ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

お伊勢参道

2011年10月01日 | 百伝。
26年前に何度かの伊勢詣した頃、「おはらい町通り」はありましたが・・

「おかげ横丁」は、ありませんでした。

伊勢の赤福が、平成5年にオープンさせたとのこと。

その中に、参宮歴史館「おかげ座」という芝居小屋のような施設がありました。

映像シアターによって、庶民が、一生に一度の伊勢参りを夢見ての時空の旅・・そして、伊勢路の風土と歴史とともに紹介しています。

また、当時の「おかげ参り」の再現した歴史館・・大変興味深く面白かったです。

26年昔に小生が取材した内容のほとんどが、ここに集約されていて発信されているような・・

「おかげ座」でした。



小生の時間の都合に合わせて、素早くテキパキとご案内説明していただいた若き聡明美人な方にも感謝です。

さて、この「おはらい町通り」「おかげ横丁」・・。



赤福本店も含めて、ほとんどのお店に、魔除けとして、しめ縄に「蘇民将来子孫家門」の木札を掲げています。





これこそが、26年前に抱いた・・小生の疑問でした。

天照大御神の日本の最高守護神が、この伊勢におられるのに・・

なぜか?

「蘇民将来」という人物の登場です。

しかも、蘇民将来は、伊勢の神の領民になっています・・。

原点となる、日本の聖地・・伊勢での物語となっているのです。

アレレ?・・備後の国が舞台なのに・・。

ここでは、遠い備後の国の物語ではないのです。

伊勢は、欲張りです。

神の領民たる自負があります。

その創造力の源が、神に近づき、幸福に近づき、災いを避けるのです。

江戸時代・・伊勢への「おかげ参り」が日本各地で熱狂的なものになってゆきます。

これは、当時、伊勢から全国に発信した宣伝企画の綿密な仕掛けがありました。

翻って・・わが故郷の備後は?

備後の国、桃島に蘇民将来が生まれ暮しておった・・。

それぐらいのロマン伝説が必要かもしれません。

伊勢は、神領民たる素晴らしいアイデア豊富な国です。

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