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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

地球一等席。

2021年08月16日 | 百伝。

お盆期間は、ずっと高齢者施設で働いておりました。

人手不足です・・・・と言いながら、こんなパンフを読んでいました。

鬱(うつ病)は心の病で、躁鬱(そううつ病)は脳の病気だとの事。

でも、毎日のテンション(心の張り)が一定なのも、どうかな?

高齢者を認知症だと決め付ければ、介護の責任転嫁、レベルのテンションは緩くなります。

子供を発達障害だと決め付ければ、教育上の責任転嫁、教師の逃げ場が広くなるのでは?

先日、NHK のテレビ番組「地球タクシー」を観ていました。

主人公は、東京の女性タクシードライバー(64歳)、61歳の時に個人タクシーに独立。

75歳まではドライバーとして働けるとの事。

同年代だけど、若い❗

信号も無いような山形県の山奥で生まれ育った理由ではなく、タクシードライバーとして面倒な事、危険な事、乗客に殴られた事、辛い事が沢山有ったけれども、東京の風景、特に東京夜景を見るのが大好きなので、だからタクシードライバーという仕事は大好きだとの事。

ここまでストレートに東京賛歌出来る人は、素晴らしいね❗

一瞬、僕も東京で介護タクシーを開業しようかという感情になりました。

人間には日々見える風景というものが大事なんだなぁ❗と痛感しました。

乗り合わせたいタクシードライバーさんでした❗

同じ風景、日常化した光景は、多分認知症の源かもしれません。

現状、施設利用者の8割が認知症、昨年日本の65歳以上の高齢者認知症は約600万人、4年後には約700万人へと急激に増加するとの予測。

世界規模では、3秒に一人が認知症になっているとの事。

地球上の誰もが、地球にサヨナラする前の通り道が見えるのが、地球の一等席。

我々人間自身が乗り物、安全運転ドライバー、一等席に座って運転しています。



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