おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

隅田公園。2021。梅めぐり散歩道。ユリカモメ。(「向島百花園」休園中)。春一番。ブログ開設から6000日目。

2021-02-04 20:01:27 | 隅田川

            

 

「隅田公園 梅めぐり散歩道」。

梅めぐり散歩道 梅と日本文化
 梅は遣唐使がもたらした花木で、たちまち日本人に愛されるようになりました平安時代になり、梅は上流社会の流行花木になり、和歌などに多く歌われました。
 梅にまつわる話では、菅原道真が太宰府に左遷されたとき、庭の梅があとを追って飛んだ「飛梅伝説」有名です。安土桃山時代には中国で愛されてきた松竹梅が日本化され、江戸時代からめでたいデザインとして、鏡、櫛、衣装、陶磁器などに描かれるようになりました。また江戸時代には、梅の品種が改良され、白、八重、一重、枝垂れなど200種以上の品種が創られ、梅の名所が各地に創られるようになりました。
 江戸幕府開府から400年を経て、ここ隅田公園に桜に先駆けて春の訪れを知らせる梅を植栽し「梅めぐり散歩道」を整備しました。

※「飛梅伝説」に関わる歌

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ《菅原道真 (『大鏡』》

5,6年ほど前から整備してきたようです。今年も梅が咲き始めていました。

2月3日(水)午前。快晴。まだつぼみのまま。

去年の同じ時期に比べて少し開花が遅いかもしれません。暖かさで一気に開花すると思いますが。

「マンゲツロウバイ」。

       

         

シダレザクラとスカイツリー。

足下には「スイセン」。

        

「水原秋桜子句碑」。

                 羽子板や子はまぼろしのすみだ川

公園内には、他にも正岡子規の句碑などが。

                          雪の日の隅田は青し都鳥

「ミヤコドリ」「ユリカモメ」(「Wikipedia」より)

『伊勢物語』では、

・・・

なほ行き行きて、武蔵の国と下総の国との中に、いと大きなる川あり。
それをすみだ川といふ。
その川のほとりに群れゐて、

「思ひやれば、限りなく遠くも来にけるかな。」

とわび合へるに、渡し守、

「はや舟に乗れ。日も暮れぬ。」

と言ふに、乗りて渡らむとするに、みな人ものわびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。

さる折しも、白き鳥の嘴(はし)と脚と赤き、鴫(しぎ)の大きさなる、水の上に遊びつつ魚(いを)を食ふ。

京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。


渡し守に問ひければ、

「これなむ都鳥」

と言ふを聞きて、

名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと
 
・・・
 
とあります。しかし、「都鳥」は全身が白くなく、黒毛が目立ちます。そこで、その表現に近い鳥は「ユリカモメ」のことではないか、と。一方で、嘴や脚が赤くはないのでやはり「ユリカモメ」とはいえないのではないか、とも。
 
都鳥=ユリカモメ? 正岡子規の句中の「都鳥」は「ユリカモメ」を指すと思われますが。
 
ハトに混じって餌をついばむユリカモメ。
 
スズムシの生育地。
 
「吾妻橋」からの隅田川。
 

ところで最近は、毎年訪れる「向島百花園」。

今年は、現在閉園中(「緊急事態宣言」発出のため)。これから見頃なのに誠に残念です。

今は、「向島百花園」Twitterからようすを確認するしか・・・。                                                

                               (Twitterより)

気象庁はきょう、関東地方で「春一番」が吹いたと発表しました。去年、関東地方で春一番が吹いたのは2月22日でした。統計を取り始めた1951年以降、最も早い記録のようです。

北国ではまだまだ寒さが続いています。

※このブログを開設してから今日で6,000日目。我ながらよく続いていると感心します。


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