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ノープロブレム・ダイアリー

何があっても気にしない。
ノープロブレムでお気楽にいきましょう。

6月の読書記録  

2013年06月30日 | 読んだ本・観た映画

今月は、結構時間があったのか、比較的たくさん読んだ気がします。

すぐ忘れてしまうので、記録、記録・・・・

 

これを食べれば医者はいらない   若杉友子

   確かに参考になる部分もあるし、著者が勧めている方法をすべてやれば健康になるのかもしれませんが、

   なかなか難しいのも現実です。

   調理する時は右回転(時計回り)がいいとか、片栗粉は身体を冷やすので葛粉にした方がいいというのは、発見でした。

   白砂糖もよくないそうですが、今すぐやめるわけにはいかないので、心して調理しようって気付かされました。

   いろんな方がおっしゃってますが、結局は、体温を上げると健康になるってことなのよねぇ。。。

遅読のすすめ  山村修

シンデレラ・ティース   坂木司

   以前『和菓子のアン』を読んで好きになった作家さん。

   前作では、デパ地下の和菓子売り場の売り子さんがヒロインでしたが、

   今回は、歯医者恐怖症の女子大生がデンタルクリニックのアルバイトになってしまい、その活躍?を描いた作品。

   登場人物が優しい人ばかり・・・というのは、ほのぼのしていていいですねぇ。

普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した 夢をかなえる勉強法   安政真弓

    勉強法のハウツー本に近いのですが、私が興味をもったのは、著者が東大を受けようとしたそのパワー。

    もともと学生時代にもチャレンジしたそうですが、2浪の末早稲田に進学した著者。

    それから数十年、次男が東大不合格で、予備校に通う時、私も・・・・とチャレンジして、

    翌年、見事合格。(次男は不合格で早稲田進学なんですよねぇ。。。。)

    この行動力とパワーに脱帽です。 

 ⑤神様のカルテ 3     夏川草介

     好評シリーズ3作目。 チョビはDVDを見たそうですが、私は翔君の映画見ていません。

     これは、このまま本だけで満足。

物語で学ぶ 日本の伝統芸能 能   くもん出版

     ガイド時代、歌舞伎のことは耳にしていたのですが、そこから遡った能はよく知らなくて。

     初心者向け(子ども向け)入門書にトライ。

夢十夜  夏目漱石

     久々に読み返して。いろんな読み方がありますが、私は相変わらずストーリー重視。

     で、やはり第一夜の話が好きです。

日記をのぞく 日本経済新聞社編

     藤原定家、松浦静山、夏目漱石、坂口三千代、フロイス ・・・などなど、古今東西の方々の日記を紹介。

     時代が違えば、生き方も違う。人が違えば、感じ方も違う。

     紹介が多いので、実際の日記を読みたくなりました。

みをつくし料理帳 残月   田郁

     大好きな“みをつくし料理帳”シリーズ第8弾。 前作が2012年3月だったから、ほぼ1年3か月ぶりの新作。

     待ち遠しかったのよねぇ。。。。

     この本を読んだ後は、なぜか丁寧に食事を作りたくなるから不思議です。

ほかにも実用書が3冊ほど。

ま、3日に1冊程度の計算です。

 

最近、また老眼がすすんだのか、長時間メガネかけてると疲れます。。。。

 

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映画『図書館戦争』

2013年05月27日 | 読んだ本・観た映画

久々に一人で映画館へ

 

観てきたのは図書館戦争 

有川浩 原作のこの本、はまったのは、数年前。

図書館で借りては、何度も読み返して、

結局、また読みたくなって自分でも買ってしまった・・・・という本。

 

ハリーポッターの時もそうですが、

原作を読んでいると、このキャストは違う・・・・と思うこともしばしば。

今回も、ここはそうそう、あそこは違う・・・

それはそれでアリかな、な~んて。

いろいろ思ってしまいます。

 

 

