空いた手で、はみ出した髪を整えたり、帽子のかぶり具合を変えてみたり。
母が得意のお花のモチーフを付けてあげたようで、
お花の位置を脇にしたり、前にしたり、何度も何度も・・・
少女のような可愛らしいしぐさです。

失礼ながら、
しばらくの間、
身に付けるものにこれほど執着なさったことはおありだったでしょうか。
身なりを美しくしておこうと思う気持ちは、
女性にとっては、大きなパワーになるものです。

明日は敬老の日。
敬うべきは、齢90を過ぎても尚灯る『女心』ですね。
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介護認定

2008-09-11 22:46:31 | Weblog
母の介護保険が切替時期を向え、更新の為の介護認定が必要になりました。
ケアマネージャーさんの面接です。
ホームにいた時はもちろんのこと、一人暮らしをしていた時も、
母は家族の立会い無しでそれを受けていました。
今回初めて私が立ち会うことになりました。

名前、生年月日から始まって、いろいろなタイプの質問が繰り出されます。
最初は「今の季節は?」
母の様子を見て、なんとも申し訳なさそうになさっていましたが、
ここがきっと、チャートの大きな分かれ道なのでしょう。

面説官のケアマネージャーさんは、大変感じのいい方でした。
質問の内容が丁寧でわかりやすかったのはもちろんのこと、
私たちの話もじっくり聞いてくださいました。

また、今後の生活を、老人ホームなどの施設で考えているのなら、
ある程度の介護度が必要なのがおわかりなので、
ちょっと無理かなと思えるようなことまで「できる」と言ってしまう母に、
質問の方向を変えて詳しく訊ねてくださったり、
「じゃあ、やってみましょうか?」と、自分で見て判断をしようとしたり、
とても細やかに対応してくださいました。
また、単純に選択肢のどれかにチェックを入れるというのではなく、
補足記入について、納得できる説明もしてくださいました。

介護度の数字が大きくなるということは、
母にとってプライドに関わる問題でした。
だから、以前、ホームの提携医院のお医者さんに、
「みんな介護度を上げてくれ言うのに、上って腹立ててるのはあんたぐらいや」
と言われた意味がわからなかったそうです。
母がそれを理解したのは、今日の面接が終わってからでした。
まあ、疑問を持ったり、理解をしたり・・・しっかりしているということです。

何度かこういった経験をしている母も、
「今日の人は丁寧やった」という感想を持ったようです。
私も同感ですが、何分、初めてなので、
これから先は、この人が私の基準になるということです。
ハードルは高くなりました。

退院となったあとのアドバイスもいくつかいただきました。
しかし、ジョクソウが完治するまでは、ホームでの受け入れは無理です。

完治=退院のめどは、立ちません。

主治医からははっきり言い渡されました。
この状態が長引くようであれば、転院の可能性もあるそうです。
ベッドから離れて生活することはできるのか、
その時、どんな道があるのか。
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あみもの熱

2008-09-07 22:17:53 | Weblog
2週間ほどの間に、母は帽子を5、6個編んでいたようです。
また新しい毛糸を手にしていました。

ふと、
病室に、視線をめぐらすと・・・
先週、嬉しそうに帽子をかぶって見せてくれた方が、手を動かしています。
そしてもう一人、
眠っているところしか見たことのなかった別のおばあちゃんの手にも、
毛糸が絡んでします。
こちら、なんと、91歳の超おばあちゃんです。

母の持ち込んだあみもの熱が、院内感染?
こんな広がりなら歓迎ですけど。

手を動かし、
編み目を数え、
すこーし先に期待を持つ、
きっと、いい刺激になることでしょう。

目の疲れ、肩こりには、ご注意くださいませ。
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百戦錬磨

2008-09-06 23:58:13 | 衣・職
仕事上、年下の男性から、こんな言葉を頂戴したら・・・

ショックでした。

「経験豊富で、多岐に渡る知識を持ち合わせている」
そんな意味合いで、使ったようですが、
本来の意味、用途とは別に、受ける印象はあまりよいものではありません。

「修羅場を潜り抜けてきた」
「すれっからし」昔はよく聞いた言葉です

そんな受け止め方をしてしまいます。
感覚的なものなので、どちらが正しいとも言えない部分がありますが、
その場合、受け取る側の気持ちが優勢と考えてはいけないでしょうか。


goo辞書で調べましたら、
多くの戦いできたえられること。多くの経験を積んでいること。「―の勇士」

戦国武将じゃないんだし、
女の私に対する褒め言葉には思えません。
私より一回りくらい上の女性からも、
「他では使わないほうが」と釘を刺されていました。

この人を営業に出してよいものでしょうか。
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