おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

東急線「二子玉川駅」~京急線「六郷土手駅」。その5。ハマダイコンが咲き乱れる土手。海から12K。高規格堤防区間。ガス橋。キヤノン。(「都県境を探ってみる」。第21回目)

2023-05-09 20:39:08 | 都県境を探ってみる

ゴルフ練習場。

「たまリバー 残り9.8K」。

ハマダイコンが咲き乱れる土手。

 

ハマダイコン(浜大根)は日本全国の海や川沿いの砂地に自生する多年草。野菜の大根と同じアブラナ科の植物ですが、ハマダイコン(浜大根)の根は細くて野菜のダイコンとは全く異なります。ハマダイコン(浜大根)は食用や漢方に用いられます。

花色は薄紫色から白色で、大根の花に似ています。花径は2㎝ほどです。草丈は30~70 cmくらいで、群生して咲きます。咲く前の花芽はお浸しに、葉は塩漬けや炒め物に使えるそうです。ハマダイコン(浜大根)の根は細くて繊維質が多く、野菜の大根のように美味しいものではありませんが、おろすと大根おろしよりさらに辛い大根おろしになると言われています。

ぷっくりしたエンドウ豆のような実(種)ができています。

     「海から12K」。

※これは「荒川」歩きで見かけた「ハナダイコン(花大根)」。

中国原産の帰化植物。日本へは江戸時代の1835年頃に鑑賞用として渡来したものが、戦後になって野生化し、全国に広がった。欧米では最も伝統のある園芸植物とされている。別名を「大紫羅欄花(オオアラセイトウ)」「紫花菜(むらさきはなな)」「諸葛菜(しょかっさい)」「だいこんの花」とも呼ばれる。特に中国ではこの植物を食用として栽培しており、三国志の諸葛孔明が戦闘の先々でこの種子を蒔き、食料となるよう栽培したことから「諸葛菜」と名付けられた。

               

・・・

「たまリバー50キロ 残り9.0㎞」。

左手に大きなマンション。

古い石柱(「11.4K」)。保育園児がお散歩中。

振り返る。

対岸の武蔵小杉のタワーマンション群が次第に遠くに。

左に、桜並木の道が。奥は、「キヤノン本社」棟。

振り返る。桜の時期はさぞかし。

「高規格堤防区間」解説板。

荒川や隅田川の一部にある「スーパー堤防」と同様でしょうか?

「たまリバー50キロ」案内板。

ガス橋。

多摩川に架かる「ガス橋」は、1929年(昭和4年)、東京ガスの神奈川の工場から東京へガスを送るために、東京都大田区・神奈川県川崎市の間で架設されました。
 
当初はエネルギーの供給という機能のみの「ガス導管専用橋」として計画されていたものの、両岸の地域住民により一般の人も渡れるようにしたいと要望があがり、点検用の仮橋を人が往来できるよう1メートルの幅を持たせる計画に変更し、1931年(昭和6年)9月に瓦斯人道橋となりました。
 
昭和はじめの大田区下丸子付近には、白洋舎、日本精工、三菱精機などの工場ができ、川崎に住む工場で働く人々にとっては、それまで多摩川を渡るには下流の六郷橋か上流の丸子橋の他は船で渡るしかなく、「ガス橋」は大変便利な橋として重宝されました。
 
一方、もともと人が渡ることを想定して計画されたものではなかったため、最低限の幅しか設けていなかったにも関わらず自転車で渡る人やリヤカーを引いて渡る人などもおり、たびたび争いが起こっては近くの店の店主が仲裁に入ることもあったそうです。「けんか橋」の別名もありました。
 
1950年代になると多摩川をはさんで大工場が続いて建設され、ますます増大してきた交通需要にこたえるため、車の通行が可能な新たな「ガス橋」に架け替えることが計画されました。・・・1960年(昭和35年)6月に完工しました。

「ガス橋」は幅12メートル、橋長388メートルの大きな橋に生まれ変わり、今でも神奈川と東京都を結ぶ重要な交通路として活躍しています。
橋の下部にはガス管が通されており、東京ガスのパイプラインの動脈となっています。

建設当時の写真。

(この項、「東京ガス」HPより)

        

この当時の工場も一部を残して移転し、跡地は、大きなマンションになっています。

                 

                     

             2010年代のようす。ガス橋付近。右手に「キヤノン」本社。

対岸。

多摩川清掃工場。

              

振り返る。右に多摩川清掃工場。


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