榮倉奈々さん、実はそれほど好きな女優さんじゃないのですが、

今、この役をできるのは、彼女だけかも・・・

堂上教官もきっと演じられる最適な人が岡田クン。

他の人は思い浮かばないほど。

好き・嫌いではなく、適役だな~と思える配役でした。

玄田役は、う~ん。。。。もうちょっとでっかい人をイメージしてたかも。

 

原作以上に、戦闘シーンが詳しく描かれていたり

誘拐された二人の救出シーンも、

私が好きな教官の手が見える・・・というくだりがなかったのが残念というか

思惑違い・・・でしたが、

2時間20分、十分堪能できる映画でした。

続編も期待したいな。。。

 

 

そうそう手塚を演じた俳優さんは、朝ドラ種市先輩役の男の子。

あまちゃんが失恋したお相手です。

今朝、思いっきり凹んだあまちゃんが、

ジェームスブラウンになっていたのは笑えたなぁ。。。

ま、思春期のコが凹んだ時って、こんな感じよね。

 

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『十二単衣を着た悪魔』  内館牧子著

2012年11月09日 | 読んだ本・観た映画

図書館で予約していたものの、176番目・・・なんて天文学的な数字がでてきたもので、

もう買っちゃえ!と大枚はたいてしまった本。

でも買ってよかった!!と思える、面白い本で一気読みです。

 

Amazonの内容紹介より・・・ 

59もの会社から内定が出ぬまま二流大学を卒業した伊藤雷。

困ったことに、弟は頭脳も容姿もスポーツも超一流。

そんな中、日雇い派遣の仕事で「源氏物語展」の設営を終えた雷は、突然『源氏物語』の世界にトリップしてしまった。

そこには、悪魔のような魅力を放つ皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮がいた。

一宮の弟こそが、何もかも超一流の光源氏。

雷は一宮に自分を重ね、この母子のパーソナル陰陽師になる。

設営でもらった「あらすじ本」がある限り、先々はすべてわかる。

こうして初めて他人に頼られ、平安の世に居場所を見つけた雷だったが…。

光源氏を目の敵にする皇妃と、現代からトリップしてしまったフリーターの二流男が手を組んだ。

構想半世紀、渾身の書き下ろし小説。

 

 

できすぎた弟をもつ主人公 雷だからこそ、できる弟・光源氏をもつ兄・朱雀帝の気持ちがわかる。

そして意地悪で可愛くない女性の代表のように描かれる弘徽殿の女御は、

実は聡明で、野心家で、物事の本質を見抜くすぐれた女性で

生まれるのが千年早すぎた、筋の通ったキャリアウーマンだったという

内館牧子女史ならではの視点。

源氏物語のストーリーは一応知っていたけれど、光源氏視点ではなく、弘徽殿の女御視点で見ていくと、

違う意味で面白くなります。

 

読み進んでいくにつれて、ぐんぐん引き込まれてしまった作品です。

源氏物語も、もう一度ちゃんと読み直したいなぁ。

 

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終末医療の問題

2012年10月22日 | 読んだ本・観た映画

試写会のチケットをいただいて、映画『終の信託』を観てきました。

周防正行監督、主演 草刈民代、役所広司、さらに大沢たかお、浅野忠信。

 

HPから引用したストーリーは、こちら

1997年、天音中央病院。

折井綾乃(草刈民代)は、患者からの評判も良い、呼吸器内科のエリート医師。

しかし、長い間、不倫関係にあった同僚医師の高井(浅野忠信)に捨てられ、

失意のあまり自殺未遂騒動を起こしてしまう。

そんな綾乃の心の傷を癒したのは

重度の喘息を患い入退院を繰り返していた江木秦三(役所広司)の優しさだった。

綾乃と江木は心の内を語りあい、医師と患者の枠を超えた深い絆で結ばれる。

しかし、江木の病状は悪化していった。

自分の死期が迫っていることを自覚した江木は綾乃に懇願する。

「信頼できるのは先生だけだ。最期のときは早く楽にしてほしい」と。


2か月後、江木は心肺停止状態に陥る。

江木との約束通り延命治療を中止するのか、患者の命がある限り延命の努力を続けるのか…。

「愛」と「医療」の狭間に揺れる綾乃は重大な決断を下す!

