*165*はこうやって・・・

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*165*の日々です

奈良に咲く花

2009-05-05 22:01:52 | 学・楽・感
娘はピチピチ17歳。
ということは、数えで19歳となります。
今年が厄年に当るということを知ったのは、2ヶ月前。
節分はとうに過ぎ、
まして、去年前厄、今年はもはや本厄だったのです。
厄払いのお参りに行こうとなったのがこの休み。
厄神さんでもいいけど、
彼女を守って下さる「大日如来」様をお祭りしているところへ、
そんなことを考えて選んだのが、

奈良『唐招提寺』でした。

西ノ京から、先に薬師寺へ。とにかく、立派でした。
四天王様を前に、お召し物をレイヤーと、
見上げた天井絵をアールヌーボーという私と娘、
罰当たりでしょうか。

昼過ぎとなったので、目的の前に食事をとったのですが、
その食堂を出ると、本格的な雨空でした。

先に見た薬師寺とは違い、
唐招提寺は、質素で、またさらに歴史を感じるところでした。
時期がよかったのか、多くの種類の花が咲き競っていました。


まずは菖蒲、次にツツジ、そして、白いのは『ケイカ』
この、ケイカというのは、アジサイに似た花のつき方ながら、
見上げるような背丈です。
鑑真和上の故郷『揚州』付近でしか見られない植物で、
日本では、唐招提寺と皇居にのみ植えられており、門外不出とか。
他にも、藤棚があったり、ビワが実を結んでいたり、
初めて見る植物もありました。

大日如来様はいらっしゃったからよかったものの、
場所を移して、特別展が催されていたので、
仏像はさびしい展示でした。
その分、外の花々が楽しませてくれたように思います。

この日、一番の盛りは、傘の花だったかもしれませんが。