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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

遊・・幟旗

2013年12月05日 | 千伝。
今日は、大きな病院に行き、小生の身体を診ていただきました。

帰りは、書店へ。

・・肝腎要とは、肝臓と腎臓のこと。

「すでに志があるならば、ことは果敢に行うべきである」・・と言ったのは中国文学者で漢字研究第一人者の白川静先生。

白川先生は、好んで「遊」という文字を使われていたとのこと。

「遊」というのは、吹き流しをつけた旗竿のカタチと子とを組み合わせたもので、旗竿を持つ人を意味したとのこと。

古代中国では、自分の暮らす土地(故郷)を離れる時、その氏族を表す旗を掲げて行動したとのこと。

旗には、神霊が宿るとのこと。

・・それを表現する漢字が、「遊」とか「游」の文字を指すとのこと。

「遊」、「游」は、ともに現在「あそぶ」という意味になっていますが、もとは、神霊が、あそぶということ。

神が、自由に行動することを意味したとのこと。

のちに、人が興のおもむくままに行動して楽しむという意味に用いられたとのこと。

~ 白川静 生誕之地に石碑に刻まれた文言です。~

遊ぶものは神である。
神のみが、遊ぶことができた。
遊は絶対の自由と、ゆたかな創造の世界である。
それは神の世界に外ならない。
この神の世界にかかわるとき、人もともに遊ぶことができた。
「文字逍遥 白川静」

白川先生の創造力・・凄いものです。

夕方、あみだそば本家「遊歩庵」に立ち寄りました。



越前おろしそば・・美味でした。


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