3年後、その決断が刑事事件に発展する。

検察官・塚原(大沢たかお)は綾乃を殺人罪で厳しく追及。

綾乃も強い意志でその追及に応える…。

 

 

 

医療か、殺人か、愛なのか…って感じで描いた作品なのかもしれませんが、

とにかく後味の悪いというか、う~ん。。。。って映画でした。

 

尊厳死って確かに大切なことです。

チューブにつながれて、ただ心臓が動いているだけで“生きている”といえるのかというと

私は、違うと言いたいし、そうなる前に殺してほしいとも思う。

 

ただ私はそうでも、父や母、オットやチョビはどうなのか・・・と問われると、断言はできません。

 

リビング・ウィルというか生きてはっきり意識のある間に、

きちんと話しておく必要がある・・・と思いました。

死に関することって、タブーというかなかなか口に出せないですが、

健康な時に、きちんと意思表示だけはしておくべきですね。

 

 

で、映画なんですが、実際におきた事件をもとにしているそうです。

医師が尊厳死させてあげようとしたら、突然患者が息を吹き返し(意識はないです、ただ苦しむだけ)

慌てて、安楽死を通り越して殺人に至ってしまった・・・

何年も苦しんできた患者を、願い通り尊厳死させてあげようと思う医師は、決して間違っていないと思うし、

そのまま楽に死ねたなら、見守っていた家族だって納得したと思うんだけど。。。。

致死量の薬を投与して死に至らしめた・・・となると、検事が指摘するとおり殺人になってしまう。

早く楽にしてあげたかった・・・という医師の気持ちも理解はできるのですけどね。

 

 

検察での大沢たかおの執拗な追求と、草刈民代のやりとりが、なんだか気分悪くって。

呼び出し状受け取って、検察に行ったら、

こんなふうに長時間待たされて、拘束されて、黙秘権認められながら、結局しゃべらされて、

検事の思っていた通りに誘導されて罪になるんだ・・・

な~んて思わされるラストでした。

 

週末医療と取り調べ、二重に重い、映画でした。

お金払っては行きたくないなぁ。。。。

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「つぶやき岩の秘密」 新田次郎著  

2012年10月16日 | 読んだ本・観た映画

1970年代、NHKで放送されてた少年ドラマシリーズは、

その頃少年少女だった人間には、思い出深い番組だったと思う。

筒井康隆という作家を知ったのも、このシリーズだった。

ドラマ「タイム・トラベラー」は、原作『時をかける少女』であり、

その後映画にもなって評判になるのだが、

私にとっては、このNHKのドラマ「タイム・トラベラー」が原点だ。

 

 

 

そんな少年ドラマシリーズの中でも、『つぶやき岩の秘密』は屈指の名作らしい。

題名に記憶があったし、主題歌になった石川セリの“遠い海の記憶”はしっかり覚えているのに、

作品のストーリーは、さっぱり思い出せないでいた。

見ていた記憶はある。

海の映像が何より幻想的で、

そのワンシーンだけは覚えていたのに、

内容がさっぱり思い出せなかったのだ。

 

 

原作を読んで、確かに、当時の私には難しかったかも・・・と納得した。

旧日本軍の地下要塞、隠された金塊、真っ暗な洞窟探検、謎の殺人事件。。。。

今なら楽しんで見られるけれど

当時の私には、オドロオドロシイ世界だったのかも知れない。

 

 

原作が新田次郎、脚本は鎌田敏夫 なんていうのも、ちょっとビックリ。

贅沢な作品だったんだなぁ。

 

    

児童文学というには、ちょっと難しい気がするけれど、

なかなか面白い作品だった。

 

少年が大人になろうとする時期、

少年らしい自立心や冒険心が、しっかりと伝わってくるし、

そんな少年を見守る大人たちの優しさや温かさが、

しみじみと感じられる。

新田次郎が描く大人たちは、なんだかステキだ。

 

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